今日の朝ごはんは、チーズドーストにアプリコット・ジャムです。
この組み合わせが好きになったのは、学生の時、ロンドンにホームステイして、ランドレディが持たせてくれたサンドウィッチに、チーズと「何やらドロっとしたジャムのようなもの」を挟んでくれたのが美味しかったからです。
その「もの」は実は「チャツネー」というインドが発祥の保存食で、イギリスではそれが当地に合わせて発展し、トマト、アプリコット、リンゴ、なしなどの果物や玉葱などの野菜にシナモンやカルダモンなど香辛料を入れてジャムのような形状にしたものです。
↑ こんな形でスーパーで売ってます。
↑ 夏休みに渡英予定のある方にお勧めなのは、手作り品。地域の夏祭りや、学校祭、マーケットなどでテーブルの上で売られています。また、田舎に行くとオーガニック・ショップやファーマーズ・ショップでも見かけます。
↑ 自分や知人のお土産にもいいのは、ハーヴェイ・ニコルズなど高級店の製品。
↓ 下はチャールズ皇太子の会社Duchyの製品。スーパーでも入手できます。
このチャツネーは、ランドレディのサンドウィッチのようにチーズととても相性がよく、パブでのランチメニューの定番「プラウマンズ・ランチ」という、チーズとパンとサラダを乗せたプレートにも必ずついてきます。(ああ・・・涎が出て来ました。)
ところが、初めての海外、ホームスティをした時は全てが目新しかったわけですから、そのパンに挟まったドロッとしたものが何なのかランドレディに聞く機転がなく、日本に帰って来てから「あれ」が食べたいと思った時、試しにチーズにジャムも添えてパンにのせたら美味しかったのです。特にアプリコット・ジャムが甘味と酸味のバランスが好きです。
今は輸入食品店にきっと本物のチャツネーを売ってるでしょうから、私のような邪道ではなく、ご興味のある方はまず本物をお試しください・・・