豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

高温多湿、カラカラ乾燥と家づくり…北斗市

2013-10-11 17:22:34 | ファース本部
日本列島各地に私達の家づくり仲間達が存在致します。
積雪が3mにもなる豪雪地帯での工務店経営者、夏場の日射量が膨大で冬場の日射量の少ない日本海側の北東北、毎年最高気温を記録する灼熱地域、日本で最も年間平均気温が高い南九州など、それぞれの地域で色々な工夫を凝らして家づくりを行っています。

それでも日本列島の沖縄以外で共通した気象環境がひとつだけ存在致します。
それは、真冬のカラカラ乾燥と夏場のジトジト多湿です。
真冬の北海道は気温が氷点下20℃まで下がる場合があり、その時の相対湿度は80%にもなります。
一見、湿度が高いように感じますが、気温が低いために僅かな湿気でも割合が大きくなっているだけです。

専門的な用語となりますが、空気中の実際の水分量を「絶対湿度」と言います。
北海道の気温-15℃、湿度90%、同じ日の東京で気温3℃、湿度30%の時があります。
この時の空気一立方メートルあたりの絶対湿度は、北海道が1.1g、東京1.4gとこれでも北海道の方が乾燥していると云うことになります。

私達が快適だと思える湿気量の絶対湿度は5g前後と言われますから、日本列島の真冬は何処もカラカラ乾燥状態に陥ると言うことです。
この家屋内の水分管理を堅実に行う技術は、それこそが地域に限らず共通したテーマであると言えそうです。

昨日、今日と二日間にわたる技術講習会は、岩見沢、札幌、八戸、山形、仙台、大阪、名古屋、広島、島根、愛媛、福岡と実に様々な気象環境の異なる地域からの参加でした。
北海道の工務店さんだけに特化した研修テーマは寒さ対策となりますが、此処にも水分管理の技術が大きくリンクいたします。
それが夏場に湿度80%を超える温暖地では、その湿気の持つ熱量の対策が従前の住宅技術から抜け落ちたテーマでもあります。

このような多方面からの参加者が対象の研修内容は、徹底した「水分管理」に集中して講義を行います。
講習の後には講習試験もありますが、全員70点以上の合格点です。
写真は、講習後に撮った記念写真ですが、皆さんが大手を振って帰路について行きました。
さて、二日間にわたる集中講義で充実した疲労感が…

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