やっていいこと・悪いこと

新手口の自販機荒らし、中高生に口コミで拡大(読売新聞) - goo ニュース


小学校に入学したての頃、通学路にたったひとつだけ「自動販売機」が設置された。
生まれて初めて見る「それ」は、子供心にとても物珍しかった。

ある日、意を決してコインを投入。ボタンを押してみた。
するとどーしたことか。
ガコン！ガコン！と音を立てて缶がいくつも落ちてきた。
もちろん私が入れたのは１つ分だけ。
怖くなってそのまま走った。
・・・支払った分まで一緒に置き去りにして。

悪いことは「怖い」ことだ。
少なくとも私はそう思ってる。
とりわけ一番怖いのは「悪い」ことをすることによって、「積み上げてきたものを失う」コトだ。
特に信頼・信用という名のそれは、一度失ったら取り返すことは容易じゃない。

遊び半分で自販機を荒らし、余った分は叩きつけて遊ぶ？
どーしたらそういう発想と行動ができるのか。私は理解に苦しむ。
事の善悪の区別ができてないとしか思えない。
こういう「遊び」で警察のお世話になったとしても、彼らにとっては　運が悪かった　だけなのだろう。

自販機に缶をセットするのは、手作業だ。
自販機を設置するのも手作業。

窃盗という名の犯罪。それはもちろん非難されて然るべき。
私が一番嫌なのは「他人の労苦を無為にして何とも思わない」その心根。
人の仕事や苦労を踏みにじって、何が遊び半分か。

親！　何やってる！