本日はミッドタウン日比谷オープンにつき、全国的には明日公開の映画が日比谷では今日から見ることができました。
たまたま運良くお休みだったので「レッド・スパロー」を見ることに。
女スパイというと、去年はシャーリーズ・セロンの「アトミック・ブロンド」もありました。セロン姐さんもカッコよかったですが、ジェニファーの方がスパイっぽくない意外性が好きです。
本当にこの映画は個人的にはジェニローを堪能するためにあるようなものでした。原作は元CIA工作員の書いたベストセラーで、ストーリーがどんどん何重にもひねて知的なスリルがあるのですが、
それよりも何よりもジェニローでした!
ボリショイバレエのプリンシパルだった設定ですが、実ははっきり言って彼女の体は首が長いこと以外は全くダンサーぽくないのです。ダンサーはやはり相当な(特に脚が)筋肉質で上半身は細いのです。ですので彼女がトップバレリーナだったということはあまり説得力がありません。
でもロシア人設定のヨーロッパの香りに包まれた服の着こなしや髪型、メイクはもうジェニファーのちょっと田舎っぽい、けどノーブルで品のある美しさにぴったりでした。彼女の前髪ぱっつんを真似したくなったほどです!顔が違うのに・・・
それにハニートラップ養成学校ではロシアらしいとは言えあまりにもステレオタイプの講義が開かれていてちょっと辟易。せっかくのシャーロット・ランプリング先生なのに。それでもジェニファーが作業着風の時代錯誤な制服を課題のために脱ぐと、ムチムチで可愛いのですよ〜。モデルのように細くもなくバレエダンサーのように筋肉質でもないけど、彼女の場合は弾力のありそうな肉付きと質でいいのです。完璧なのです。
ところで映画の中でも「冷戦は終わったなんて建前」と出てきますが、折しもイギリスでロシアのスパイを狙い一般人にも影響があった薬品の事件のニュースがまだ耳に新しい今日この頃、そこはリアルでした。
ロシアの諜報員の拷問はTTSS時代(1970年代)から半世紀ほど経っても変わってなくて、ロシアスパイときたら拷問、怖いですよ〜〜〜
元CIAの人が書いたものだから、拷問の残忍さは本当にそうなのか。007シリーズなんてその辺は出さずにスパイのカッコイイところだけ描いてますから見る方も楽ですが。
ジェニファー・ローレンス、シャーロット・ランプリング以外も、キャストは豪華で、
ジョエル・エドガートン、キリアン・ハインズ、ジェレミー・アイアンズです。