週に三日でいいから、と言われてほいほい始めた仕事がここにきてずるずると数をふやし、
やる人がいないからお願い・・・と土曜日の仕事の数が増やされて、
気がつけば週に四日、一日4軒回るような日程で動くようになった。
入っている利用者さんは皆さんいい方ばかりでヘルパーの都合をよく考えてくださるので、
あまり肩ひじ張らずに訪問することができている。
しかし、しんどい!
何が一番困るかというと、末っ子の学校の行事に参加できなくなったこと かな?
高校なので何かあると、週の後半の午後か、土曜日の午前中に行われる。
一切参加できなくなった。
まあ、高校生だし、あの茫洋とした末っ子だし、
とは思うが、これまでは何があっても子どものことを一番に据えてきたのでこの事態は
私にとっては予想外の出来事で、ちょっと申し訳なく思っている。
事務所の事情としては、アベノミクスで景気が上向きで人手が足らなくなり、
来る仕事を引き受けることが出来ないこともあるようだ。
それを聞くと、何が困るって、ヘルパーさんに来てもらえない利用者さんだなあと思うのです。
でもね、ヘルパーにも事情があるから問題の解決は難しいのです。
前にも愚痴ったと思うが、一時間の仕事で片道一時間かかって訪問することも間々ある。
一時間の賃金を手に入れるのに三時間かかるわけだ。
(うちの事務所では交通費は実費のみ支給されます。車の場合は距離に合わせて、ガソリン代の補助)
前に 「ヘルパーさんて結構いい時給もらっているのよね」 と言われ、
その時ちょうどそのお宅には40分かけて伺っていて、
生活介助50分の活動だったので計算すると時給300円くらいになっていた。
交通時間を入れるか入れないかの差だが、通うヘルパーからするとそのお宅にかかる時間だから仕事量に入る。
利用者さんからすれば、そんな遠いところから来る人はいらないよということになるのだろうなあ・・・?
ああ、こういうことって知っているようで知らないことなんだなあと思う。
その上であれやこれや言われてしまえば、行く気もうせるというものです。
ちやほやしてくれとは言いませんが、伺うことが苦にならないようにしていただければそれだけで楽しく続くと思うのです。
楽しくったって、続けるのは大変です。
私的な事情ですが、私には、この仕事の合間に入れなければならない東京往復が身にこたえるようになって、
また子どものことに目を向けられないことも気になるようになって、
「続ける」ことを模索している。
私だっていずれヘルパーさんのお世話になる時が来るだろうし、
来てくれているヘルパーさんがころころ替わるなんて言うことになったらいやだろうなあなど、
無下にほおり出すこともはばかられる。
人生なんてこうやってどうしたもんかと悩むばかりの日々なんだろうなあ、
そんなことをもそもそと考えて過ごしている・・・。