Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

Hello, Doctor

2013-12-06 14:19:00 | その他の映画・ドラマ・舞台
もういったいいつ買ったのかも覚えてない私の最初のドクター・フーの5thシリーズDVD6枚セットです。



確か1年半くらい前にツイッターのサブリミナル効果に当たってしまい(主にマット・スミスの顔に)買いました。数話見た頃に、前代のテナントさんドクターも見た方が話がわかるんじゃ?と、実は10代目テナント・ドクターには触手を伸ばす気がなかったのに「シリーズだから仕方ないわ」と3rdと4thシリーズのセットも買い、やっと3&4を見終わる頃、ふと気がついたらHuluでも見られるようになっていました。5thシリーズ見終わる前に現実がすでに次元の異なる世界w

ですので私が最初に見たのは5thシリーズの11代目ドクターデビューの巻。お話はこのエピソードがテレビ放映された2010年から遡ること14年、つまり1990年代の女の子の部屋から始まると思う(時間が前後するドラマなのでややこしい)のですが、その女の子のパジャマに合わせた赤い長靴にカーディガン、紺のダッフルコートにトランクを持った姿が70年代あたりのレトロ感が滲み出て、そのかわいさはツボど真ん中でした。いや・・・このドラマSFなんであって見る所そこじゃないですね。でも話がよくわからないので、わかるところだけ印象に残ったわけです。

そして1代遡って(ドクターの身体は再生するので同一生命体ですが)かっこいい髪型のドクターをDVD12枚分見てなじんで、ついこの間の50周年お祝いエピソードThe Time of the Doctorとドキュメンタリーを見て、なんとなく歴史があるんだな~と、シリーズテーマ「時空の旅」の「時」そのものを感じました。

そして、かっこいい髪型のドクターとお別れして、またマットの1話目を見たのが昨夜・・・

やっとそのエピソードのクライマックスであるドクターの台詞とその時彼の姿と重なるフラッシュバック写真の意味がわかったのです!「Hello, I 'm the Doctor.」

シリーズ歴代のドクターの姿が走馬灯のように駆け抜けて、過去のモノクロ写真が現在の天然色マットドクターに切り替わっての台詞。いや、やはり、予備知識なしでいきなりではわかりませんでした、ぜーんぜん!わかるようになるには、私の場合たった1代だけど、ドクターに愛着を感じ、一緒に時を重ねる必要がありました。それと50周年記念でさらに前代のドクター達を見たのも幸い。時を超えることを理解するのに時間が必要だなんて、なんというパラドックスでしょう・・・

ドクターの台詞に「わあああ!」と思った時、ドラマのもうひとつのテーマは「パラレルワールド」だったかなと思いました。何か世界の見えない壁を通り越したような気がしたからです。ああ、また危険地帯に突入した気がしますw