第93回アカデミー賞が発表になりました。映画が好きという割に個人的に興味あるイベントではないのですが、レッドカーペット衣装と、受賞ラインアップとそれに対する批評がアメリカの世評を反映しているところは興味深いです。
ドレスコード「フォーマル」のレッドカーペット衣装でのお気に入りは、少し前、こちらで局地的に話題になったキャリー・マリガンです。とてもキレイで可愛らしい。伝統的なセクシーモデルポーズをとらないところがまたいい。彼女は知的でもあるのに愛らしいという過去には相反した2要素を持つのが好き。これは男優でも同じですよね、知性とカワイイは正義です。
彼女が主演した「プロミシング・ヤング・ウーマン」は脚本賞を受賞しました。キャリーは主演女優賞にノミネートされていました。
主演女優賞は作品賞を受賞した「ノマドランド」のフランシス・マクドーマンドでしたが、この作品については個人的にずいぶん前から知るチャンスがありました。
それは「メアリーの総て」の試写会に当選して参加できたときのこと。配給会社GAGA主催で、その時映画のバイヤーさん(すみません、名前をメモした紙はさすがになくした)によるトークショーがありまして、国際映画祭を回っての話が聞けたんです。その時2018年11月ですのでまだ一般公開されてない映画の中で業界の話題ナンバーワンがその「ノマドランド」ということを教えてもらったんです!そしてこの監督も業界での注目ナンバーワンの中国系女性であるクロエ・シャオだということ、彼女は大人気マーベル映画の新作「エターナル」をも監督していることもその時に聞きました。だから、昨日のアカデミー賞はもう2年前から決まってたんじゃないかとも思ってます。
少し前のアカデミー賞ではなんだかんだ言っても「白人」「男性」がほぼ独占してガッカリ・・・という世評が聞かれたばかり。今年は去年の「パラサイト」に続いてアジア勢や女性の活躍が認められ、少なくとも世界の注目を浴びるアメリカでこういうことが起きていると、時代は確実に変化があると思えます。
「プロミシング・ヤング・ウーマン」は7/16日本公開。楽しみ〜
ゼンデイヤちゃんもかわいい。
ところでレッドカーペットに、クロエ監督は三つ編みおさげヘアにスニーカーで現れていて、ドレスコードを半分無視していたのが愉快でした。