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5歳の幼稚園児「みよ」と、途中入園してきた「ウメ子」のお話。
5歳児がいろいろな事を子供らしく考える、そのままに書かれていてとても楽しい本でした。
自分の子供の頃を思ってみますが、こんなに感受性豊ではなかった><;
ワタシの5歳の頃は何も考えていない、ただただ近所の子供達と暗くなるまで外で遊んでいたな~と思い出します。
阿川さんが自分の幼稚園時代を、ところどころ書き込んでいるようですが、大人顔負けの感受性を持ち、そしてちゃんと発言しているこの子たち5歳児はすごいな!と思いました。
(叱ってくれたらゴメンナサイと言えるのにとか・・)
ウメ子が怪我をして手術をした時、今夜が山ですと大人たちが話しているのを聞いて、『大きな山が病院に動いてきて、ウメ子を連れて行ってしまう!』と思ったり、気が変わったら(気が向いたら)という意味を空気(風向き)が変わった・・・という事だと思うなど、子供らしくて楽しい。
息子が小さい頃、「お腹こわすからダメ!」とよく言ったものですが、息子はお腹がドッカ~ンと壊れると本気で思ってたようです。
10余年まえの作品で2002年に出版されているが、みよとウメ子の家族模様が書かれていて、家族の絆とか人とのつながり等の大切さを言われている今、ちょうどこの本がそれに当てはまると思いました。