Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

London Spy5 和訳(別れと再会)

2015-12-10 20:25:00 | London Spy
ついに最終エピとなりました・・・!今だから言うけど私の予測はやっぱり明裏切られました・・・よかった!!いや、エピ4見てから、もしやスコッティが仕組んだことなのでは?と思ってたもので・・・本当にもうこのドラマ、誰が本当のことを言ってるのかわけがわからなくなってしまいましたよ。

最終回なので、感想を書く前に、和訳の方行ってみます。まず前半、スコッティとのお別れのシーンから、クレアとの会話、警察官との会話、ダニーの両親との再会までです。



(教会/礼拝堂)
I have a question.
わからないことがあります。
How do we live without the people that we love? I can hear his reply
愛する人を失ってどうやって生きたらいいのか?僕には彼の答えが聞こえます。
"We must figure this question out for ourselves."
「我々は自分自身のためにこの疑問を解かねばならない」
He's right. He was always right.
彼は正しい。いつだって彼は正しかった。
Except, my friend ..
だけど、友達だから・・
(ダニーの独白)
I don't want to know.
知りたくない。
I don't want to know how to live without you.
君なしでどうやって生きるかなど知りたくないよ。
I don't want to figure out how to stop feeling this sad.
この悲しみを感じることをどうやって止めるなんて知りたくない。

(教会の別室)
Claire:Marcus, this isn't the time.
マーカス、今はまだその時じゃないわ。

M:Yes, it is, Claire. It's exactly the right time.
いや、今だ、クレア。まさしく今が。
I have destroyed my copy of Alex's research. You should destroy yours.
私の持つアレックスの研究コピーは破棄した。君のもそうすべきだ。
You asked for my advice. There it is. You can take it, or not.- But I won't help you
私に助言を求めたな。それが答え。従おうが、しまいが。だが私は手を貸さない。

C:That's enough.
もうわかったわ。

M:It was … a nice idea.
あれは・・見事な発想だった。

(フラットを出てスコッティの家に移るダニー)
Danny! Come on! OK.
Sorry.
Goodbye.

(テムズ/ヴォクソール)
ダニーを取り調べた警察官:This is where you two met.
ここが2人の出会った所なのね。
I visited the nurse who took your blood sample.
あなたの血液サンプルを採取した看護士に会ったわ。
I was curious, because it's not procedure.
変だと思って、だって手順にはないから。
So, I asked a straightforward question.
だから単刀直入に聞いた。
"Why did you do it?" This man was afraid.
「なぜあんなことをしたのか?」その男は怖がってた。
Afterwards, I'd barely left the room, my phone rings.
その後、その部屋を出る直前に、私の電話が鳴った。
It's my superiors, demanding to know why I'm interrogating him.
上官達だったわ、なぜ私が詮索してるか知りたがってた。
You know what I said? "No reason."
私が何と言ったかわかる?「理由はありません」
It wasn't much. But it's as far as I'm prepared to go.
少しだけど。でも私が手配できる限りのものよ。

D:Why?
なぜこんな?

警察:Listen, this is what's going to happen.
聞きなさい、これからこうなるのよ。
You'll be the early, innocent suspect and I'll be the simple-minded copper.
あなたは初期の無実の容疑者で、私は低能なお巡りということに。
That's the account that's going to be written.
それがこれから書かれる報告。

(クレアのオフィス)
C:With Scottie, we had a chance. Without him, we haven't.
スコッティがいれば、まだチャンスがあった。彼なしでは、私達には無理よ。

D:I don't accept that. We knew him better than anyone. What would he do?
僕にはそう思えない。僕たちは誰よりも彼を知っていた。彼ならどうするか?

C:You're confused, Danny ..
混乱してるのね、ダニー・・
between trying to prove how much you loved him and trying to prove a conspiracy.
彼をどんなに愛してたか証明しようとする事と陰謀を暴こうとする事を。
You're confused, and I wonder if you haven't always been.
あなたは一緒にしている、今までもいつもそうだったんじゃないのかしら。

D:What does that mean?
それはどういう意味?

C:Scottie was …sentimental about you.
スコッティは・・・あなたに思い入れがあった。
You're doing this for him. He was doing it for you.
あなたは彼のためにこうしているし、彼はあなたのためにああしたの。
Maybe I was doing it for him.
多分私でも彼のために同じことをするかも。
But it's not real, Danny. It won't work.
でもそれは現実的じゃない。うまくいかない。
Whatever you do, whatever you try, it won't work.
あなたが何をしようと、何を試しても、うまくいかないの。
He sent me this. There was a letter.
彼がこれを送って来たわ。手紙が入ってた。
It read, "Ambition, but no conviction. "Love, Scottie".
こう書いてある。「野心。だが確信なし。」「愛をこめて、スコッティ」
Walk with me.
一緒に出ましょう。
I'll be here, when you're ready.
私はいつもここにいるわ。あなたがよければ。

(ダニー、アレックスのデータをプリントアウトして新聞社に送るも、段ボール箱にてまとめて返送され、中身は白紙になっていた。メールも機能しない。)

(玄関ベルの音)
D: How did you find me?
どうしてここがわかった?

ダニー母:You gave us this address.
あなたがここの住所を教えたのよ。

D:11 years.
11年。

母:A long time.
しばらくぶりね。

D:And now?
今頃なぜ?

母: Dan, your dad's dying. We weren't much as parents
ダン、パパは死にそうなのよ。私達は親らしくなかったけど。

D:You read about me in the paper?
新聞で僕のこと読んだ?

母:We read about you.
読んだわ。

D:But that's not why you're here? You need money?
でもそれが理由で来たのじゃないね?金が欲しい?

母:No.

D: No?

母:No! This was a mistake.
違うわ!来たのが間違いね。

D:Tell me why. Why now? Why today?
なぜ来たか教えて。どうして今?今日なんだ?

母:Weeks -- that's all he's got left.
あと数週間・・・それしかパパは生きられないのよ。

D:We've said goodbye.
僕たちはもうさよならを言ってある。

母:Want to do a better job of it? There's something we'd like to show you.
もっとマシな別れ方をしたくない?あなたに見せたいものがあるわ。

(車中)
D:If this is a lie, please stop the car and let me out.
これが嘘なんだったら、車を止めて降ろしてよ。
Because I've been through too much for this to be another lie.
もうあんまりありすぎてまた他の嘘はごめんなんだから。
I won't be angry.
怒らないからさ。
I know it's not your fault, but just stop the car and let me out.
ママが悪いんじゃないのは知ってる。でもただ止めて降ろして。
But if you drive me home, after I've given you this chance, I.. Mum?
でもこのまま家まで僕を連れて行ったら、こんなに言ってるのに、僕、ママ?

(でも結局家)
母: All right if I?
これいい?

D: I wish this could be true.
これが本当ならよかったけど。
Shh.
People can change this much, you know? For real, I mean.
人ってこんなに変われるもんなんだね? 現実に、って意味。
You're not dying. Not today, not next week.
死なないな。今日じゃないし、来週も。

母:They're scary people, Dan.
恐ろしい人達よ、ダン。
They know everything about us. Everything we've ever done wrong.
私達のこと何でも知ってるの。今までした悪いことを全部知ってるのよ。
What did you do? This isn't like pinching stuff from the shops.
おまえ何をしたの?店から盗みをするようなことじゃないわね。

D:Why am I here?
なぜ僕を連れて来た?

母:Why are WE here? Being made to do this? Being threatened?
なぜ私達がこうしてるか?こうさせられて?脅されて?
What have you dragged us into? How could you do this to us? To your father?
私達を何に引きずりこんだの?よくも私達にこんなことを?実のお父さんに?

D: They gave you this, didn't they? They told you to take a photo.
奴らが持って来たんだよね?写真を撮れって言われて。
Why? I always wanted to know ..
どうして? 僕はずっと知りたかった・・
wouldn't it have been easier to have loved me?
僕を愛した方がもっと楽なんじゃなかったの?

母:I can't say why we never did.
なんで愛さなかったかは言えない。

D:I'm not angry anymore.
もう怒ってないよ。






ではでは、衝撃の後半へ続きます・・・!


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4 コメント

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しましまさーーーん!!! (hedgehog)
2015-12-10 21:58:50
アレックスの死の真相が強烈すぎて頭から飛んでましたけど、ダニーの両親の件もたいがい残酷でした。あんないい子によくそんなひどいことが言えるもんだ。っていうか、ダニーがよくあんないい子に育ったもんだ――というより、あんな両親のせいで絶望して荒れたダニーを拾ってケアしたスコッティが良かったのか、そういうことか?!
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hedgehogさん (しましま)
2015-12-11 09:43:37
アレックスの件はあんまりでしたよね~~~涙涙涙
ちょっとスパイの謎(IM6がなぜアレックスがダニーとつき合ってるからと
殺さなくちゃいけないのかがよくわからず???ダニー無害でしょ?
まあ私達はアレックスがスパイとして例の発明以外に何をしてたか
知らされてないからなー)が残りましたが、あの仕打ちはひどい~~!!!

そうか、ダニーはスコッティにもともと救われたんでしたよね!
うん、あの親が出て来たら、それがよーくわかりました。
まだ全部は聞いてないけど、トム ロブ スミスがロンドンスパイQ&Aで
「愛とはゲイにとって崩壊=親に追い出される、失職、エイズ問題etc.」
と言っていたけど、ダニーもやはり10代後半で家を出たということは
そういうことだったのかなー。スコッティ、ありがとう!


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しましまさん (hedgehog)
2015-12-11 22:45:15
>なぜアレックスがダニーとつき合ってるからと殺さなくちゃいけないのか

ダニーと付き合ってるから、というより、すべての知人と完全に縁を切って新しいIDでまっさらな人生を歩むことを誓うなら殺さないと言われた時に、アレックスが「それでもダニーと別れることだけはできない」とどうしようもなく思ってしまったからでしょう……ダニーと一緒にいる以上、アレックスの現在の生活を完全には「なかったこと」にはできません。そりゃダニーはどんなに金を積まれてもアレックスを裏切ることはないでしょうが、うっかり口を滑らしたりウソをつき損ねてボロを出すことはありえます。そして、どんなに微量だとしてもそのようなリスクは承認できない、というのがスパイ組織の言い分(?)だったのではないでしょうか。

>「愛とはゲイにとって崩壊=親に追い出される、失職、エイズ問題etc.」

ってことは、やっぱり彼自身も辛い思いをしたのかな……彼の新作『偽りの楽園』でも、主人公は自分がゲイであることを両親に告白できなくて悩むという設定でしたし。「London Spy」ほどにはシリアスじゃないですけど、こちらもなかなかおもしろい小説でした。
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hedgehogさん (しましま)
2015-12-13 09:03:08
そうですね、訓練されてるし、もともと自分のコントロールができるMI6員とは違ってダニーちゃんは彼らにとっては善良で愚かな市民だろうからなあ~

フランシスがトランク越しに取引を話していたところで、アレックスの方から「His name is Danny」と言ったのが気にかかって・・・たぶん彼らの世界では他人と必要以上に親しくなってはいけないとか、あるのでしょうかね。

このドラマってダニーが両親と縁を切った理由とか、はっきりしないけどそうだろうという部分が多々あったので、観る側の知能が試されているのかと思ってしまいました・・・w

「偽りの楽園」ですか!「チャイルド44」ももうDVDになっているなら観たいなと思ってたところでした。映画はほぼ見に行きかけてたけど後味が悪そうかも思って行かなくて残念だったので。
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