豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

墨壺・墨差し・手板…北斗市・ファース本部

2022-04-10 15:27:50 | Weblog
墨壺・墨差し・手板…北斗市・ファース本部
昨今の木造住宅(軸組工法)は、殆どが「プレカット」と云われる、コンピューターで自動的に木材を刻み込み、機械の向こう側から次々と仕上がり木材が出てきます。
それぞれにアルファベットと数字で記号が付いており、現場で直ぐに建て込みが出来ます。

このプレカットの出る以前は、大工さんが手板(柱の位置の分かる配置図)を見ながら、墨壺(すみつぼ)と、竹の先を割いた墨差し、それに指金(さしがね)と云われる90度の直角に曲がった(まがりがねとも云われる)で木材に墨付けをしました。
その墨に沿って鑿(のみ)や鉋(かんな)で刻み込み、記号には「へ1」とか「は5」と大工さん独自の記号を付けます。

しかもそれは平面だけでなく、屋根の部分までの三次元に広がる家の躯体を刻み込んで行くのです。
これは、魔術師のような匠の技ですが、極めて頭脳明晰な人でなければ出来ません。

頭脳明晰と云っても大工さんは、木を刻み、家が出来上がる過程が大好きで大工になった人が殆どです。
学力や偏差値などを必要とする世界とは異なる次元で仕事をしています。
私が修業した鉄骨トビ職にも通じる部分がありました。

写真は、弊社ハウジング事業部(フクチホーム)のベテラン大工の近江松男君が、増築工事用の木材を手刻みしておりました。
リフォームでは、プレカットが向いていないため、このような手刻みが必要となるため近江松男君が後輩の指導も行っています。



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