ファース工法は平成元年に北海道の道南、北斗市で構築されました。
昭和58年からの研究開発で昭和60年にオール電化住宅を創設しました。
オール電化住宅は、湿度を一定化させる事が目的です。
湿気には「潜熱」と云う、多くの熱が含まれております。
潜熱、潜った熱と書きますが湿気の持つ熱事を云います。
理想的な温湿度の気温20度、湿度50%の時は、50%に18.5度の熱が加わっています。
温度と湿度の熱を合わせた熱を全熱と云い顕熱換算では、20+18.5=38.5度となります。
湿気を制しなければ真の断熱と云えないのです。
室内でガスを燃焼させると大量の酸素を外気から供給し、燃焼ガスを排気させます。
この際に真冬には乾燥した冷たい外気を、真夏は高温多湿の外気を導入してしまいます。
オール電化住宅は電力会社からの依頼ではありません。
むしろ最初に電力会社に相談に出向いた際は怪訝そうな具合でした。
当時は深夜電力でお湯を沸かす電気温水器しかありませんでした。
暖房も給湯も厨房まで総て電気で行おうとする提案には、電力会社が躊躇したのでしょう。
北海道札幌支店に土居さんと云う方がおられ、その方が私の話を聞いてくれました。
電気温水器で給湯を行い、暖房はドイツからレンガを深夜電力で温める方式の蓄熱暖房機を取り寄せてくれました。
クッキングヒーターは、ニクロム線をカバーして安全性を高めたシーズヒーターなるモノを取り寄せてくれました。その後はハロゲンヒーターからIHヒーターと進化します。
オール電化住宅を構築するには、その土居さんがいなければ出来なかったと思います。
「#ファース工法」はその延長線上で構築された住宅システムです。
写真は岡山県の建築工房 「蔵」さんの作品でオール電化住宅の和風ファースの家です。
「#ファース工法」「#空気サラサラ」「#ファースの家」「#福地建装」「#フクチホーム」
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