Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

コレクティブAndy大暴れ!

2014-11-12 21:15:00 | ベネディクト・カンバーバッチ
ベネディクト婚約発表に関しては、もう書くことはないはずだったのに見てしまったアメリカのテレビ「Conan」。

司会のコナンが相方のAndyにベネディクトの婚約のニュースを伝えると・・・
コレクティブだったらしいアンディおじさんは、最初はニュースが信じられず、現実だと悟るとショックを受け「もうカンバーバッチ・マグなんていらない!」ガッシャーン!と床に叩きつけてしまします。コナンに「そんなに動揺してどうしたの?」と聞かれると「動揺なんてしてない。彼の作品が好きで、演技を尊敬してて、公の場での立ち振る舞いがいいってだけなんだから!」サイン入りの写真を持ち出して「XOXOXOって特別な意味があるって聞いたのに!」コナン「そんなにショック受けるとは思わなくて、ごめん。」アンディ「今は誰にも会いたくない~」とドラマチックに走り去ってしまう・・・・
と、大体聞き取れたところはこんな感じ。

そのあとは動画を見るだけで十分ですよね。



カンバーグッズに埋められたお部屋へ駆け込んで、「こんなもの!!」と心で叫びながらグッズに八つ当たりするアンディおじさん・・・・ケンタウルスのベネディクトに跨る自分の絵といい、ベネディクトの顔がついたパンツといい、グロテスクでわーわー叫ぶ巨体は、大笑いものでした!

・・・けど、私がこの動画をとっても気に入ったのは、ショックを受けたアンディさんの台詞(上の太字部分)に全面的に共感、アンディさんの部屋が他人事じゃないよなあと思ったからです。

さすがにあんなわかりやすいお笑いグッズは持ってないけど、シャーロックのマグ持ってるし、スクリーンに切手を送って買った生写真とか、雑誌の付録のクリアファイル、それ以外にも、ポストカード、ポスター、シール、雑誌と切り抜きを大切にファイルしてあるなんて、小学生の時の「りぼん」のふろく以来のコレクションかも知れない。

アンディさんの本意はどうだかわかりませんが、あのグッズの破壊行為は、憧れのスターが憎いのではなくて、「婚約発表」という現実を突きつけられ滑稽な我が身を振り返って、そんな写真などを大切にしている自分が恥ずかしいと気がついた、行き場のない乙女心に見えたんです~~~

でも私の代わりにアンディさんが思い切りあばれてくれたからスッキリしました。やれやれ、失恋したら大声で泣いた方がいいってことをすっかり忘れてた。

カムバック!感想

2014-11-10 18:48:00 | その他の映画・ドラマ・舞台
ニック・フロストの「カムバック!」の感想は1週間くらい前に書くはずだったのですが、うかうかしていたら誰かさんの婚約発表がありまして、大幅に遅れてしまいました。

初めは見るつもりなかったんです。サイモン&ニックのコンビだから面白いんであって、ボケの方だけが主役と言われても期待しませんでした。

それが何故気が変わったか?
トレイラーを見たらニックの役ブルースの少年時代の映像が出てきて、ビリー・エリオットを思い出したんです。



元ビリーだったのに25年後にデブ男になって、でも美しい女性のためにダンスへの復活をめざす?!それもセクシーなサルサで?! 

実はここも個人的にラテン・ダンスはなんとなくノリが苦手だったのですが、ダンス教室のシーン見てたら、私もクラシック・ダンスをバレエの延長でほんのちょっぴり齧ったことがあり、しかし今はバレエごと離れてしまった・・・  

そして段々とデブ男ブルースに感情移入し始めてしまいました・・・!まだ体型はそこまで行ってないけど、「ダンスは好きなはずが、やめて心に封印」・・・も、もしや私のこと?!

かくしてトラウマに向き合うべく「見なくては!」という劇場に行きましたらば、そんな切羽詰まった感情はどこかに吹っ飛んで、しかしメダボなダメ男ブルースにはしっかり感情移入して見て、ラテンは苦手・・・の気持ちも、ラテンってこういう世界なんだ~と楽しめました。

お肉揺らして踊るブルース/ニックだけだとチョッピリ辛いところを救ったのが、脇役達でした。
ブルースの妹にオリヴィア・コールマン
ゴルフ友1・ゲイリーにローリー・キニア(お下劣なさえない役!)
ゴルフ友2・ミッキーにティム・プレスター(シャーロック3のビリーの人)

この4人が出ていると、サルサ映画という違和感もまったくなく、シリーズもののような親近感が湧きました。

さらに
ダンス教室で出会ったイラン人のゲイ、ビジャン(ケイヴァン・ノヴァック)がよかった。引っ込み思案なブルースをシルクのシャツでセクシーな世界に背中押すには、さえない友達は論外、妹や師匠みたいな正攻法でも力不足でしたもの。

憧れのアメリカ人上司ジュリア(ラシダ・ジョーンズ)、始めて見ましたが可愛らしい美人で好感がもてたので、この物語を無理なく進められたのだと思います。

そして映画の品格をグイグイと下げるのがブルースの同僚、一応セクシーでモテ男のドリュー(クリス・オダウト)。ブルースの裏をかいてジュリアに大接近、その憎らしさに、観客の気持ちはすっかりブルースを応援してしまうのですー!ほとばしる汗も暑苦しい全然かっこよくない主人公なのに~!

ところで、イギリス映画なのに「サルサ」で面食らったのは私だけではないはず。

日本だって「ラテン・ダンス」のようなセクシーな踊りは国民性に合わないので一部の愛好家だけの世界。だけど、多様な東京(と他の大都市)にはラテン・クラブもあり、ダンス教室もあるように、多国籍都市ロンドンも同様なのです。私は行ったことないのですが、キングス・クロス付近でよくラテン・ナイト(クラブ)のフライヤー見ましたもの。それにラテン系の人口も東京の比ではないですから、彼らは私たちが全員盆踊りが踊れるように、ラテン・ダンスは上手なんです。そしてそれに憧れるイギリス人も参加、という構成で、この映画のダンス・コンテストやサルサの世界も成り立ってました。そこにイラン人のゲイを出したのはとても今っぽくてよかった。イケメンだったし、マイノリティ中のマイノリティの彼がいることで狭いイギリスのラテンの世界に広がりを感じました。


ゴルフの打ちっ放しとは日本独自のものだと思っていた(イギリスは山がなくなだらかな地形だから、田舎に行けばその辺でゴルフができちゃう、って誰か言ってません?)のに、ブルースが定期的に打ちっ放しに友達と通い、モテナイ生活を報告し合うことがとっても地味でさえない生活を極めていました。この冴えないローリーがなんともかわいくって・・・「ハムレット」のローリーのどこがそんなにいいのか理解できないのに、なぜよりによってこの役で胸をときめかせたのか・・・私にもわかりません。先日見たサッチャーの夫の役でいいなと1歩登ったところに変化球が来たのでクラっときたのかしら?
そのさえないっぷりの動画を貼っておきます♫

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心の中のベネディクト

2014-11-07 19:09:00 | ベネディクト・カンバーバッチ
ベネディクト婚約発表当日はおめでたい気持ちでいっぱいだったのですが、24時間たったくらいから自分の中の喪失感に気づきました。偶然か昨日の午後は頭痛で寝込みました。そして来年のハムレットや先日ポチったUKエルが届かないんだけど、もうどうでもよくなって投げやりな気分に・・・

本当の失恋だったら、丸1日はまだ起こった現実を受け入れられずにショッックとパニックの最中でしょうが、もとから一方的な愛でも喪失感を感じるとは意外でした。

喪失感というには、喪失した何かがあるわけで、それはなんだったのかと言うと、仮想恋愛と、演劇や背景の文化を知る知識欲という、生きる喜びを二重に依存していた対象を喪失したのです。

ここ最近は見ていて理屈なしに心ときめくのはウィショーくんなんですけれども、ここに来るまで、イギリス演劇界の水先案内人となってくれたのはやはりベネディクトさんでした。一度に二つ以上のことができない不器用な私が、なぜ結婚以来縁がなかった映像探求ができたかと言うと、夫の不在期間があったからです。

と言っても浮気されたとかではなく(笑)ちょうど私がシャーロックとそれ以外のベネディクトの出演作を見始めた時、夫は会社で上司と合わずに離職し、それまでのストレスを癒しにニュージーランドとイタリアに1ヶ月ずつ行きました。2ヶ月以上船乗りの妻状態!その時は娘も今よりベッドタイムが早かったし、仕事のない日は一人になる時間があったので、家でドラマを見ることができたのです。昼間にラストエネミーだのTo the Ends of the Worldだのを見るというのは、昼メロを見る主婦じゃあありませんか!

その後夫はニュージーランドとイタリアから帰ってきても、入社した会社との契約が半年で打ち切りになったり、友人とのビジネスで契約のトラブルの末離別などで、我が家の不安定な生活は続きました。私も塾の講師などもトライしたけどライフスタイルに合わず大変でした。でも何か本気でやっていることがあると、ベネディクトが好きな自分というアイデンティティーがあると、辛い時でも自分を見失わないし、大変でも不幸にはならないのです。

ファンとして俳優にはファンレターを送っても断られることもないし、舞台挨拶を見に行って3次元に会うこともできる(あわよくば手に触ったりも!)、独り占めはできなくても、スター(俳優)もファンを必要としているし、仮想恋愛するには、絶好の対象なのですね!

夫は現在、退職の原因となった上司も去った昔の会社に復帰して、私もお気楽バイト生活にすっかり馴染み、ビスケットをイギリスから買ってきてくれたJくんが職場のアイドル、心配事は子供の成績、という安定期に。だからって神様はこの時期に私の心の支えだった人の婚約発表を与えたもうたの・・・?

喪失感をきっかけに、その謎を負って、いままで依存していたことにも気づきました。しかし依存症から回復してまた新たなファンの目でもって応援しますよ。映画ドラマはすでに私の生活の一部に組み込まれましたし、堅実なベネディクト坊っちゃま自身が彼にふさわしい愛に満たされて欲しいし、これから、本人の発言があれば、きっとまた期待を上回る何かを見せてくれて、私を含むファンも別の喜びを受け取れると思います。

それに、ふむ、やはりハムレットは見たいですし!

これからも、作品発表とプライベートのニュース発表と話題は続くでありましょうが、ファンの数だけそれぞれの心の中にベネディクトがいて、みんながそれぞれのベネディクトとの距離を確認しながら生きていくのでしょう。


だからこれ早く

見せてくれないと火を噴くからね!



ベネディクトの婚約発表

2014-11-05 18:20:00 | ベネディクト・カンバーバッチ
今日、バイトが終わって年金事務所に行って待ってる間にツイッターを覗いたら、

"Mr BT. Cumberbatch and Miss S.I. Hunter: The engagement is announced between Benedict, son of Wanda and Timothy Cumberbatch of London, and Sophie, daughter of Katharine Hunter of Edinburgh and Charles Hunter of London."


という新聞The Timesの婚約発表の個人広告が出ていました。

年金事務所の人が来たので、あわててスマホをしまい、帰宅してからまたタイムラインを見たら、もちろん、話題はこのことで持ちきりです!

坊ちゃん、おめでとうございます!!

ソフィー・ハンターさん、きれいで、知的で、清楚なとってもお似合いの婚約者。
また改めて二人の共演作の「Burlesque Fairytales」が見たくなってしまいます。
ママが「坊やの小鳥ちゃんはどこにいるのかしら」ともう心配しなくてよいのですね。


Burlesque Fairytalesより

発表の仕方も、よくホームズとかクリスティなどの昔の探偵小説で、個人の過去を追跡するのにこういった新聞の個人広告が使われるように、昔ながらの古風な、そして正式な感じのするやり方が憎いです。これなら、個人的に大勢の人が新聞を見て知ることができますもんね!

私にはバイト帰りの夕方でしたが、イギリスの人はこれを起きぬけ朝一番に知ったのかと思うと、それもタイムスリップしたみたいでおもしろい。すでに色々なメディアが新聞の写真つきでネット報道して(The Independant、The Guardianまでがツイするとは・・・!)今日は1日その話題が出るのだろうな~


さて次の関心ごとは、お式の日取りかな~
ロイヤル・ウエディングのように楽しみです!!



19:22追記TheTimesのつぶやきも出ました



パディントン・アフタヌーン・ティー

2014-11-03 20:53:00 | イギリス
先日、ベン・ウィショー記事の見出しに「ボンドがウィショーの役を気に入っていた」とあったので次の007の話かと思ったら、「クマのパディントン」の著者のマイケル・ボンドのことでした。

映画のおかげで「にわかパディントン・ファン」になっておりますので、限定版パディントン・アフタヌーン・ティーなるメニューがあると知り胸がドキドキしてしまいました!



・・・と言っても、これもロンドンは新名物ビル「シャード」の31階にあるレストランでの話です・・・そこまで行けない人はマインドパレスで楽しみましょう!

The classic Paddington Tea のお値段は £34.5
ヴーヴ・クリコのシャンパンつきだと   £45 

自家製ケーキとサンドイッチは、
パディントンのような古びたスーツケースに詰められてでてきます。
容器ごとお持ち帰りしたくなります。 

中身は ー

・モダンアレンジされたパディントンの好物マーマレード・サンドイッチ               
・スコーン
・オレンジマーマレードのマカロン
・プラリネクリーム・バン
・ヴィクトリア・スポンジ・バッテンバーグ
・チリ入りチョコレートのブラック・キャブ(パディントンの故郷とロンドンの結婚)


バッテンバーグ!先日麻布の「モーニングトン・クレッセント」で買ったあのチェックのケーキ!!黒タクシー型のチョコレートも特に興味深いんですけども、アレ?肝心のお茶のメニューは書いてありません~

おそらくお茶とのセットかとは思いますが、一瞬、シャンパンでしか食べさせてくれないのかと疑いました。アフタヌーン・ティーなんですから、そんなわけはありませんね!