先日、トルコ~リビアにかけて皆既日食を見せた月が、夕方の西空に細い姿を見せました。
月齢2を過ぎた、三日月1日前の細い月です。
タイトルの『寝ている月、立っている月』の意味、わかりますか?
月も太陽も季節によって、空に描く軌道が変わります。
太陽ならば夏至の頃は、天高く頭上に近い位置まで昇ります。
逆に冬至の頃は、南の空であまり高くないところまでしか昇りません。
同じことが、月にもあてはまります。
ただし、月の場合は太陽によって輝いているため、太陽に向いている部分が輝きます。
春の夕暮れは、月は夏の太陽のように空高い位置から沈みます。
となると、すでに沈んでいる太陽は、真下のほうから月を照らします。
写真のように、下側が輝きます。
これに対して、夏の夕暮れは、冬の太陽のように低い角度で沈んでいきます。
春と違い、このときは月の横側を照らすようになります。
この違いを、子供が表現したのが『寝ている月と、立っている月』です。
普段、何も気にせずに見ていると気付かないのですが、視点が変わると発想も変わります。
面白いですね。
写真関係の仕事をしていると、時として色再現の難題を課せられることがあります。
皆さんには、この写真の桜の花、何色に映るのでしょうか?
桜の花の色は、種類により様々。
寒緋桜のような濃い紅色のものに始まり、寒桜のピンク色。
大島桜の白色に、ソメイヨシノのいわゆる『さくらいろ』。
それとも、黄桜とも呼ばれる浅黄色の鬱金に、より濃い緑色の御衣黄まで。
さらに色の濃淡や複数の色が淡くブレンドされたものまで、実に様々。
ただそう言いながらも、各々の経験によってイメージが固定されているのでしょうね。
記憶色とでも言ったらよいのでしょうか?
そんなものを考えてみると、色に対する各人の意識の持ち方がわかってきて興味深いものがあります。
今日も桜の写真を撮りに、新宿御苑に行ってきました。
穏やかな天候に誘われて、午後には多くの家族連れやカップル、カメラ片手に写真を撮る人たちで賑わっていました。
さすがに『お花見!』を前面に出している人はまだまだ少ないものの、芝の庭園はご覧のような状況でした。
園内の売店では、WBCの中継がラジオから流れていましたが、優勝が決まると周囲からも思わず『やったー!』の声が上がっていました。
自然の中でゆっくりした時間を楽しんでいるはずなのに、気持ちはやっぱり『ガンバレ日本!』なんですね。
撮影の帰り、カメラのファインダーのアイピースを途中で落としたことに気付き、有楽町のビックカメラへ行くことに。
最寄り駅が丸の内線だったので銀座まで行き、数寄屋橋の出口を上がったとたん、ただならぬ状況に思わず身構えてしまいました。
王ジャパン優勝の号外に群がる人達が将棋倒しとなり、女性が怪我をしてうずくまり、救急車2台、消防の工作車2台、警官多数が取り巻く状況となりました。
大したことがなければ、いいのですが・・・。
数日はWBCの余韻が残るのでしょうね。
今日は低気圧の影響で、猛烈な風が吹き荒れました。
台風並みの強風は、家を揺らしそうなくらい強い風でした。
道端には、どこからか吹き飛ばされてきたと思われるものが、あちこちに転がっていました。
目の前に飛んできたとしたらなんてことを考えると、あまり笑っていられませんね。
昨日、桜の写真を100カットほど撮影をしてきました。
フィルムを使っていた頃は現像に出してしまえば、仕上がったフィルムをセレクトするだけで済んだのですが、デジタルとなるとそうはいきませんね。
セレクトして、デベロップをして、レタッチをして、データベースに登録して・・・。
自分の趣味の世界ながら、最後の方は『あ~、面倒くさい!』なんて、思わずつぶやいてしまいそうです。
ベストな仕上がりが作れると言うメリットは捨てがたいのですが、あまり撮影カットが多いと後作業にも覚悟がいりますね。
朝は晴れ間が広がっていて、撮影日和かなと思いつつ自宅を出たのですが、午後はあっと言う間に雲が広がってしまいました。
ともあれ、桜を探してみることに。
今日は、新宿御苑に足を運んでみました。
広大な敷地の中、探してみると早咲きのさくらがチラホラと見られるのですが大したものは見当たらず、やはり時期的に早いのかなと諦めかけていたら、ありました。
冬枯れの景色の中に突然タイムスリップしたかのように。
高遠小彼岸桜、寒緋桜、大寒桜、枝垂桜、そしてこの修善寺寒桜等々。
結構、咲いていました。
寒桜系のピンクの花が、輝いているかのように目に飛び込んできます。
ソメイヨシノばかりイメージをしていると、見落としてしまいそうです。
最近TV CMで流れている京都・円山公園の枝垂桜、本物を見てみたいです。
そうだ、京都行こう。
思わず、つぶやいてしまいました。
都内に唯一残っている路面電車の都電・荒川線。
王子・飛鳥山の脇のこのアングルからの景色が、昔からのお気に入りです。
都心では踏み切りなんてものに出会う確立が、かなり減っています。
運転免許の教習で何度も踏み切りを渡る練習?をしていたものの、実際に踏み切りを渡ったのはかなり経ってからのことでした。
ここから見ると、わずかな距離の間に6ヶ所もあります。
しかも隣の駅が見えていて、踏切を横断する人や自転車があたりまえに目に映ります。
JRや私鉄の秒単位で運行されている車両とは一桁も二桁ものんびりと走っていて、歩く人と同じペースで時間が進んでいるような気さえしてきます。
夕暮れの陽射しを浴びて走っている都電の背景には、巨大なビルの影が。
専用軌道を走っているために生き延びてきましたが、この先どれくらい走り続けられるのでしょうね。
先週購入したMac miniのメモリを買いに、再び秋葉原へ行ってきました。
帰りがけに上野まで歩いたついでに、上野公園に立ち寄りました。桜の名所としても有名なここも、今年の冬の寒さの影響を受けたのか、現在咲いているのは公園入り口にある大寒桜が満開となっている以外は、ほんの少しだけです。
公園内を一通り歩き回り駅に向かいかけた時、『おかめ桜』と思われる植樹したばかりの小さな木が目に付きました。
その時に撮ったのが、このカットです。
カメラ:Panasonic LUMIX LX-1
撮影時刻:17時27分
感度:ISO200
シャッタースピード:1/8sec.
ストロボ:なし
手ブレ補正:ON
感度が200に上がっているため少しザラついた感じがあるものの、撮影情報を見なければ周囲が薄暗い状況で撮ったものには見えません。
コンパクトデジカメの底力を、改めて感じました。