My Favorite Things

写真、舞台、Jazz、バーボン、星空 等々。
私のお気に入りです。

検討中

2007年06月29日 23時26分00秒 | PC

最近、モバイル用のPCの買い換えを検討しています。
今使っているのは、SONYのVAIO Uというコンパクト機。
両手で操作をしていると、まるでゲーム機のようにも見える機種です。
でも、このコンパクトさはとても便利で、小型の液晶プロジェクターとの組み合わせで、プレゼンをもこなせます。
小型ゆえに、移動中の電車内でもメールやWebのチェックが出来、とても便利です。
しかし、一つ欠点が。
モニタが小さい割に、高解像度。
そのため、見づらいのです。
自分だけならばまだしも、他人に見せなければ行けないときに、「うわ~、ちょっと見えない!」という声を聴くことが少なくありません。
それと、厚み。
小型の本体は、面積的には理想的なのですが液晶保護のために専用のケースに入れてしまうと、ビジネスバックには今一つ。
小型なだけに、バックの一部だけが膨らんでしまうのです。
どの機種を検討しているかというと、MacBook。
大きさ的には普通のノートPCサイズなのですが、Macintoshとしてだけでなく、Win環境も利用できることがポイントです。
価格も安いので、今のVAIOを下取りに出せば10万円以下の出費で入手できることも、魅力です。
Intel Core 2 Duo 2.13GHzで、2GB/160GB HDDのスペックは、多少ハードなことをさせても、十分なスペック。
B5の薄型ノートほどのスリムさは無いけれど、実用上は十分なサイズ。
かなり、気持ちが傾いています。

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最近気になるもの

2007年06月26日 23時31分00秒 | 観劇

最近、一つ気になるものが。
「レ・ミゼラブル」
内容は概ね解っているつもりなので、あまり興味が湧かず、今まで舞台をみたことはないまま。
お仲間からは賞賛の声が聞こえてはくるのですが、なかなかその気になれぬまま。
考えてみれば、帝国劇場ってあまり相性が良くない気がします。
キャストも組み合わせが多彩すぎて、どれを押さえるべきかも悩んでしまいます。
気にはなるけれど・・・。
来月も、忙しいと分かっていつつも、既に5本ほど予定が入っているし、やっぱりこのままかな・・・。
でも、ちょっと気になる。


ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスク・バージョン

2007年06月24日 22時13分12秒 | 観劇

浜松町・四季劇場[秋]で、ジーザス・クライスト=スーパースターを観てきました。
イエス・キリストの最後の7日間を題材とした、ロックオペラです。
今回の舞台は、ジャポネスク・バージョンと呼ばれるものです。
白を基調としたスロープには大八車が白子によって巧みに配置を変え、様々なものを演出しています。
役者も、歌舞伎をイメージさせる白塗りに隈取りという特徴的なメイクです。
音楽は笛や鼓が響き、独特の世界を広げます。
そのいずれものが、初見の私には驚きです。
ジーザス、イスカリオテのユダ、マグダラのマリア等々、少なからず記憶に残る名前が。
オープニング、芝 清道さんのユダのソロから、圧倒されそうな迫力です。
能の世界をも思わせる、ジーザスの表情。
ジーザスを愛おしむ、マグダラのマリアの手の仕草。
木村花代さんのマリアが歌う、『今宵安らかに/私はイエスがわからない』は、深い愛情を感じさせます。
時にすがり、時に歓喜の声をあげ、時に怒りに満ちあふれる、多くの群衆のエネルギーも痛いほど伝わってきます。
ジーザスが民衆の心を掴んでしまうことを怖れ、ジーザスを殺すことを計る大司教カヤパ、義父のアンナスや司祭達は、公家荒れの隈【くげあれのくま】と呼ばれる藍色の隈取りをしていて、歌舞伎の世界同様に位の高い敵役を表現しています。
カヤパの低音の声、歌い上げるのは大変そうです。

ローマ総督ピラトを演じるのは村 俊英さん。
ピラトも、藍の隈取りをしています。
捕らえられたジーザスが無罪であることを知りながらも、民衆の意に沿うために鞭打ちにし、十字架に磔とすることを命じたため、藍の隈取りとなっているのでしょう。
本心と、政治的な演出との間での葛藤は、例えようもないものがあったことでしょう。
ジーザスを鞭打ちにし、カウントを重ねるピラト。
背に鞭を打たれる度に、苦悶の表情を重ねるジーザス。
着衣が破れ血が滲み、引きずられた後の真っ白な舞台には血痕が。
終わりが無いのではと思えるほど繰り返し打たれる鞭の音には辛さを覚え、耳を覆いたくなります。
それにしても、安心して聞き入ることが出来る村さんの素晴らし歌声は、さすがとしか言いようがありません。

自殺したユダが天から降り、ソウル・ガールと共に十字架のジーザスに向かって歌う、『スーパースター』。
ユダの歌声に聞き入ってしまいます。 この曲が終わると、ラストへ。
静寂の中十字架を背負うジーザスの姿は、やはり見続けるのは辛いものが。

観終えて感じることは、無駄を廃したジャポネスク・バージョンの素晴らしさ。
白く塗られ隈取りによる表情と素晴らしい歌声は、感動を与えれくれます。
高いレベルの歌唱が求められるだけに、役者の方々にはハードな舞台だと思います。
この後、もう1度観る予定です。
また違った角度で観ることができればと、期待しています。

それにしても、最近は観劇の話題ばかりが続いているなと、我ながら思ってしまいます。
劇場に行く途中に見かけた、紫陽花。
大半の紫陽花が咲き進んでいる中、これからの花を見つけました。
まだまだ緑掛かっているものの、ピンクやブルーの淡いグラデーションが印象的でした。
今のところは空梅雨のような天気も、月末頃からは本格的な梅雨空になるのでしょうね。

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鹿鳴館

2007年06月23日 02時21分00秒 | 観劇

NHK教育で、鹿鳴館を放映していました。
今年、1月8日まで自由劇場で公演をしていたので、記憶に新しい方も意らっしゃのではないでしょうか?
私は、オペラ座の怪人の余韻に浸っていて、気付いたときにはチケットが取れず、劇場に足を運ぶことが出来なかったので、今日の放映が初見のようなものです。
鹿鳴館を舞台とした世界は、オペラ座とは異なった華やかさを持ち、三島文学の選りすぐりの日本語は耳に心地よく響きます。

日下武史さん、野村玲子さん、石丸幹二さんを観ていると、オンディーヌの舞台が頭に浮かんできます。


チケット

2007年06月21日 23時31分13秒 | 観劇

帰宅してみると、いつもより多い郵便物が目に留まりました。
時期的にクレジットカードの請求書?と思いつつ広げてみると、大半は各劇場から送られてきたチケットでした。
劇団四季、さいたま芸術劇場が各2公演ずつ。
シアターコクーンの当選通知が、1通。
計5公演分のチケットが。
観たいものを手配した訳ながら、まとめてと元に届いたのを見ると、ちょっと複雑な気分にも。
既に手元にあるものを含めると、年内は毎月何かしら観に行くことに。
昨年までは年に2~3本程度だったものが、今年は既に25本。
残りのチケットをカウントすると・・・。
昨年末に購入するはずだったデジカメ用の交換レンズは、未だに手元にないまま。どうかこれから観る芝居が、心に響くものでありますように!
Dsc_5865それにしても、WICKEDのプレビュー公演の抽選に当選して以来、抽選もの3連勝中。
運が戻ってきたのかな?


WICKED 開幕

2007年06月18日 00時01分00秒 | 観劇

待ちに待ったWICKEDが、本日開幕となりました。
プレビューの時と同じキャストで、開幕です。
オペラ座から魔法の国に変貌した、海劇場。
舞台の幕が上がるまで、緞帳には魔法の国の地図が描かれ、Emerald Cityが描かれているところはエメラルドグリーンに光り輝いています。
このシーンを見た方達が思わずため息を漏らしているのを、何度か耳にしました。
プロセニアムアーチには、巨大なドラゴン時計があり圧倒的な存在感を持っています。
巨大な歯車やロープなど、緞帳が上がるまで、どんな世界が現れるのか期待は膨らんできます。

WICKEDの中では、グリンダやエルファバは舞台上だけでなく舞台の上の空間をも使います。
オープニングのグリンダの登場シーンは、可憐に。
1幕ラストのエルファバの決意のシーンは、荘厳さを。
とても印象的です。
素晴らしいメロディーも印象的なのは、言うまでもありません。
舞台を見た後、耳に残るメロディーに、思わずCDを買い込んでしまいました。

今までのクリスティーヌのイメージとは大きく変わったグリンダ役の沼尾みゆきさんの、コミカルな演技や可愛い笑顔も必見です。
アイーダで主役を演じていたエルファバ役の濱田めぐみさんの歌声も、とてもすばらしいものです。
プログラムに目を通すと、グリンダには沼尾みゆきさんを筆頭に、西 珠美さんと佐渡寧子さん。
エルファバには、濱田めぐみさんと樋口麻美さんが記されています。
クリスティーヌとアイーダの2人が主役を演じていくというのも、興味深いものです。


CATS

2007年06月17日 23時11分04秒 | 観劇

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昨夜、急遽仕事が入り、1人黙々と仕事を進めていました。
息抜きにWICKED関連のアクセスを確認しようと、自分のblogサイトを確認し、続けて四季のサイトもチェックをしていました。
頭の中に響き続けているWICKEDの中のメロディーに混じって、聞き覚えのあるメロディーが・・・。
気付いたら、CATSのチケットを取っていました。
今回の席は、下手のジェリクルギャラリー席。
S回転席やS席などと比べると、上から見下ろせるために今まで見えなかった部分が良く見え、なかなか面白い席です。
今日の舞台、前回よりも至る所で印象が良くて、見ていてドキドキしてきました。
グリドルボーンとグロールタイガーのデュエット、思わずブラボー!と叫びたくなりました。
前回と比べて唯一変わったディミータの団さん、コンタクトの舞台以来ですが良いですね。
杜さんのミスとフェリーズは、いつも以上に切れの良い高速ターンで観客を釘付けにしていました。
高倉さんのタントーミール、私は相変わらず目が離せません。
重水さんのグリザベラ、前回とは印象が変わりラスト近くでメモリーを歌い上げる後ろ姿や横顔を見ていると、思わずホロッとしてきます。
ん~、完全に猫マジックにかかってしまったようです。
お約束の握手は、念願のタントミールの高倉さんと堅い握手ができました。
間近で見る高倉さん、ほっそりして背が高いんですね。
カーテンコールでは、ディミータの団さんの笑顔を間近で何回も見られて、大満足の舞台でした。
こんな日記、他人が見ても面白くも何ともないんでしょうね。


五月晴れ

2007年06月16日 23時25分00秒 | 日記

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梅雨入りの発表が新聞やテレビで話題になったものの、朝から抜けるような青空が広がりました。
湿度も低めで、気温は高いものの、真夏よりも過ごしやすい1日でした。
旧暦で計算をすると、現在の暦では6月ながら旧暦では5月。
本来は梅雨で雨模様の天気が続く中、今日のような青空は貴重な晴れ間。
それゆえに、この青空こそ正に五月晴れと呼ばれるのでしょうね。

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夕方には、西空が茜に染まっていました。


WiCKED Preview公演

2007年06月15日 23時31分00秒 | 観劇

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17日の初日を目前にして、劇団四季のWICKED プレビュー公演が開催されました。
幸運にも、blog記者として招待され、公演を楽しみ事ができました。
つい3ヶ月前まで、オペラ座の怪人を観るために通った四季劇場・海ながら、いつもと違う空気に入場前から気持ちが高まってきます。
劇場への階段を昇りきると招待者用の受付があり、18時の受付開始直後に着いたにもかかわらず、座席が記されたチケットが入っている封筒の残りは数えられるほど担っていました。
自分で好きな封筒を選び、プログラムやプレス向けのニュースリリース、『PRESS』のシールを受け取り、いざ劇場内へ。
チケットを取りだしてみると、御招待券の印字のあるチケットに記された席は、なんと1階5列20番。ほぼ舞台の真正面の席でした。
ここまで舞台に近い席は、初めてです。
ロビーへ入り、まずはキャストをチェック。
キャスト表を手にする人や、写真を撮る人達で混み合っていました。
WICKEDグッズの売店は、まるでファンシーショップの様な状態です。
とてもゆっくり眺める余裕など無いため、早々に客席へ。
入った瞬間に、舞台上部のドラゴンに驚かされました。


写真:劇団四季(転載不可)

眺めているうちに、気持ちは既に魔法の国へ導かれています。
オーケストラピットから響いてくる音色は、これから始まる舞台への期待を高めてくれています。
劇場のアナウンスも終わる、束の間の静寂に包まれると、いよいよWICKEDのスタートです。
オープニングから、予想外のスタートに驚かされまた。
華やかな衣装をまとった沼尾みゆきさん演じるグリンダの、意外な登場にも。
濱田めぐみさん演じる、緑色の肌を持つエルファバ。
2人を中心に、物語は素晴らしい歌声があり、笑いに包まれ、感動の涙にと、観るものを釘付けにしてくれます。
特に1幕ラスト、Defying Gravityで意を固めたエルファバの歌と演出には、呼吸を忘れて見入ってしまいました。
ふと気付くと、周囲の女性で涙ぐんでいる人の姿も。

2幕以降、謀略により善い魔女とされてしまったグリンダと、悪い魔女とされてしまったエルファバ。
友や思いを寄せる相手、家族への思いが、本来と意図を解してもらえずに辛くあたられてしまうシーンは観ていて辛い思いになります。
ラストへ向けてストーリーは進み、グリンダとエルファバは意を決し、互いに与えられた魔女を全うしていくことに。
追われたエルファバは・・・。
ラストシーン。ここも、驚きのシーンが。
ぜひ、この舞台を実際に観て、感動を味わっていただきたいです。

ストーリーの中では、オズの魔法使いでお馴染みのキャラとの繋がりが所々現れます。
どのシーンがどう繋がるのかも、観ていての楽しみの一つでしょう。
それと、オペラ座の怪人でクリスティーヌを演じていた沼尾さんのコミカルなシーンも、なかなかのものです。
可愛らしい表情とコミカルな演技は、必見です。
初見の濱田めぐみさんの歌声も、素晴らしいですね。
カーテンコールでも、沼尾さんの笑顔が印象的でした。
最初との登場では、濱田さんと笑顔で抱き合うシーンも。
スタンディングオーべーションの観客の反応からも、今日の舞台の素晴らしさが伝わってきました。
既に本公演のチケットを確保しているものの、公演日は秋を迎えるころのもの。
それまで大人しくまっているのは、難しそうです。

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興奮冷めやらぬまま劇場を出ると、ちょうどイルミネーションがイベントを終えたところでした。
美しいエメラルドグリーンのイルミネーションに、観終えたばかりのステージを思い出している方も多かったのではないでしょうか。

<style> &amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;lt;!--table {} .font5 {color:windowtext; font-size:6.0pt; font-weight:400; font-style:normal; text-decoration:none; amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;quot;MS Pゴシック&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;quot;;} .style0 {text-align:general; vertical-align:bottom; white-space:nowrap; color:windowtext; font-size:11.0pt; font-weight:400; font-style:normal; text-decoration:none; amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;quot;MS Pゴシック&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;quot;; border:none;} td {padding-top:1px; padding-right:1px; padding-left:1px; color:windowtext; font-size:11.0pt; font-weight:400; font-style:normal; text-decoration:none; amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;quot;MS Pゴシック&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;quot;; text-align:general; vertical-align:bottom; border:none; white-space:nowrap;} .xl24 {color:white; font-size:9.0pt;} .xl25 {color:white; font-size:9.0pt; text-align:left;} ruby {ruby-align:left;} rt {color:windowtext; font-size:6.0pt; font-weight:400; font-style:normal; text-decoration:none; amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;quot;MS Pゴシック&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;quot;; display:none;} --&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;gt; </style> <col width="130" /> <col width="90" />                                                                                                                
四季劇場[海]2007年6月15日プレビュー公演
グリンダ沼尾みゆき
エルファバ濱田めぐみ
ネッサローズ小粥真由美
マダム・モリブル森 以鶴美
フィエロ李 涛
ボック金田暢彦
ディラモンド教授武見龍麿
オズの魔法使い松下武史
【男性アンサンブル】三宅克典
脇坂真人
品川芳晃
白倉一成
西野 誠
清川 晶
上川一哉
成田蔵人
永野亮彦
【女性アンサンブル】あべ ゆき
荒木美保
今井美範
宇垣あかね
遠藤珠生
有美ミシェール
長島 祥
間尾 茜
レベッカ ヤニック
指揮井上博文

WiCKED 間もなくスタート

2007年06月11日 02時31分11秒 | 観劇

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WiCKEDのスタートが、目前となってきました。
15日には、プレス向けのプレビュー公演が行われると言うことで、スタッフの方々も最終調整に終われていることでしょうね。
3月21日、オペラ座の怪人・東京公演の千秋楽。
ひっそりとしてきた汐留・四季劇場[海]が、再び賑わいを取り戻すのでしょうね。
劇場前、エルファバをイメージしたかのような魔女のオブジェ。
ステージに舞い降り、観客にどんな魔法をかけてくれるのでしょう?


雨上がり

2007年06月10日 20時49分23秒 | 季節

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朝からの長い雷雨が止んだのは、夕方近く。
激しい雨が降ったわけではなく、太陽の陽射しが強いわけでもなく、普通の梅雨の晴れ間のような感じでした。
虹でも見られればと少しは期待をしたのですが、残念です。
かなり色付いたものが見られるようになった紫陽花も、雨の滴に濡れて色合いを増してきました。
気温が高いので、滴が綺麗で光の具合の良いカットを探していると、あっと言う間に乾いてしまうので難しいですね。
梅雨入りまで、あとわずか。 今年の梅雨は、どうなるのでしょうね?

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CATS

2007年06月09日 21時53分43秒 | 観劇

このところと疲れ気味だったため、気分転換を兼ねてCATSを観てきました。
前回は交通事情のトラブルでかなり焦りながら劇場にたどり着いた苦い思いがあるので、今日はかなり余裕をもって動いたら、逆に時間を持てあましてしまいました。どちらが良いものか・・・。
1人でふらっと出かけてしまうのが、そもそもいけないのかも知れませんね。

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5月6日と比べると、キャストもかなり変わっています。
グリザベラ、ジェリーロラム=グリドルボーン、ジェニエニドッツ、オールドデュトロノミー、バストファージョーンズを含め半分が変わっています。
ジェリーロラム=グリドルボーンの木村さんと、バストファージョーンズの村さんは、ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスク・バージョンに。
ジェニエニドッツの高島田さんは、ライオンキングにシフトしています。

奥田さんから重水さんに変わったグリザベラは、雰囲気がかなり変わります。
歌声は、奥田さんの方が好きかな。
それと、オールドデュトロノミーの石井さんも。

前回の記憶と比べるとかなり印象の違う部分もありましたが、楽しめる舞台だったことには変わりありません。
席もS回転席から通常の1階S席に変わっているので、印象が変わった一因でしょうね。

今回も変わらないのは、タントーミールの動きに目がいってしまうこと。
彼女の動きからは、目が離せません。
次回は、下手のジェリクルギャラリー席を確保しようかと思っています。

今日のカーテンコール、ラム・タム・タガーのサービスはたっぷりでした。
握手は、マンカストラップ。
前回は、オールドデュトロノミー。
2回続けて男性・・・。ちょっと、複雑です。

CATS、私にとっては、精神的にバテ気味の時のビタミン剤代わりになりそうです。

ジーザス・クライスト=スーパースター、予告編や会誌に目を通しているとかなり興味が湧くものの、シーンによっては目を背けたくなりそうなものがあります。
とりあえずチケットを取ってはいたのですが、今日のキャストを確認したら観に行くしかなさそうです。


解ってたまるか!

2007年06月03日 20時50分48秒 | 観劇

自由劇場での『解ってたまるか!』を、観てきました。
この芝居、昭和43年に起きた事件をモデルに、福田恆存氏が書き下ろした作品だそうです。
ライフル魔が人を殺し、人質を取りホテルに立て籠もった状態で、ストーリーが展開してきます。
自身の犯行を、被害者の状況を逆手に取り自身の正当性を主張し始め、マスコミもそれに反応し始める。
ライフル魔に気に入られ、そこしでも独自の特ダネが欲しいマスコミは、差し入れをしながら機嫌をとったり、人質もいつしか被害者と言うよりは同士のような感情をも持ち始める。
そんな様子が、笑いを起こしながら演じられていきます。
文化人と呼ばれる人達が、それぞれの立場でライフル魔に対して話しかけるものの、ことごとく反駁され沈黙してしまう。
そんななか人質の一人がダイナマイトを手に取りライフル魔と対峙するが、原爆を持っているというライフル魔に屈してしまうことに。
ライフル魔は、これをきっかけに人質を解放し、1人きりに。
捜査本部には残された警官達と、解放された人質と文化人が。
そこに、ゆっくりとした足音と共に、原爆を首から提げたライフル魔が現れる。
右足に仕掛けたスイッチを踏むと、原爆のスイッチが入るというもの。
文化人たちが再びライフル的の対話をし、ライフル魔に対して『解る!』という言葉を発する。
しかし、さも自分の心情を察したかのような発言を繰り返す文化人に対して、『俺の気持ちが解ってたまるか!』と言い放ち、30分以内に全員が逃げるように言い放つ。
1人残ったライフル魔は朝焼けの屋上で、人のいない静けさを感じ、陽の光を受け、自分が求めていたものは・・・。
自らを撃ち、息絶える。
笑える場面は多かったものの、先日の名古屋での事件のイメージが残っていたためか、何かスッキリしないものが残った気がします。
怒りや悲しみのとき、周囲の人間が自分の気持ちに共感をして『解る』という表現をしてくれるものの、果たしてその人達は私の何を解っているのかのいう疑問を感じることが。
人が何かの出来事を受け入れるとき、少ない情報から得たイメージに大きく左右されている様子と、状況を受け入れられず慌てふためく人間が勝手に理解した振りをしている様を描いた芝居は皮肉がたっぷりと込められていると感じます。
芝居中はしばしば笑い声が聞こえたにもかかわらず、劇場を後にする観客たちが異常なほどに無口で静かに退場していく様子が不思議でした。
カーテンコールでは、何度も登場してくれた笑顔の加藤さんが印象的でした。
私は加藤さんを観るのは、コンタクトのマイケル・ワイリー役に次いで2度目です。
コンタクトのダンスのイメージとは違い、役者としての姿もなかなかのものです。