今年虹の橋を渡った猫のボブの本「A GIFT FROM BOB」は日本版が出てないので原書を買って読んだらとても読みやすかったので、1冊目で映画の原作ともなった「A STREET CAT NAMED BOB」(邦題「ボブという名のストリート・キャット」映画化されて「ストリート・キャット」→「猫」と短縮化)の方も読みました。
より深く理解できてよかったです。映画だと独白でもない限り主人公を客観的に見て知る情報ですが、本は本人の見た世界、思考、感情が細かく書かれているので。
ストーリーは、映画よりちょっと手前で終わります。ボブとジェイムズがエンジェルでビッグ・イシューの販売をしている姿を多くの人が写真や動画に収め、観光客がボブのことを知っていたことで自分たちが動画サイトで大勢に見られていることを知って驚き、さらに本を書かないかという話が舞い込んだ、というところまで。
この本を読むまで私もホームレスの人のことを「労働を放棄した人」と思いがちでしたが、人それぞれ事情があり仕事に就けない、社会のレールに乗れない人が発生する落とし穴があることを知りました。
ところどころ、それはやっぱりルール無視しゃちゃまずいとこでは?ってか所もあったけど、生きるためにこうするしかないってボーダーラインは追い詰められたら移動するかもしれないとも思った。
ボブの本は何冊も出ていて、他の本も読みたいので整理しました。
「A Street Cat Named Bob/ボブという名のストリート・キャット(猫)」以降、年代順
*日本語版
「ボブがくれた世界 ぼくらの小さな冒険」2014/12/16
(The World According To Bob)
「ボブが教えてくれたこと」 2019/7/31
(The Little Book Of Bob)
*英語版
「Bob: No Ordinary Cat」2013/2/14
内容はA Street Cat Named Bobの11~歳向け版で易しい英語で書かれ写真掲載あり。
「The World According to Bob: The further adventures of one man and his street-wise cat」 2013/7/4
A Street Cat Named Bobの続編
「My Name is Bob」2014/4/24
ボブがジェイムズに出会う前にどんな生活を送っていたのか想像による物語の絵本。
「For the Love of Bob」2014/7/3
The World According to Bobの11歳〜向けバージョン。写真があるかは不明。
「A Gift from Bob: How a Street Cat Helped One Man Learn the Meaning of Christmas」2014/10/9
クリスマスの寒い休暇を前に、大事な暖房費を含む生活費を稼いでおかねばならないジェイムズの大雪のロンドンでビッグイシューを売る奮闘記と過去の記憶のクリスマスが平行して語られる。とってもハラハラします!
「Bob to the Rescue」2015/9/24
絵本第2弾。
「The Little Book of Bob: Everyday wisdom from Street Cat Bob」2018/10/30
日本語訳出版済み。
日本語でも英語でも読んでないのは「Bob to the Rescue」だとわかったので(11歳~の子供向け本もまだなんですけど)ポチリしました。楽しみ〜
ボブの本のリスト化、ありがとうございます。私は映画は観ましたが、原作のほうが一冊も読んだことがありません。肩乗りネコが羨ましくて嫉妬が先に来るせいかも? 情けないこと言ってないで、近いうちにトライしてみたいと思います。
私は映画が来る前に本を読んでおこうと買ったはいいが英語読むのが面倒で放置していたんです。読み始めたらめっちゃ読みやすかったのに。
リスト化は、もっと写真を小さくすればもっと見やすいのに、と思いつつ
猫を大きく載せたい欲に負けました。。。