豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

気持ちが穏やかになる和室文化…東京都内

2013-03-13 18:53:24 | ファース本部
何処までが純和風と云えるのかの定義を論ずるつもりはないが…
和紙の張った木障子、本ブスマ、本畳、本長押など「本」を付けた和室部材がある。
昨今はアルミ枠で木製に見せる化粧を施し、和紙に見える合成紙を張った障子が。
勿論、とても丈夫で狂わず、メンテナンスが簡単なので多く採用されるようになった。

本畳の畳床は、乾燥させた稲藁を強く圧縮して縫い止め、厚さ5cm程度の板状に加工する伝統的なこの製法です。これを藁床(わらとこ)と呼ばれます。
稲藁を活用したもので、適度な弾力性、高い保温性、室内の調湿作用や空気浄化作用などの機能を持っています。

近年では、床藁の材料入手の困難さや製造が難しい、重くて取り扱いが面倒、ダニ等の害虫などが繁殖し、カビが生えるなどの理由から新素材が利用される場合が多くなりました。
圧縮した成形材や発泡ポリスチレンを積層させたもので化学畳床などと呼ばれ安価で軽く、階下への防音性能に優れています。これも合理性を優先するとこの化学畳床は優れモノ。

今日は東京ビッグサイトで開催している健康博覧会において、心療内科の心の健康と云うブースで、「本和室にいると気持ちが穏やかになる」とのテーマで講話を行う機会がありました。

稲藁を使用した畳、杉の格子と和紙、漆喰塗壁、杉柾天井、檜の長押など伝統的な和風部材を使用した和室にいるだけで何故か気持ちが穏やかになります。
日本人の感性にフィットした素材が身体の染み込むのでしょうか。

ところが純和風であるほど気密、断熱性能を出すのが難しく、寒さによる脳卒中などの疾患が多くなるようです。
しかし、私達のファースの家は、純和風であっても充分な温熱性能を担保出来ています。

さて、東京事務所から会場に向かう際に利用する駅舎に抱えられた「浜松町」のプレート(写真)ですが、何故か情緒性を感じます。和風だからでしょうか…
心療内科とは、このような情緒性に関わっているように思えてきます。
さて、強風荒れ狂う東京都内で一日を過ごしましたが、明日の午後には帰社する予定です。

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