Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

ATSUKI ONISHI のキーワード

2012-04-16 10:26:00 | 大西厚樹
まだ、続きます。 デザイナー「大西厚樹」のお話。

出会いは、80年代の乙女雑誌「オリーブ」

  

写真左:ピンクのセーターがATSUKI ONISHI
写真右:右の子が着てるガーベラ柄のスカートがATUKI ONISHI


大学では英語を専攻していたくせに、なぜかファッションに夢中になり、
卒業後の進路を思いつきでアパレルにしてしまった私が、
そのころ惹かれたのが大西さんの服でした。

募集に応募し、採用していただきました。
「宣伝/販促」のポストは採用枠がなく難しいとのことでしたので、
とりあえずはショップ・スタッフとして。

それからですよ。

コレが来たのは!

不思議の国のアリス/Alice's Adventures In Wonderland」のコレクションです。
アリスの柄の服で全身コーデした男女がランウェイを歩いたのです・・・!

それまでの大西さんのお洋服も、当時斬新だったコルセット(ビスチエ)や、
外国のカーテン地のような大きなチューリップ柄tulipなどありましたが

私が入社後に、お話シリーズ、とでも言うのか、
わかりやすいテーマがコレクションごとに提示されました。

アリスの後は、

宝島/海賊」 ← 隠れテーマは「マリン」

メアリー・ポピンズ」  ← 同じく隠れテーマは「英国クラシック」

あかずきんちゃん


物語じゃないけど、

「バレリーナ」

「ボーイ・スカウト」 ← 幻のテーマ。売れませんでした!でもこれ大西さんそのものの世界

「音楽」 ←  ヴァイオリン柄とか、バイオリンケースのバッグがあったsymbol7

「テディ・ベア」  ←  大西さんもアンティークの集めてました

「スコットランド」 ← ハイ、タータン大好き

「回転木馬」 ←  「馬柄」・・・売れませんでした。私好きだけどな。

「プードル」 ← 実際、大西さんは飼っていました。パリの気分でしょう。 

などなど

これらのキーワードを並べただけで、ブランド紹介が終わってしまいそうです。

今、記憶だけで書いているのでもっとテーマはあったのですが、
そういう資料は退社した時会社にほとんどすべて置いて来てしまい、
少ないけど持ち帰ったファイルや書籍は実家なので、
写真もお見せできないことがとても残念でなりません。

当時は紙媒体がほとんどすべてだったのですから・・・

でも、

あ・・あったーー?! 現物が!!



94年にスタートしたメンズラインの「ルパート」のノベルティ、
シューズ袋の一部です。
「ルパート」はイギリスのマンガのクマです。

このメンズが発表された時、ポール・マッカートニーのファン団体の方から
会社に連絡があり、「サーもルパートのファンであり・・・」と言われて私は、
一瞬、著作権関係のクレームかとビクったのですが、

「・・・このようなブランドができ、ルパートが日本でも広まるのは嬉しい限りです」
という、友好的なお電話だったのでした・・・・smile

cherryつづく

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1 コメント

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「大西厚樹の部屋」「ATSUKI ONISHIのキーワード」へ拍手コメントくださった方へ (sofiaandfreya)
2015-11-14 09:43:27
雑多なブログ記事で見つけてくださってどうもありがとうございます。

<<ATSUKI ONISHIといえば
不思議の国のアリスとテディベア!

はい、まったくそのとおりです。同感です。
プードルは熱が高じて、大西さんご自分でも飼ってらしたしw
当時の空気をご存知の方がいらして嬉しいな。

あの当時も、ほかにもかわいいお洋服を売っているブランドは
数知れずあったのですが、大西さんのプリントのチョイスや
お洋服のコーディネイトのセンスはどこか他のデザイナーさん達と
違っていたと思います。

最近は大西さんについての記事は増えてないのですけど
他の過去記事もどうぞ楽しまれてくださいね。

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