今回は、言うまでもなくはるちゃんの李香蘭を観るべく、突発しました。
私の記憶では、玲子さん以外の香蘭は2005年11月16日~12月11日までの京都公演のうち、9公演を沼尾さんが演じただけでした。
それだけに、今回はるちゃんがプログラム上でキャスティングをされたことに驚きました。
更に、昨日の夜になって、出演が具体的になったことで、観に行くしかないと思い直ぐにチケットを確保しました。
で、今日の感想は、やはりミュージカルは歌が重要です。
先週、イベント絡みで、今回公演を観に行きました。
玲子さんの香蘭と歌声は、エビータの時とは違い、安心して観る事が出来ました。
ソンダンの時の智恵さんと阿久津さんでの「香蘭と杉本の別れ」や早水さんの「二つの祖国」など素晴らしい歌声を聴いていましたが、一連の流れの中で玲子さんの歌は違和感を感じることもなく、さすがだと感じました。
初の香蘭を演じたはるちゃんですが、オープニングではライティングの関係もあり、頬骨が際立ち心配になりましたが、そこ以外は表情も良く歌声も申し分なく感じました。
その後、香蘭が年齢を重ねて行くにつれ、香蘭の美しさを感じるようになります。
特に、2幕が始まり、「何日君再来」、「蘇州夜曲」。
更に「夜来香」と、歌声もさることながら舞台上に立つはるちゃんの美しいこと!
終演後友人達とも話していましたが、ぜひこのシーンの舞台写真を残して欲しいです。
「香蘭と杉本の別れ」では、思わず涙が流れてきました。
やはり、歌える俳優がしっかり歌ったものは、格段に違うものだと再認識させられました。
「二つの祖国」も、言うまでもありませんでした。
歌い始めは、泣きながら歌っているのではないかと思えてきて、鳥肌が立ちました。
正直、ここまで香蘭をじっくり観たのは、初めてだと思います。
玲子さんの香蘭と比較してしまうと、居方というか、纏っている空気=間だと思うのですが、ほんの僅かな違いなのかも知れませんが、その僅かな差が芝居の厚みとして現れてくるのでしょうね。
カーテンコールでスタオベで大きな拍手が贈られたことからも、はるちゃんへの賞賛の大きさが判りました。
是非とも、舞台を重ねて欲しいと感じました。
李香蘭 : 笠松はる 川島芳子 : 樋口麻美 李愛蓮 : 秋 夢子 杉本 : 芝 清道 王玉林 : 神永東吾 | |
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