夫のケガの回復も順調です(まだ流動食ですが自分で作って食べてます。今日は私と娘のディナーも作ってくれました)ので、やはり予定通りNYへ明日出発します。やっとウィショーさんとシアーシャちゃんの「The Crucible」を見に行けます。
今回のNY行は、夫のケガがなくても娘が中学校3年で受験生なのでやめておこうかな~とも思いました。でもまあ1週間ですし、私がいたらその分勉強するわけでもなし、夏休みが始まったら部活用にお弁当作りがあるのでその前に帰国するようにしたので、夫が私の留守中ディナーだけ作ればいいからなんとかなると決意したわけです。
私なりにケガの具合が思わしくなければキャンセルの覚悟もしていたのですが、案の定、実の母に私がNYへ行くと話したら、「ケガした夫と受験生の娘がいるのにおかしい、反対だ。キャンセルするべきだし、そもそも計画すべきでもなかった。娘にこれからお金もかかるのに何を考えているのか。自分のことだけ考えて家族のことを考えていない」と怒られました。しょぼん。
それなりに私も考えたのですけれども、私がこの旅行にかかるお金を貯金したとしてもそれで娘の人生が変わるわけでもないし、私がこれでハッピーになれば、行かせてくれる娘や夫のために喜んで色々やろうという気にもなれるものです。
しかし母の世代の田舎の労働者の女性は、海外旅行とはよっぽど余裕のある人だけがするもので、まさかブロードウェイの舞台を見るためだけに行く人がいるとは想像もできないに違いありません。私が物心ついた10代の頃から私がやることは「浮わついて計画性がなく甘い」と母に嫌われてきました。オタクの考えることなんて理解できないだろうし、女性は自分を犠牲にして家族のために生きるのが当たり前なんでしょう。
うちの夫は私から見ても「自分が好きなことだけしてる」タイプ。経済的な安定はないけど心が自由というか、私の母と正反対です。もしかしてだからこそ結婚したのかもしれません。ずっと実の母に否定されてきた私の価値観をシェアできる人として。
まそれは置いておいて、この年になっても親に怒られて辛いけど、怒られたからキャンセルするのはもっと辛いので行ってきます。