Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

アガサ・クリスティーの世界を味わう

2020-09-22 19:12:00 | イギリス
毎年秋に、「バトラー付きのアフタヌーンティー」などの企画で「英国フェア」をやってくれる帝国ホテルのアクアラウンジが、



今年はアガサ・クリスティーの生誕と帝国ホテル誕生が同じ130年ということで、クリスティー小説に登場するメニューをセットにしてくれました。

BRITISH AFTERNOON TEA WITH AGATHE CHRISTIE

どのメニューがどの小説に登場するかキチンとリストアップされています。



ソーシャル・ディスタンシングのため4人に8席分用意され、よくアフタヌーンティーの3段トレーは二人分が一緒に盛り付けられているものですが、トレーもひとり1setの割り当てです。お皿に隙間が多いのはそういうわけです。



左からポピーシードケーキ、トライフル、ブレッド&バタープディング、
下にメレンゲ



ラムの煮込み、ロブスターのサラダ、キッパーズのフィッシュケーキ

甘くないメニューが大充実なのが嬉しいです。アフタヌーンティーっていわばお食事なのでケーキは一皿でもちょうどなのかも。



チーズとキュウリのサンドイッチ、サーモンムースのクランペット、シェパーズパイ



そしてスコーンもひとりひとりに恭しくナプキンに包まれて給されました。冷めないおもてなしありがたし。



プレーンとレーズンが鎮座しておりました。



コロナで席に余裕をもたせるためオンライン予約はやってなく電話での予約でした。

以前1度来たことのあるラウンジのティータイムですが、やはりだいぶ人が少なく、本当にクリスティーの小説に出てくる高級ホテルのような空間でした。

制服も由緒正しいミリタリー風や女性でもネクタイ着用などモダンな外資系ホテルにはない伝統が感じられて、バトラー付きのティーじゃなかったけれどそれも兼ねて楽しめた気分です。

窓際の席をお願いしたのでガラスの向こうは皇居、インペリアルでロイヤルな午後で世間の4連休最終日の喧騒とも無縁でございました。

過密東京をゆったりと過ごせる・・・新コロナウィルスに負けないうちは密かな愉しみ。


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2 コメント

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Unknown (hedgehog)
2020-09-25 21:20:50
しましまさん

しましまさんがお撮りになるお写真はどうしていつも鮮明で美しいのでしょう。私のiPhoneにおさまっている写真はどれも、同じ場にいた人間が撮ったものとは思えません(笑)。

>どのメニューがどの小説に登場するかキチンとリストアップされています。

カラーのメニュー表が一人一枚お持ち帰り用に渡されるのも素敵なサービスだなと思いました。今回のようなテーマのアフタヌーンティーだけに、あとからここで食べたメニューの本を読んでみようかなと思いますもん。次に読むなら私は『ヒッコリーロードの殺人』だな。

>バトラー付きのティーじゃなかったけれど

興味津々ではありますが、ただの給仕係ではない、「バトラー」が登場するティーって私には正直想像もつきません。バトラーならではのサービスって一体何だろう……?
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Unknown (しましま)
2020-09-25 22:20:07
hedgehogさん

>>鮮明で美しい

今までは被写体を動かしたり、自分が立ち上がったりして頑張ってたんですが、今回コロナでやる気がどこかに行ってだいぶ不満足な仕上がりでした。

>>次に読むなら私は『ヒッコリーロードの殺人』

私は帝国ホテル気分のつながりで「バートラム・ホテルにて」がいいです。

>>ただの給仕係ではない、「バトラー」が登場するティーって

どう違うのでしょうねえ。
経験豊かそうな男性スタッフが専用に後ろに控えているとでも・・・
カールソンさんみたいな人がいたらやたらと話しかけたくなってしまいますが、ホストクラブじゃありませんって言われてしまうでしょうか。
話しかけなくても女性グループだけのお客だとやっぱりホストに見えてしまいそうなので、そのサービスはやはりある程度の年齢の余裕のありそうな男性が注文しないといけないような気がします。日本じゃ無理ってこと?
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