今日は日直で病院に出ている。昨日金曜日の当直は外部の先生だった。当方が内科当番だったが、特に連絡はなかった。夜間の受診を確認すると、準夜帯で1名、深夜帯で1名と随分少なかった。ただし中身は濃かった。
午後9時に74歳男性が背部痛で受診していた。前日から背部痛があり、いったん軽減していた。その日の朝から増悪して、夜間になってから受診した。受診時に血圧が80mmHg台と低下していた。
腹部CTで腹部大動脈瘤破裂を認めた。後腹膜側に破裂したので、持ちこたえていたようだ。急速補液で血圧は100~120まで上がった。当番の外科医が呼ばれて、大学病院に搬送した。
午前0時過ぎには60歳男性が頭痛で救急搬入された。温泉のホテルに来ていて、飲酒後に転倒して頭部を打撲した。寝ていても頭痛が取れないので救急要請していた。
頭部CTで外傷性のくも膜下出血と硬膜外出血を認めた。こちらは脳外科のある地域の基幹病院に搬送となった。
受診数は少ないが、重症が続いたことになる。昨日は外科病棟の忘年会だった。呼ばれた当番の外科医は飲酒していなかったのだろう(たぶん)。ふだんから声の大きい楽しい先生だ。