書き下ろしで570ページの長編小説
殺人現場から始まる、ずっとドキドキしながら読み進めた
犯人は間もなく推測できる
主人公の百々子が身近な肉親と慕う男(母方の叔父)
百々子はとても裕福な一人娘として何不自由なく育っていくが、12歳の時両親を亡くすことになる
お手伝いのたづの家で数年間過ごし、父方の祖父母が新たに家を建て直して一緒に住み始める
百々子が心を寄せるのは、他人の家族であるたづ一家
百々子が社会人になって数年たつ間も、親せきで相談相手にもなっている叔父に信頼を寄せ、両親を殺害した男と知らずにいる
最後の方にわかることになるが、そこからは結婚生活やその後の人生がどんどん進んでいく。
最後に百々子は60代で認知症を発症
なんだか身につまされて・・・・・
新聞の書評に興味を持って借りた本、いろんな意味で最後まで怖かった><;