豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家づくりのメカニズムを…北斗市~函館市

2013-10-10 17:09:55 | ファース本部
今日は、北斗市本社で札幌、青森、山形、宮城、名古屋、島根、愛媛、福岡などから来社された16名の方々に熱損失計算の手法などを講義していました。(写真)講義と言っても中卒の当方が解る次元の内容ですが…

21歳の時に北海道から東京に出て5人の仲間と一緒に今の建築業を始めました。
大都会の東京を駆け回り仕事を漁り、その仕事をこなし、請負代金を得て仲間に給与を支払い、宿舎や工場の家賃やリース代金を支払って残った金額が自分の報酬となります。

昭和42年、東京で21歳の私に仕事を請け負わせてくれた元請会社の経営者の寛容さと、仲間達の懸命な頑張りで仕事は順調に受注できました。
昭和53年に東京から郷土の北海道に拠点を戻しましたが、ここでも仲間達の奮起奮闘が未開地での工務店経営を早く軌道に乗せてくれたものです。

都会風の家の斬新さがヒットし、受注が次々と舞い込み、短期間で地域の中では、その存在が目立つビルダーになり、勢いに任せて公共事業も受注するようになりました。
しかし、勢いだけでそのような佳境がいつまでも長続きするはずなどありません。

湿っぽくなった押入れの壁の中を調べたら無残な状態となっており、建築した家の納戸や押入れの壁を調査してその中身に驚愕したものです。
壁の中の内部結露で断熱材が濡れ、カビが生え、腐り始めていました。

そこから取り組んだのが温熱環境を向上させるための家づくりでした。
建築士と建築、土木、造園、配管の施工管理技士の資格を取得するには、中卒者にとって相当の勉強量が必要です。
腐らない家、暖かい家、涼しい家、光熱費の掛からない家と次々とテーマが舞い込み、試行錯誤をしながらも今の住宅システムが出来上がっています。

仲間の大切さ、勉強の必要性、人づくりの重要性なども中卒者の辿ったプロセスのなかで自然に自覚したように思われます。
また、家づくりのメカニズムの前に人間力が不可欠なことも。
さて、今日の講義は終了してこれから懇親会場に移動します。

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