つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

「戦後強くなったのは・・・」というフレーズを思い出しました。  

2010年11月19日 | 日記
我が家は小学校の通学路に面している。その時間帯になると子どもたちの声がする。
そうこうしているうちにたいてい末っ子が帰ってくる。

昨日も賑やかな声がして、ほどなく息子が帰ってきた。
大きな騒ぎが起こってもいつもならワアッという感じで通り過ぎていくのだが、昨日は様子が違った。
窓からのぞいてみると、体格のいい女の子3人と体が小さい男の子3人がもめている。
初めは下級生が上級生にちょっかいを掛けているのかと思った。だが、見ているとどの子にも見おぼえがある。息子のクラスメートたちだった。このクラスの男子は総じて体格が小さく、うちの末っ子が一人ぬきんでて大きいがあとのお子さんは奥手のようで、まだ、華奢な体つきをしている。反対に女の子は体格の良い子がそろっていて、力関係でも男の子たちはどうも分が悪い。その小さな男の子達が何があったのか大きな女の子ともみ合っているのだ。

無理難題を我慢することの多い男の子たちが何か言ったのでしょう。私は心の中で「頑張れ!負けるな!!」とエールを送っていました。総じて男の子は小さいころから「女の子に乱暴してはいけない」「女の子には優しくしてあげなさい」と親に言われて育つためか、女の子に手を挙げることは見かけることがない。反対に女の子はそれに胡坐をかいて言いたい放題やりたい放題というのが、小学校高学年からの草食系男子の状況でしょう。ところが、やはり体格や気の強さで勝てない男の子たちは、だんだん旗色が悪くなってきました。逃げても追いかけてくる。押しても押し返され倒される。しまいには馬乗りにされてしまう有様。あらあらと残念に思いながら見ていたら、女の子の一人が傍らの石を拾い投げつけようとしたのをみて、これは止めなければと窓を開けようとしたら、たまたま通りかかった大人の人が声をかけたらしくやっと男の子達は解放されました。

家路に向かう子どもたちの姿を追いながら、昔々言われたフレーズを思い出していました。
「戦後強くなったのは、女性と靴下」
うちの上の子どもたちも、いつも女の子のほうが元気がよくて男の子は押されぎみでした。私も女で弱くはないと思いますが彼女たちはすごいなあと、ある意味感動しました。男子に負けない心の強さは素晴らしいことです。一緒に様子を見ていた息子には
「今だけだよ。男の子は中学校に入ったら必ず体格で勝るし、いろいろなことで女の子は勝てなくなるものがでてくるからね。へたらず頑張っていればいいんだよ」と声をかけました。

広いところからものを見る感覚は、成長していくうちに男の子のほうがたやすく身につくようです。
男でも女でも、すごいなあと感じる物事に感動する心を持ち続けてほしいと切に願う出来事でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする