日々のこと

可もなく不可もなく

『あ・うん』他ー向田 邦子ー

2013-09-16 15:54:05 | 映画DVD&本


向田邦子さんが飛行機事故で亡くなって、今年33回忌になるという事でTV番組にたびたび取り上げられている。
51歳で亡くなられているから、事故にあわなければまだまだ活躍できている年齢だから、とても身近に感じる。
テレビドラマの脚本が人気で、ワタシも『寺内貫太郎一家』等を楽しんで見ていたし、改めて彼女の本を読んでみようと思い、『あ・うん』と『男どき女どき』を読んでみた。


昭和の良き時代を背景に、庶民の日常と男女の気持ちの揺れを織り込んで書いてある。
昭和56年・57年に出版された本だけれども、もう時代小説の感がある。

『あ・うん』は戦前が背景だから、夫婦の男女間にとても違和感を感じるし、そういう時代だったんだけれども、なんだか腹立たしい^^;

そんな女の立場を向田さんも、良しとは思っていないだろうけれども、ただただ昭和のいい時代でしたとは思いたくないな~



平成の時代を向田さんならどんな風に切り取って、本に著してくれていただろうなと思うと、飛行機事故がとても残念です!!
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