久々の映画館での映画でした。ちょうど本日、同日にこの映画上映と同じ渋谷東急BUNKAMURAにて「マリー・クワント展」も始まりました。私はコロナ初期の2020年にロンドンでそちらは見て、とても良かったのでこのドキュメンタリー映画も楽しみにしていたのです。
マリーは13歳になった時に悲しくて泣いたそうで、それは「大人になったら良き妻やセクシーな女性が着るべきメイクや髪型、服を身につけなくてはならないから」だったそうです。それを知って、私が彼女の服が大好きな理由がわかりました。彼女は本来の女性服ではない紳士服などを女性用に拝借/応用したり、ストッキングが嫌いなのでタイツを考案したり、髪型もヴィダル・サッスーンの未来的なショートヘアを自分やモデルに取り入れたり、ミニスカートやヒールの低い靴なら歩いたり走ったりできるからです。
それまでの「良き女性らしい」服というのは貴族の女性が着てるような、今でいえばキャサリン皇太子妃のような正統派エレガントルックということですね。キャサリン妃のような生活ならそれはいいけど、一般人は働いたり出勤したり家事をしたりと動き回って気持ち良く過ごせる服が必要ですものね!
まあ要するに、メンズルックや少女服が幾つになっても好きなので、マリークワントもずっと好きです。
そして彼女の人生において、楽しい性格で彼女をよく理解してくれた夫の存在がとても大きかったことを知りました。なんと長身で享楽的な貴族の男性!王子様か!羨ましい限り・・・
そして働き者で確信的な彼女の後継者のように、ヴィヴィアン・ウエストウッドのことも取り上げられていて、マリーとファッションを中心としたイギリス、ロンドンのカルチャードキュメンタリーとしても楽しめました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます