上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

町家の朝火事

2019-02-11 08:54:19 | 近隣散歩

2月4日、朝からサイレンがけたたましい。どこか近隣で火事だ、と思っていたら我が家の前を消防車が。そんなに近いのかと外に出てみると、100mほど先の家並みに黒煙が。

 上越に来るようになり、近隣の火事はこれで3回目。6年前には隣家のパソコンに雷が落ち全焼、我が家も2階が焼け、半焼扱いとなった。家内は水浸し、壁は燃えて、あちこち壊れたが、なんとか復興して今がある。当時は解体も考えたが、なくなりつつある戦前の町家を壊すことを惜しんだ。

ここに住んで10年。近隣の火事は今回で三回目。3、4年前の火事では5軒燃えた。今回の火事現場は向かい側の家並みだった。

 前にも書いたが、自宅が5歳の頃に火事になった記憶がトラウマになり、火の恐ろしさが身に染みている。火事を見に行くことさえ、苦痛である。被災者の気持ちを考えると、いたたまれないからだ。

 左側の立派な雁木町家には燃え移らなかったが、直江津では過去には1000軒以上も燃えた火事が、2度ほどあったようだ。3、4年前の火事が、中華店の火の付け忘れだったらしいが、糸魚川の大火もまた、中華店の火の不始末だった記憶している。社会が高齢化し、多くのことへの危機リスクが増えていることを、認識しなければならないだろう。

 火の用心、明日は我が身と危機意識。大風の吹く日は特にだ!

今回は2軒で済んだようだ。右側の家は肉屋さんで、よくお惣菜を買ったものだったが。