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四季劇場[夏] 製作発表会見

2010年02月15日 15時25分43秒 | 劇団四季

有楽町・帝国ホテル 孔雀西の間にて、東京・大井町に新設される四季劇場[夏]の製作発表会見が行われました。

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新劇場は、2010年7月中旬にオープンとなり、柿落とし公演となる作品には、15年ぶりの東京公演となる 『美女と野獣』が発表されました。
席上には、浅利代表、坂本里咲さん、佐野正幸さんが並びました。
まずは、浅利代表の挨拶に始まり、四季劇場[夏]の柿落としの演目として選ばれた『美女と野獣』に出演予定者として、
ビースト役として佐野正幸さん、ベル役として坂本里咲さんが、それぞれの役について紹介をされていました。

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次に四季が今年度に採用する予定の新システムに関する説明が行われました。
一つ目は、四季劇場[夏]のオープンにあわせてスタートする、『劇団四季スマートチケット』について。
このシステムは、エアチケットのような完全チケットレスシステムに移行するものだそうです。
具体的に、クレジットカードやSUICAのようなICカードを利用するものなのか、携帯電話を利用するものなのかは具体的な説明はありませんでしたが、『美女と野獣』の作品から運用を開始するそうです。
利用状況や紹介などによるマイレージのようなサービスも、予定されているようです。 
さらに、いくつかの新しいWebサービスが準備されているそうです。
『マイページ』と呼ばれる、ユーザー毎の好みを反映させたカスタムページをWebページに設定するそうです。
『メールコンシェルジュ』というサービスは、ユーザーが登録をしておくことにより、設定された条件が整うとユーザーに告知されるものだそうです。
例えれば、キャッツS回転席と言うキーワードに対して、希望日の空席が生じた場合にユーザーへメールが届くといったものだそうです。
『贈答用ギフトカード』は、観劇日を特定しないチケットで、プリペイドカード的な使い方ができるようです。
『チケット譲渡システム』チケットの完全電子化により、購入後観劇できないユーザーに対して、興業主が運営する譲渡システムを運用するものだそうです。
オークションでの不当な売買の根絶を、目指すものだそうです。
さらに、Web法人営業部を設定し、企業が社員の福利厚生に役立てるよう、利用する企業の社内ネットワークから直接予約できるシステムなども検討されているそうです。
それぞれのシステムが、いつの時点で運用が始まるかはともかく、ここでも業界に先んじて新たな取り組みを始めるとのことです。
チケットレスシステム以外は、運用開始時期は未定だそうです。

この後、質疑応答になります。
週刊女性の記者の方より、佐野さんと坂本さんに対して、東京公演に対しての意気込みや取り組みについて質問がありました。
佐野さんからは、演じてきた期間に蓄積した経験値を活かしていくというようなお話をされていました。
また、四季の舞台装置の細かさについても、紹介がありました。
具体例として、ベルの家にはハートが沢山隠されていることを最近になって発見したそうです。
坂本さんも、同様に大きな変化はないそうです。
若かった頃のベルト、現在の年齢のベルとの違いがあり、愛の崇高さが年齢とともに理解できていくようなお話をされていました。
また、10年以上演じてきた2人に対して、大切にしてきたものは何かという質問がありました。
佐野さんからは、ビースが各場面毎に意識が変化しており、それをどのように表現していくかが、未だに課題となっているそうです。
坂本さんは、ディズニーの役の中でも特に人気のキャラクターであり、観客がベルのどの部分に共感を持つのかを考えるそうです。
自分の世界を持ち、キラキラしているキャラクターなので、演じている間は朝起きたときからベルになって1日が始まるような気持ちでいるそうです。
お2人とも好きなシーンは同じで、2幕の図書館で初めて2人の気持ちが通い合うシーンだそうです。

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浅利代表は、この『美女と野獣』を柿落とし公演として選んだ理由はと言う問に、最も華やかな作品であるからだそうです。
同じディズニー作品でも、ライオンキングは四季劇場[春]で既に12年ものロングランを続けていることを思うと、この作品も1年以上のロングラン公演として捉えているそうです。
具体的な話をしていると色々あるため、具体的な話はしたくないとのことでした。

最後に、今回のWeb関連の事業に対する投資的な部分に対する質問があり、かなりの経費が投資されている旨が説明されましたが、具体的な数字は控えるとのことでした。

この後、プロモーション映像が紹介された後、坂本さんが『わが家』を、佐野さんが『愛せぬならば』を披露されました。
思わぬところで印象的なナンバーが聴けて、ラッキーでした。

歌の披露の後、フォトセッションとなり、およそ40分の製作発表会見は終了となりました。

新作の発表とはならなかったものの、東京での再演を待ち望んでいた方も多い作品だけに、喜んでいる方も多いのではないでしょうか?
私も、静岡まで観に行ったことが、つい先日のように思い出されます。


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