昨日の両国は駅前から大混雑の大行列。知らずに行って驚いた。
とりあえず脇目も振らずに進む。
『 平成の名刀・名工展 』
林原美術館 → 刀剣博物館 → 坂城町 鉄の展示館 の巡回展。
かつては武器であり神具であった日本刀は、戦後を経て美術品・芸術品へと。
現在の刀工・刀匠の方々は、かつての技を継承しつつ、また新しい技を。
伝統はただ繋げるだけでなく進化するのだということを教えてくれる展示です。
そこに弛まぬ研鑽があればこそ。
若い刀は刃文が派手というか、ほぼ皆焼じゃん？ みたいな丁子とかの印象がものすごいのですが、そればっかりじゃないんだよねと再認。
静謐でベーシックであるからこそ美しい刀も展示されていました。見事。
個人的に一番気になったのが、参考出品の「刀 無銘 伝正宗（名物武蔵正宗）」。
観たことのないタイプの刃文でした。角度によって刃文そのものがきれいに消える･･･！
鎌倉時代の作刀技術はとてつもないレベルだとは知っていましたが、これは別格。なるほど正宗です。唸る。
本展は全て撮影不可となっていますのでご注意をば。