大飯町岡田集落
阿弥陀堂内
一滴文庫を後にして近くにあるというおりんを偲んで娘が建てたという地蔵尊を訪ねる。
岡田という地名の山懐にある懐かしさを感じる集落の道を2kmあまり、阿弥陀堂の脇に地蔵尊はある。
作家水上勉はこの山村で生を受け、幼心にこの阿弥陀堂と地蔵尊を心に刻み、「はなれ瞽女おりん」の着想を得たのだという。1960年代当初、画家の斉藤真一も瞽女に心惹かれ、足繁く上越高田の杉本家に足を運んでいたので、水上共々、この頃はごぜを通じて同じ時間を共有していたようだ。
いつも花が絶えない地蔵尊
麗かな春の日差しの中に、昔懐かしい、民家の佇まいが残る、岡田集落
集落には多くの古い見事な民家が残るので、散策がおすすめである。
さてここから上越までの450km、映画ではおりんは若狭小浜の仏谷生まれと言っているから、小浜に向かうのだが、「おりん街道」とでも名付けて上越方面に歩を進めることにする。
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