ずっと楽しみにしていたこの映画、朝9:50の回をお仕事前に見てきました。
ヴィクトリア時代に大人気で晩年精神を病んでしまった猫画家をベネディクト・カンバーバッチがそれはそれは美しく、髪を振り乱しても、年老いても、愛おしい美しさを演じました。
映画としてもまるで絵のような美しい世界があり、一癖あるベテラン俳優から若い俳優、そしてなんとニック・ケイブとタイカ・ワイティティのカメオ(?)まであり約2時間が旅のように過ぎました。
猫映画としては、ボブの方が猫猫しいかなと思いますが、不器用でピュアなルイスのベネさんが私の中でギラムさん以降No.1になっています。
しかし5人の妹を養う重荷とは彼のような人の精神を追い込むには充分で、今ならフェミニズムや、ウィリアム皇太子もPRしている男性のメンタルヘルスなどの救いが見つかりますが、当時はそれ以外の道が許されてなかった辛さ・・・上流階級とはいえ財産がないって、まだヴィクトリア時代なのにどうしてそうなっちゃったんでしょう。