すずりんの日記

動物好き&読書好き集まれ~!

体重測定

2005年02月11日 | 
今日、体重測定をしました。
すずとりんは兄妹なのに、明らかに体重差があります。
すずは、りんより、2周りくらい、体も顔もおっきいし、ねねやはろと同じくらいに見えます。産まれて約10ヶ月。はたしてすずの体重は標準値なんでしょうか?
結果は、
ねね  5.4kg  あれ、ちょっと太った?
はろ  5.4kg  えーっ、ねねと一緒?そうは見えないけど。
すず  4.6kg  えっ!でかっ!ねねとはろとの差は0.8kg。
りん  3.8kg  普通かな。りんとすずとの差も0.8kg。
ちぃ  2.8kg  やっぱりこのくらいが普通?すずやりんと、ちぃは、約1ヶ月違うけど、1ヶ月前のすずは明らかにこんな体重超えてた。

早くあったかくなって外を走り回れるようになればいいのに
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小説「幼稚な殺人」⑧

2005年02月11日 | 小説「幼稚な殺人」
この日は、午前中、2時間ほどで、取調べは終わっていた。1人、室内に残っていた課長に、若林先輩のアパートでの聞き込みの報告を終わらせて、園田さんと課長と僕の分のコーヒーを入れていると、本宮さんが、薄手のコートにすっぽりと包まれて、急ぎ足で帰って来た。
「大阪やったらもう桜咲いてんのに、こっちの3月はまだ冬やな。何年いても慣れへんわ。おう、長井、おれにもあっついコーヒー、入れてくれ。」
「あれ?本宮さんたち、今日はどこで聞き込みだったんですか?」
「宝田が1人で現場の周りを聞き込んどるわ。おれは、殺された女子高生の親に会いに行っとったんや。」
本宮さんは、椅子の背もたれにコートを、バサッと掛けて、顔だけ課長に向けて、コーヒーを受け取った。
「あれはあかんわ。誰が木下を殺してくれたか知らんけど、感謝してる、警察より私らの気持ちをわかってくれてる、言うて、なに質問しても、もうほっといてくれ、の一点張りですわ。」
「あの父親も、ずいぶん木下を恨んでるだろうな。」
「ソノさん、若林がおらんかったら、一番怪しいのは、あの父親やで。」
「本宮さん、その父親も、やっぱり、生きる術を失ったような、無気力な様子でしたか?」
「あぁ、・・・なんでや?」
 僕は、タバコを吹かしながらコーヒーをすすっていた本宮さんに近づき、課長に聞こえないように耳打ちした。
「本宮さん、・・・石田のことなんですけど、」
「石田?・・・あぁ、・・・あの、石田か?」
「そうです。石田は今、どうしているんですか?」
「えーっと・・・、何年か前に出所したっちゅうことしか知らんなぁ。宝田やったら、住所くらいはまだ覚えとるんと違うかなぁ。」
僕は、宝田さんが帰って来るのを待ち、石田の住所を聞き出した。
「もうここには住んでないかもしれないけどな。」
宝田さんは、最後に、
「余計なことしてると、また、課長に怒鳴られるぞ。」
と、付け加えた。

 宝田さんが教えてくれた住所は、千歳市だった。身分を明かすと大ごとになりそうなので、僕は、玄関に出て来た母親らしき人物に、彼の高校時代の同級生だと告げた。年配の女性は、今ここに住んでいない、と言ったっきり、しばらく黙ってしまったが、僕の印象が良かったからか(それとも僕が、クラス会があるのでぜひ連絡を取りたい、と言ったからか)、とうとう口を開いた。

「あの子は、死にました。」

 僕は帰る車の中で、あの女性の言葉を思い返していた。
 石田広海は、自殺した。
 出所後、真駒内のアパートに住んでいた。
 そして、石田広海は、自殺した。
 遺書を残し、自室で首を吊って。
「私の罪は、正当に裁かれていない。私の罪は、自らの命をもって償うしかない。」
とだけ、書き残して。
 石田広海は、自殺した。
 ――――あの日に。


(つづく)
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