東京千秋楽を1週間後に控え、アイーダのイベント「感動! 古代エジプトより愛を込めて」に参加してきました。
当選メールには、当日の座席は決まっていると書かれていたものの、1000人もの招待客に対してスムーズに座席を記した参加証?が発行できるものなのか?
通常のイベントの様に、現実的には先着順かなとも思っていたりしたのですが、本編終演後退出をすると早々に受付の準備が始まっていて、当選メールの受付番号毎に並べば自分用の参加証が入手できるようだと言う事が解りました。
しばし、お茶をした後受付へ向かうと、予想通りでした。
封筒には当選者の名前と会員番号、受付番号が記載され、中の参加証はイベント用の特製品でした。
しかも、席は6列中央。なかなかの、良席でした。
17時30分。客席は、通常のソワレ公演のような雰囲気です。
「建てよう、建てよう♪」と『ピラミッドを建てよう』のアカペラでスタート。
本編では見ることができないほど、田中ゾーザーも大臣たちと共にダンスをしています。なかなか、格好いいです。
田中ゾーザーの「我々の秘密の会合へ、ようこそ!」の声が響きます。
次に、女性アンサンブルたちによる、洗濯シーンで使うブルーの布を使ったダンス。
この2つは、イベント用のスペシャル・バージョン。
いずれも、朱涛さんの振り付けだそうです。
次は、上手から田井さん、下手から杏奈さんが登場し、ダンスが始まります。
渡辺さんが上手ステージ端に座り、『迷いつつ』を歌い始めます。
しばらくすると、下手端では、江畑さんが壁にもたれています。
観ていた誰もが、ソンダンを思い出したのではないでしょうか?
さびの所からは、江畑さんも加わり、会場が2人の歌声に包まれます。
渡辺さんの背中に、杏奈さん。江畑さんの背中には、田井さんが寄り添います。
渡辺さんと江畑さんが互いの手を伸ばすと、田井さんと杏奈さんも互いの腕を伸ばし、印象的なエンディングでした。
曲が終わると、司会者登場。
司会は、タキシードを着込んだ、ワイスさんと牧野さん。
牧野さんは、ビシッと決めたスタイルに、低音で響く声は司会にも良いです。
ただし、トークは笑いを誘うものですが・・・。
まずは、アイーダの歴史について。
初演は、2003年12月21日大阪でスタートし、1年2ヶ月の公演となったことを紹介。
さらに、ティムライスとエルトンジョンのメッセージビデオ(YouTubeでご覧になった方もいらっしゃるはず)が、紹介されました。
大阪公演の後を次いだ、京都公演。
当時の出演をしていた事情通と言う事で、大阪~京都でメレブ役を演じた有賀光一さんがステージ上に立ち、当時の思い出を紹介していました。
オリジナルキャスではなかったため、別公演出演の合間の稽古からスタートしたので、とても大変だったそうです。
そんな短い感想の後、観客へのメッセージが伝えられました。
2006年、博多公演。
司会のワイスさんは、博多から出演されたそうです。
福岡公演では、『福岡SPRITS』と言うイベントが開催されたそうです。
福岡SPIRITSにも参加されたと言うことで、五東さん登場です。
当時のイベントでは、なぜか『オペラ座の怪人』から『Think of Me』を歌ったそうです。
イベントの詳細は、忘れたとか!?
ワイスさんは、脇坂さん振り付けでバスケのドリブルをしながら、タップをしたそうです。
脇坂さんの振り付けながら、みんな上手くいかなかず、バラバラだったそうです。
観客へのメッセージでは、さりげなく、赤毛のアンのPRもありました。
さらに、名古屋公演。
登場したのは、真正面で観ている私には眩しいくらいの超ミニの、秋さん。
そのコーディネイトは、何?という気持ちがなきにしもあらず。
当のご本人は、緊張しているとのこと。
名古屋公演の印象は?の問いに、「世界のやまちゃん」が美味しかったとのこと。
初のタイトルロールに緊張の毎日だったそうで、終演後は毎日、手羽先とビールだったそうでう。
当初は緊張のため、作品の魅力がわからなかったそうですが、重ねるごとに素晴らしさが解ったとのことです。
ここでも、観客へのメッセージが。
ここからは、各カンパニーからの、ビデオレターの紹介です。
まずは、ライオンキングから、中嶋さん、松本さん、片山さんです。
WICKEDからは、飯野さん、長島さん、金田さん、前田さん、そして樋口さんです。
CFYでは、画面をピンクフォーリーズが、「ハ~イ!」とボビーに声をかけるかの様に横切って行きます。
川原さんや光川さんの他、アンサンブルさん多数です。
最後に、マンマ・ミーア!から阿久津さんと濱田さんのお2人が、メッセージを伝えてくれました。
いずれも、残り僅かな公演も頑張るので観にきて欲しいこと、間もなく終演となりますが、いつかどこかで再会できることを信じているというような趣旨のものでした。
メッセージが終わると、アイーダでお馴染みの華やかなシーンと言うことで、ほのかさんの浴衣バージョンでの『お洒落は私の切り札』。
客席からは、意外さに笑いもおきていました。
上手では、女性アンサンブル3人も浴衣姿で、ゆたっりしたダンス。
ファッションショーが開始すると、普段の衣装を付けた女性アンサンブルさん1人ずつに大臣1人がつき、写真を撮ったり、共にダンスをしたりしています。
最後は、ほのかさんもいつもの衣装に着替え、左右に田中さんと牧野さんのエスコートで中央に。
暗転した舞台には、審判シーンの重いBGMなが流れる中、1人の衛兵が手枷と剣を持ち上手から下手へ。
更に客席に降り、最前列を移動。
舞台上では、、維田ファラオが大臣を従えて登場です。
何が始まるかと思えば、クイズ大会です。
大臣が1問ずつ問題を出し、維田さんが正解を示すのですが、維田さんのおちゃらけ振りに笑い連発です。
2択ながら、難問続出。
『アイーダの2つの顔のモチーフは、アイーダとラダメスではない。○か×か?』
答えは、×。
『アイーダをモチーフにした歌舞伎がある。○か×か?』
答えは、○。
『エルトン・ジョンとティム・ライスが、2人で手を組んだ舞台作品がある。○か×か?』
答えは、×。映画はあるが、舞台作品はない。等々。
思いの外難問が続いたため、あっさりと勝ち抜けが決定。
そのため、仕切り直しでもう1回行われましたが、結果は似たようなものでした。
勝ち残りには、記念品が贈られました。
ロビーでの引き換えのため、何かは不明。
最後に維田さんから、『最後の問題「私は、アイーダが大好きだ」』
全員が○で、大正解と言うことで終了。
さらに、『総ての者たちの人生が、永遠に佳き日の喜びに満たされんことを!』と呼び掛け、神に召されたようでした。
『神が愛するヌビア』の初めの、パーカッション。
ヌビアの民のかけ声と共に盛り上がった所に、田中ゾーザー登場。とたんに、静まり返ってしまいます。
周囲を見渡し、強く床を踏み鳴らす田中さん。
床を踏みならし、手拍子も始める田中さん。
次第に早くなり、リズムが刻まれと、アンサンブルさんたちによるブレイクダンスが披露され、ダンスコンテストさながらの雰囲気に。
ダンスセッションが終わると、GetUp!の掛け声共に、アイーダコール。
江畑アイーダ、再び登場です。
普段着の江畑さんは、とっても可愛いです。
全員で、『神が愛するヌビア』を熱唱。
全員が衣装ではなく、普段着的な服装であることと、全員が楽しそうに歌っているのを観ると、私たちも楽しくなってきます。
1時間程のイベントも、あっという間。
渡辺さんの挨拶で、イベント終了です。
本編同様の熱い拍手が続き、何度も応えてくれました。
最後は、ほのかさんを田中さんが。
江畑さんを渡辺さんが、お姫様抱っこで捌けて、イベント終了です。
私としては、クイズではなく席番号での抽選で記念品贈呈にして、クイズの時間も曲やダンス、出演者へのインタビューにしてくれればベストでした。
それでも、楽しいイベントでした。
千秋楽公演を観られない人達にとっても、とても印象的なイベントになったことでしょう。