日々のこと

可もなく不可もなく

宗教って?

2010-03-02 14:58:38 | 映画DVD&本
本のタイトルから、親鸞の生涯を書いたものかと思ったがそうではなく、本の帯にもあるように『罪と罰・・・時代の激流に挑む青年の魂の彷徨』でした

 読み安い文体で一気に読んでしまった。

実家の宗派は浄土真宗で親鸞聖人が宗祖。母がよく『浄土真宗は何もしなくていいんだ。お花も水もいらない。』と言っていた。
父は関東の人で戦時中に母の実家へ疎開し、そのまま関東の出身県へ戻る事はなかった。私も父の出身県へは行った事が無い(観光以外は)
そんな風だから母方の祖父母のお墓が同じ街中にあったが、お参りに行った事がほとんど記憶にない。だからと言うわけではないが、お彼岸などの宗教行事には全く疎くて、今でもわからない事が多い。


親鸞は法然に師事した(しかも絶対的に)。何故そこまで法然上人を信じるのかと聞かれて『信じると言うのは、はっきりした証拠を見せられて納得する事ではない。信じるのは物事ではなく人です。その人を信じるがゆえにその言葉を信じるのです。私は法然上人をひたすら信じている。ですから・・・・』と言っている。さらに『法然上人が私を信じて下さったから、私のような者をしっかりと信じてくださった。だから私も法然上人についていくのです。』と。
これは新興宗教にはまっていく人の危なさに似ているな~と思ってしまった。十数年前のオウム事件を思い出す。
違うところは親鸞は比叡山で20年間も勉学と修行をしていろから、真実を見る目があるのだろう。


子供の頃、父に連れられて教会へ行ったことが何度かある。
娘は、仏教系の高校に行き、キリスト教系の大学を卒業した。夫の実母は土着の宗教で中心的な活動をしていた。
私たち夫婦は無宗教で過ごしている(フワフワして地に足の着かない人間です)
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