高校生の娘に触発されるように“嵐”を気にするようになった。
今は便利なもので、ネットにつながるPCがあればいろいろな情報を手にすることができる。
夜、起きていることが難しい私は櫻井翔君がキャスターの一人を務めるニュースzeroがみたくて動画サイトを探した。そこで、大野君と対談する奈良美智さんを観た。
名前と作品は知っていたが、人物を観たのはそれが初めてだった。印象的だった。
それから奈良さんのブログやツイッターを時折チェックするようになった。
私はツイッターはやらない。著名な人と直接つながるツイッターの魅力は十分にわかるが、どうも胡散臭い感じがするのでお気に入りに登録し、奈良さんの言動を楽しんでいる。
私が奈良さんのツイッターに巡り合ったのはフォロワーが1万人に近付いているころで、その時もそんなに多くの人が共有していることに驚いたが、今では2万7千人近くのフォロワーがいる。
大野君との交流が時折つぶやかれるために“嵐”効果があるようだが、それ以前に奈良さんの創作活動を観ることができ内容が面白いことが、フォロワーが増えた理由だろうと思う。
こんな風に生み出されていくのかと、感動するし、日本やときに海外を行き来する生活に目を見張る。
生みの苦しみや、描きなぐっているかのような量産に、突き動かされる「何か」を感じることができる。それがすごくて目を離せない。
その奈良さんが“嵐”のコンサートに出かけた感動をブログで綴っている。
私もネットの中で、“嵐”ファンが奈良さんに対して間違った印象を抱いているのを目にしている。それは大部分が善意の勘違いや間違ったファン心理で、残念な部類の書き込みでした。
奈良美智さんと言う人は筋の通った信条をお持ちの方で、創るということで一生を過ごしてこられた方だと思う。その人が、人生50にして初めてであった「アイドル」の世界に敬意を表され、淡々とその感動を綴られている。そして、奈良さんがブログで語られた“嵐”に持った感想は、私にもよく理解できるものだ。同じ印象を彼らや彼らの周りにいるファンから感じるのだ。
娘につられて見た“嵐”に、この年になっても何か感動するのだ。そういう「何か」を彼らは持っている。奈良さんも本物だと思うが、“嵐”も間違いなく本物だと思う。
感動を与える。そこに垣根があるはずがない。いいものはいいのだ。
奈良さんも“嵐”もとにかく面白いと思う。
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