昨年7月の名古屋マンマ以来の、ステージに立つ智恵さんに大感激の1日でした。
会場は、ベルエポック美容専門学校内のイベントスペースで、基本的には学生たちの作品発表等の場所のようです。
エントランス前は、多くの花が飾られていました。
今回のコンサートは、智恵さんを初めとして、ゲストに元劇団四季の李涛さんと中井智彦さん。
ダンサーには、元劇団四季の大口朋子さんと、俳優・ダンサーとして活躍する宮垣祐也さん。
エレクトーン奏者には、宮崎 誠さん。
素敵な顔がそろい、それだけでも期待が高まります。
最初に宮崎 誠さんが登場し、マンマ・ミーア!のプロローグが流れる中、ステージ奥に設置されたスクリーンに映像が。
智恵さんの出演作品紹介や、退団を決意した理由。
今年、ワイズ・スポーツ&エンターテイメントに所属してからの活動などが紹介されました。
歌われる曲は、劇団四季時代に智恵さんが演じたミュージカルナンバーの数々が。
マンマ・ミーア!
アイーダ
美女と野獣
サウンド・オブ・ミュージック
エビータ
ジーザス・クライスト=スパースター
オペラ座の怪人
CATS
ゲストのお2人も、それに合わせてソロや智恵さんとのデュエットを。
在団時と変わらぬ澄んだ歌声を聴いていると、そのシーンが目の前に浮かんでくるようでした。
四季在団時のイベントで、ご自身を「緊張しい」とおっしゃっていた智恵さんですが、今日もそれは変わらず。
今日も小さなハプニングや、サプライズが!
智恵さんにも、ゲストさんにも。
エビータを演じる時、You Must Love Meという曲をを必ず聞いていたそうです。
この曲は、ミュージカルではなく映画版のエビータで取り入れられたもので四季のエビータにはありませんが、海外カンパニーでは取り入れられているところもあるそうです。
機会があれば歌ってみたいと思っていたところ、宮崎さんから「歌ってみない?」と言われたそうです。
さらに、サプライズが!
「ありのままに」の翻訳をした方という方と言うのがが良いのか、それともアラジンの翻訳をした方の方が判りやすいのか?
高橋知伽江さんが今回のために日本語の歌詞を訳してくれたそうです。
この曲が歌われるのは二幕のエヴァのワルツの後ですが、男を踏み台にしてのし上がってきたエヴァが、夫のペロンに「私を愛して」と歌い掛けるのを聞くと、エビータのストーリーがしっくりしてきます。
会場には、サウンド・オブ・ミュージックの時に子役として出演した子たちが、大勢観に来ていました。
初演の子たちは、既に6年も経っているため、すっかり顔つきや体格が変わり、顔を見てもすぐに分かる子はごくわずかでした。
ソワレでは初演のブリギッタ役だった片岡芽衣ちゃん池戸優音ちゃんが紹介され、東日本大震災で中止となった千秋楽公演の出演予定だったことが話されました。
卒業公演をすることなく終わってしまった、2人。
その2人にとっての卒業公演になれば・・・。
ラストナンバーへ移ろうとした時に、智恵さんにサプライズが。
子供たちを代表して、芽衣ちゃんから智恵さんへの感謝の寄せ書きを。
「時間が止まった気がしていたけれど、また動いていける気がする。 智恵さんとまたどこかで共演したい。
私たち兄弟は、智恵さんのマリア先生がが大好きです!」
と、芽衣ちゃんが涙声で語りかけ、智恵さんも熱いものがこみ上げてきた感じでした。
エンディングでは入場時に貰ったサイリウムを手に、オールスタンディングで盛り上がりました。
通路では見覚えのある顔が、盛り上げていました。
一和洋輔さん、深堀景介さん、柏円さん、石毛翔弥さん。
智恵さんが盛り上げ隊と呼んでいましたが、後で入場時のプロフを見たらSpecial Thanksで名前が入っていました。
カーテンコールの最後に、智恵さんからのご挨拶が。
「復帰コンサートに来てくれるか、心配していました。
劇団員の中にも退団を知らない人がいるくらいなので、温かく迎え入れてくれて感謝です。
まだまだ歌い続けます。」と締め括りました。
とっても素敵な1日となりました。