と言っても、妙な年老いた猫が現れても困りますが・・・。
中間決算も間近のこの時期、仕事が重なり忙しい事この上ない状況に陥っています。
なにも、これほど重ならなくても良いと思うのにと、思わず独り言を呟いている気がします。
この調子では、来週末からの休暇を確保するのは難しそうな気配です。
いざとなったら、週末の連休だけでも遠征をしてみようかと、待ち時間になると新感線のダイヤを確認しています。
ここ数日は暑かったり涼しかったりと、人にも自然にもリズムが狂いそうな気候です。
先日の日記ではないけれど、家の周囲でも彼岸花が見られるようになりました。
明るい陽射しの下での鮮やかな赤も良いけれど、たまには薄暗い光の下でモノトーンにしてみるの
も良いかなと。
振り返ってみると、1年前には、こんなカットを撮っていました。
ここ数日、桜が咲いていると言う話題を耳にします。
季節を間違えて咲き出したものか、それとも少し早い十月桜かコブク桜の花の事なのかは定かではありません。
少しだけ周囲に気をつけて歩いていると、思いがけないところで桜を見つける事が出来るかも知れません。
運が良ければ、桜の花と彼岸花の組み合わせなんてものが見られるかも?
この作品は、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』をベースに、当時のニューヨークの社会的背景を織り込み、白人とプエルトリコ移民との2つの非行グループ間の争いと、その中で揺れ動く2人男女の悲恋を描いたものでとして有名な作品です。
作品と共に、レナード・バーンスタイン作曲のTonightをはじめとした美しメロディも、知られて今す。
ブロードウェイでの初演以来、50年もの時間が経っているんですね。
客席に入ると、オーケストラピットからの楽器の音色が耳に飛び込み、いやがうえにも気分が高まります。
公演が近付くにつれて、思い当たる役者さんが公演を抜けて行ったので大方の予測はついたのですが、どんなキャストになるのか興味津々でした。
今回、マリアを演じられる笠松はるさんは、「ゆたと不思議な仲間たち」での小夜子役で出演されているのを知っていたくらいでしたので、楽しみにしていました。
トニー役の阿久津さんが巨大なのか、笠松さんが小柄なのかはさておき、小柄で可愛らしい印象でマリアのイメージの方でした。
ハイトーンが魅力的で、この公演の後はキャッツでグリドルボーンなども演じられるのかなと思ったりしています。
阿久津さんとのデュエットのとき、時々阿久津さんの声しか聞き取れなくなったのは、座席の影響だったのでしょうか?
演目は違うのですが、レ・ミゼラブルのコゼットなんかも似合いそうです。
樋口さんのアニタも素敵ですね。
2幕で熱唱されている時、まだ演じてもいないWICKEDでエルファバを演じているシーンが頭に浮かんできました。
濱田さんも6月から休みなしなので、年内にエルファバの姿の樋口さんが観られるのかも?
Tonightは、マリアとトニーがマリアのアパートでデュエットをしているシーンも良いですが、1幕終了前にマリア、トニー、ベルナルドを待つアニタ、ジェット団、シャーク団、それぞれの想いを込めた五重唱も印象的です。2幕、逃げるトニーと匿うマリア、Somewhereのシーンも印象的です。敵対するジェット団もシャーク団も区別無く、明るい光溢れるステージでダンスをしているシーンは、当時のアメリカ社会が抱える問題が解決され、来るべき平和な社会をイメージしているのでしょうね。
2幕後半、警察の包囲が迫ってきたとき、アニタにトニーへのメッセージを依頼するマリア。
マリアの思いに応え、トニーが匿われているドックの店へ行くものの、ジェット団からの辱めにあい、吐き捨てるように「マリアはチノに撃ち殺された」言い残して去ってしまうアニタ。
差別に苦しむ、移民の辛さを滲ませていました。
アニタの言葉をドックから聞かされたトニーは、「自分も殺せ」と叫びながら夜の町に飛び出し、偶然死んだはずのマリアと再会。
それも束の間、チノの銃弾に倒れ、マリアの元で息を引き取るトニー。
クラプキやジェット団、シャーク団に対して、悲しみと憎しみの言葉を叫ぶシーンは、観ていても辛くらなります。
トニーの遺体を敵対していたジェット・シャークのメンバーが抱え上げ、葬列を組んで去って行くシーンで幕が降ります。
弾倉に残った弾の数をチノに問いただすマリアが、その場に居合わせる人間総てを殺すことができると語り、さらに最後の1発で自分自身をもと。
でも、引き金を引く事無く拳銃を落とすシーンは、マリアの深い悲しみを表現するだけでなく、これもアメリカ社会へのメッセージだったのでしょうね。
それにしても、役者さんが多いために、顔と役が半分くらい一致しないままで終わってしまいました。
それでも、ベルナルド役の加藤さんや、グラジェラ役の高倉恵美さんのダンスに見入ってしまいました。
エニイ・ボディズの男の子みたいな役を演じていた磯津ひろみさんも、良い感じでしたね。
クラプキ巡査の牧野さん、良い声ですね。
トニー役は、ここ数日は阿久津さんと鈴木さんが1ステージ毎に交互に演じられているようです。
鈴木さんの演じるトニーや、木村さんのマリアも、是非観てみたいですね。
四季劇場[秋] 2007年9月24日
■ジェット団
リフ 松島勇気 グラジェラ 高倉恵美
トニー 阿久津陽一郎 ヴェルマ 恒川 愛
アクション 西尾健治 クラリス 駅田郁美
A-ラブ 大塚道人 ポーリン ソン インミ
ベイビー・ジョーン 厂原時也 ミニー 荒木 舞
スノーボーイ 岩崎晋也 エニイ・ボディズ 礒津ひろみ
ビッグ・ディール 萩原隆匡 ディーゼール 朱 涛
ジーター 青羽 剛
■シャーク団
マリア 笠松はる ベルナルド 加藤敬二
アニタ 樋口麻美 チノ 中村 匠
ロザリア 鈴木由佳乃 ぺぺ 水原 俊
コンスェーロ 加藤久美子 インディオ 神谷 凌
テレシタ 泉 春花 アンクシャス 徳永義満
フランシスカ 大口朋子 ファノ 内御堂 真
エステラ 榊原央絵 ニブルス 佐藤雅昭
マルガリータ 室井 優
■おとなたち
ドック 立岡 晃 クラプキ 牧野公昭
シュランク 山口嘉三(劇団昴) グラッド・ハンド 青羽 剛
■第2幕第1場
ソプラノ・ソロ
久保田彩佳
■コンダクター
河合尚市
12日に京都劇場での公演を終えたエビータが、全国公演としてスタートしました。
初日となる今日、グリーンホール相模大野での公演を観てきました。
エビータは、ご存知の通りアルゼンチンのペロン大統領婦人となり、33歳でガンで他界したエバ・ペロンの障害を描いた物語です。
過去に、マドンナ主演の映画として制作され、『泣かないでアルゼンティーナ』の曲と共に知られています。
さすがに京都劇場での公演では気軽に観に行くと言う訳にはいかず、もどかしい思いをしていました。
それだけに全国公演がアナウンスされ、気軽に観に行けるロケーションでの公演は、すぐにチケットを抑えていました。
初見のため、どのような舞台が観られるのか、非常に楽しみでした。
全国公演となると京都公演とは若干キャストも変更があるとは思っていましたが、劇場でキャスト確認して佐野さんがペロンではなくチェを演じているのに驚きました。
シンプルな舞台は白をベースとしていて、好感が持てるセットです。
私にはファントムのイメージしか持たない佐野さんのチェですが、歌声に耳を傾けると素晴らしいですね。
時々、ファントムを思い起こさせますが、私としてはこちらの方が好感が持てます。
衣装が大きめの印象で、細見に感じてしまうのですが・・・。
私の中のチェのイメージは、もう少しガッチリした体格なのですが、いかがなものでしょう?
エビータの井上さん、歌声は素晴らしいですね。
それにもまして、森英恵さんがデザインした多くの衣装が目を引きますね。
マガルディの内田さんの歌声も良かったのですが、役柄的なものなのかも知れませんがペロンを演じていた渋谷さんが私には物足りなさを感じてしまいました。
この舞台、アンサンブルの方々のダンスにも惹かれますね。
カーテンコールでは、後方の女性から『エビータ!」の声がかかり、スタンディングの観客も多数観られました。
井上さんよりも、佐野さんの方が拍手が大きかった様な気がしたのですが・・・。
ラストは、舞台中央奥で全員が袖にはけるのを見送った佐野さんが頭上に伸ばした右手を振り、ステージ奥にはけて終了でした。
実質2時間の舞台は、進行が少し早い気もするのですが、満足度の高いものでした。
■グリーンホール相模大野 | ■2007年9月23日 | |
エビータ | 井上智恵 | |
チェ | 佐野正幸 | |
ペロン | 渋谷智也 | |
マガルディ | 内田 圭 | |
ミストレス | 久居史子 | |
■男性アンサンブル■ | ||
江上健二 | 赤瀬賢二 | 吉賀陶馬ワイス |
香川大輔 | 池田英治 | 村澤智弘 |
岡?附詩ニ | 朝隈濯朗 | 畠山典之 |
廣野圭亮 | 藤山大祐 | 村中弘和 |
浜名正義 | 石野喜一 | 関 与志雄 |
■女性アンサンブル■ | ||
本橋陵江 | 佐和由梨 | 鳥原如未 |
平田曜子 | 佐藤朋子 | 山本志織 |
細見佳代 | 星 希青 | 花田菜美子 |
大橋りさ | 小川飛鳥 | 森下紗奈 |
大石眞由 | 梶田祐紀惠 | 吉村晶子 |
客席に入ると、スモークが立ち籠め、蜷川さんの舞台の様な雰囲気を感じます。
しかし、客席近くに見える舞台の曲線が、蜷川さんとの違いをアピールしていました。
ステージを覆うスモークと、ブルーのライティングは、シーンチェンジの際の緞帳のような効果をしたり、光の中に包まれたような不思議な空間を醸し出しています。
幕が上がるとブランシェの語りが、ストリーテラーとして、さらにレイを見続ける1人としてドラクルの世界へと導いて行きます。
薄暗い森の中の小さな家で、信心深くひっそりと暮らす、レイとリリス。
しかし、レイには吸血鬼として凄惨な事件を起こした過去があり、リリスにも振り返りたくない過去が。
病に冒され具合の悪いリリスを気遣うレイ、医師ガミュギルが診察をするが、悪化する一方のリリスを気遣い、町の病院での検査を強く勧める。
が、家を離れる事を頑に拒むリリス。
レイとリリスの間には、ある特別な理由が。
さらに、ガミュギルにも、ある思惑が。
互いの体を気遣いながら、身を寄せ合うように暮らす2人。
リビングでレイの手を取り、『冷たくて気持ちが良い』というリリスの言葉が印象的です。
ある時、リリスの前夫アダムが治める国から、1人の男がリリスの元を訪れます。
プットというその男は、国に黒死病が蔓延し多くの人々が死に、残された人々も不安な暮らしをしている事を告げ、国に戻る事を懇願するのです。
自らの首から外したクロスをプットに手渡し、馬をも与え、この願いを断るリリス。
そんな出来事に追い打ちをかけるように、ジョンとマリーという恐ろしい2人が現れレイに悪魔の囁きかけを行う。
リリスを巡り、様々な思いが入り乱れます。
しかし、ラームという男が現れ、力ずくでリリスをアダムの治める国に連れ去ってしまうのです。
リリスを失ったレイは、怒りと失望から内に封印をしていた吸血鬼としての自分を目覚めさせ、神への信心を捨てリリスの元へ向かうことに。
1幕最後のシーン、悲しみと怒りに満ちたレイの叫びが心に響いてきます。
2幕は、薄暗い森の中とは異なり、荘厳さも感じる光が溢れるアダムの城でのシーンから始まります。
別れた妻のリリスに思いを寄せる、前夫のアダム。
リリスに嫉妬をする妻のエヴァ。
アダムやエヴァを利用し企みを巡らす司教。
リリスを巡る彼らの思いの中、リリスの過去が明らかに。
リリスの告白に、エヴァが真実に気付いた頃には、怒りに満ちたレイが城に。
しかし、司教の策によりレイは囚われのみとなってします。
捕われたレイを前にして、リリスが自らの罪を告白する。
やがて日が昇り、ラストシーンが。
レイの手をとり、リリスが語りかける最後の一言が、涙を誘います。
今回のキャストでは、勝村政信さんと山崎一さん以外は、初見の役者さんばかりでした。
歌舞伎を離れ、劇場で演じている姿を観るのは初めてのレイを演じる市川海老蔵さん。
感情を抑えて内面から怒りや悲しみを滲ませながている様子は、素晴らしいですね。
悪魔としての吸血鬼と言うよりも、吸血鬼となる前は人間であったことを考えさせてくれます。
宮沢りえさん、リリスの辛さ悲しみ、レイへの思い等々、素晴らしいですね。
リリスという女性の前世が語られたからと言う訳ではないのですが、『ひばり』を演じていた松たか子さんと声が似ている印象を受けました。
エヴァの永作博美さん、アダムの心を捕まえられない妻の辛さを演じていました。
山崎一さんは、2月の『ひばり』で演じていたシャルルを思い出します。
ドラクルの中では、吸血鬼レイを代々見つめ続けてきたものとして演じ、時にはストリーテラーとして客席に呼びかけます。
勢いあまって?客席に駆け下りてきた時には、あり得ない事とは解りながらも、ひばりのカツラのようなアクシデントでも起きるのかとさえ思ってしまいました。
森の中の家へ繋がる道での、渡辺哲さんとの駆け引きは笑いが起きていました。
今回の舞台では、1幕でのレイとリリスの家のシーンでの舞台設定がとても興味深いものでした。
リリスの寝室やリビングの見せ方。
ジョンやマリーが現れ、リビングからの消え去り方は、あの舞台設定があるからこそできたものですが、2人の役柄を思うとイメージ通りの効果だと感じました。
吸血鬼が存在するため、時にはかなり生々しい表現がされ、一瞬目を覆いたくなる様なシーンスが存在します。
音楽はDRACUL QUARTETと言う形で、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの演奏が、荘厳なイメージを奏でています。
公演は、26日が千秋楽となります。
興味を持たれた方は、シアターコクーンで。
先日のキャストインフォメーションサービス打ち切りについて、公式な見解が発表されました。
見解によると、2000年から期待に応えてサービスを始めたものの、サービスを重ねるにつれて弊害も出てきたために打ち切りに至ったと言うものでした。
その一つが、キャストに関して劇団や役者個人に対して、時には脅迫めいた内容で適否を通知してくるものがあると言うもの。
多くの役者を抱え、ダブルやそれ以上の役者を設定している以上、キャストインフォメーションを廃止しても、程度の差はあれど生じる問題ではないでしょうか?
さらには、キャスト情報の存在がチケットの転売行為の一助になっていると言うもの。
コンピューターのログを解析すると、ある作品の上演期間中に昼夜を問わずチケットを購入するものがいて、それらのほとんどが転売行為に繋がっているのではないかとも記されています。
そのうえ、『もしこれがご本人の観劇とすると、いささか正常でない観劇態度ではないでしょうか』とも記されていました。
現実にオークションサイトを見ると、チケットのやり取りが為されています。
希望者が多ければ、価格が上昇するのはオークションの仕組みのため、これを回避するためには別の手段を講じる必要があるのでしょう。
しかし、ここでユーザーに対して『いささか正常でない観劇態度』と記した事は、かなり問題があるのではないでしょうか?
劇団は会員サービスとして、月間20万までのチケット購入を認めています。
1枚1万円のS席チケットであれば、月に20枚までは購入できるのです。
素晴らしい作品に触れて、もっと観たいと思ったユーザーがより多くのチケットを購入することは、当然の事だと思います。
不適当なユーザーがいるであろう事は否定をしませんが、純粋に1公演でも多く観たいと思っているユーザーに対しても同じ見方をしていると受け取られるコメントには、不快感を感じる方が多いのではないでしょうか?
これも、キャストインフォメーションを打ち切ることによって解決できる問題だと考える方は、ほとんどいないのではと思います。
7年近くも続けてきたサービスを打ち切る理由としては、説得力が感じらるものではありません。
いずれにしても、後付けのコメントは、自身を正当化するための良い訳としか感じられず残念です。
全国公演やファミリーミュージカルを離島地域でも公演する事は、評価に値すると私は考えます。
このような事でユーザーが離れて行く事や、公演のレベルが下がる事が無い事を願っています。
先日、某劇団の俳優のお一人がお亡くなりになりました。
人気の役者だけに、他のサイトでも記事が目につきました。
私が最後に観たのは、3月20日の舞台でした。
当時、東京公演の楽日前日でした。
大阪に舞台を移した5月の公演には、キャストインフォメーションにお名前があがることがなく、次の演目に備えて練習を続けているのか?とも考えていましたが・・・。
最後の舞台から、およそ半年。
ガンのために、亡くなられたとの事です。
12日に、告別式が執り行われたそうです。
心から、ご冥福をお祈りいたします。
劇団としては公式なアナウンスが無いため、現状では一人の一般人として接する事となるため、これ以上の情報は記載いたしません。
実際に私がお通夜や告別式に参列した訳でもありませんから、なおの事です。
私が情報を知ったのは、某SNS内の出身校のコミュニティに記載された、同窓生向けの訃報からでした。
今年、私も中学時代の同窓会があり、参加を呼びかける場がWeb上に設定されていました。
参加ができなかった同窓生からは、書き込みや近況を写した写真がアップされたりしていて、Webの有効性を改めて実感していたりもしました。
不特定多数の方の目に留まる情報だけに、転載される際に事実が変化する事だけは無い事を願っています。
昨日から、浜松町・四季劇場[秋]で、四季としても12年ぶりとなるウエストサイド物語がスタートしました。
『ウエストサイド物語』よりも、『ウエストサイドストーリー』の響きの方が耳に馴染む気がするのですが。
いずれにしても、どんな舞台が観られるのか楽しみです。
初日か2日目の今日、観に行きたかったのですが、父の13回忌のため24日までお預けです。
四季のキャスト情報が途切れたため、実際に出演されているのが誰かは解りかねますが、キャストとしてリストアップされている名前を見て、納得するものと意外なものとが混じっています。
早く自分の目で、確かめてみたいものです。
毎日のように使っている初代のiPod nanoが、時々、音トビが起きるようになり「そろそろ買い替え時かな?」などと考えていました。
タイミングを見計らっていたかのように新製品が発表され、思わずチェックしてしまいました。
動画対応となった新型nanoも面白いと感じたものの、形を見ると・・・。 私の好みからは、ちょっと離れてしまったかなというのが第一印象です。
これに対して興味を引いたのは、iPhoneと勘違いをさせる外観のiPod touchです。
特徴のある外観もさることながら、Wi-FiでWebが利用できるとなると、利用する場面がさらに増えそうです。
スペックを見ていると、気になる点がいくつか見つかります。
まずは、ディスク容量。
同様のサイズのclassicと比較すると、著しく少ない事。
フラッシュメモリとハードディスクの差が現れているのですが、次世代(気が早いですが)のものが出る頃には、さらに容量がアップしているのでしょうね。
今使用しているnanoが2GBということを考えれば、私にとっては十分な容量である事には変わりないです。
次に、バッテリー容量。
音楽だけならば心配は無いのですが、動画やWebを利用した場合、バックライトが点灯している状態が続くため、連続使用できる時間は実質的にどれほどのものとなるのが、気になるところです。
外部バッテリーでも利用できれば良いかとも考えますが、デザイン的なバランスを考えるとNGでしょうね。
さらにWi-Fiという通信環境も考えれば、ちょっと心配かも知れません。
テキスト入力。
Webブラウザーを使用する際、使用しなければならないテキスト入力。
あくまでもソフトウェアキーボードをタッチするため、入力が面倒なのかなという印象です。
外出先で利用する事を想定すると、テキスト入力を利用する機会は少なくないと思います。
近い将来、販売開始となるかもしれないiPhoneの存在。
単に通話機能を省いたiPhoneという印象があるため、iPhoneを考えると買い急ぐのは考えた方が良いのかも?
最後に、価格。
SONYが販売していたPDAのクリエと同じ様な価格帯は、割安感が高まってきているiPodでありながら、ちょっと高めなのが気になります。
気になる点が多いものの、それでもなお購買意欲を刺激してくれます。
まずは、店頭に並ぶのを待って、実機チェックです。