御本尊である弁財天。芸能の神様とされ瞽女の守り神ともされた。
赤い蝋燭の炎が揺れ、一年ぶりに天林寺本尊の弁財天が御開帳された。瞽女の文化は昭和に消え去ったが今も瞽女の祭りと言える妙音講が、5月の13日に日本唯一の瞽女寺・高田寺町天林寺で開催された。瞽女たちは毎年一回行われる妙音講には必ず出席しなければならなかった。52代嵯峨天皇(800年代)から始まったされる瞽女の歴史は1200年、続いたのである。
天林寺住職。朝から忙しそうである。
この日妙音講にて瞽女歌の演者、横川恵子さんが到着。
スタッフも準備に大忙し
高田瞽女の文化を保存発信する会、事務局の小川さん挨拶
天林寺住職が読経の後、瞽女式目を読み上げる。瞽女式目とは瞽女の規律、戒律を書いたもの、いわば瞽女のルールブックである。
横川恵子さんの瞽女歌演奏
演目は「岩室」「八百屋お七」など
本堂隅には妙音講を見守るかのように瞽女さんの寄進札があった。