微細な削り花のような風情の、白い花が森の中に咲いていました。キッコウハグマに似た花ですから、属性や名前を調べるのは容易でしょう。撮影したのは南三陸町南部の向山の雑木林内ですが、今の季節なら低山から深山のあちこちに咲いています。花が少なくなった9月以降では貴重な存在ですね。植物図鑑で調べると、キク科モミジハグマ属のオクモミジハグマのようです。 . . . 本文を読む
花泉町永井地区北部の、金流川にほど近い集落道を歩いていると、畑跡の荒地に
奇妙な実を付けた草が生えています。
同行する先輩が「雑草図鑑に載ってたね。外来の害草なんだけど、名前は忘れた。」
図鑑持ってるなら調べてメール下さい、とお願いしました。
それにしても変った形状の実ですね。機械部品のギアのような、或いは回転式拳銃
のリボルバーのような、幾何学的な形が印象的です。
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花泉町永井地区北部の集落道を歩いていると、黄色い実がたくさん生っている小高木
がありました。小高い山の斜面に生えている木で、その上にはお屋敷が建っています。
このあたりの農家は殆どが段丘上や山の中段に建っているので、昔はたびたび洪水
に見舞われた地域なのでしょう。
初めはユズの木かと思っていましたが、樹下で確認すると、凹凸の無い真丸な実で
すからカラタチですね。見上げる枝には剛直なトゲが無数に生え . . . 本文を読む
猛暑が去って、曇りや雨の日がぐずぐずと続いていた8月の中頃、花泉町永井地区
を踏査した際に、集落の裏山から太い蔓のような形で枝を下げている木を見つけ、
歩み寄ると小さな青い実がたくさん生っていました。
この時は正体が判らないまま、たくさんの写真を撮って持ち帰りました。
後日、樹木図鑑をめくって似たような木がないかと見比べ、ケンポナシと同定しました。
大きな葉と、独特のつくりの果実が決め手になりまし . . . 本文を読む
花泉町永井地区のなだらかな丘陵上の林道を歩いていると、伐採跡地に面した
道路際に、オヤマボクチが何本か自生していて、大きなツボミを付けていました。
まるで栗のイガのようですが、触れてもあまり痛くはありません。
写真のツボミで直径は3cmほどですから、まだ生長途上ですね。
10日ほど掛けてもう一回り大きくなったら、アザミに似た花を咲かせます。
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