大変未熟者ですが、茶道を習っています。
以前から興味はあったのですがなかなか習う機会に恵まれず、半分あきらめていたのですが昨年の秋から習い始めました。なかなかお稽古の時間を確保するのは大変ですが、お稽古はとても充実していて、いつも「あっ」という間に時間が過ぎてしまいます。
今日のお稽古のお菓子です。くず餅のように見えますが、外側の透明の部分がトロトロです。なにで出来ているのは、想像がつかないです。どうやって作っているのか、とても知りたいです。で、お菓子の名前がはっきりとついていないときは、先生とお菓子の名前を考えます。実は、これが私の隠れた楽しみのひとつです。あまりにもあからさまな名前はNGですし、これでも一応国語の教職免許持っていますので。
先生は「うばたま」、私は「さざれ石(細石)」。うばたまは黒や闇・夜にかかる枕詞です。久しぶりに枕詞という言葉を聞いて、なかなかその意味が浮かばなかったです。教師にならなくて、正解だったようです。ちなみに私は渓流の水面に見える小石をイメージしました。こういうやり取りは脳をかなり刺激してくれます。
稽古終了後、少し先生と二人でお話させて頂きました。先生は料理や農業にも大変造詣が深いです。なので、二人が話をするとかなりマニアックな会話になります。先生からは短い時間ですが、とても多くの気づきを頂いています。それはお茶のお作法を覚えるよりも、私にとって茶道を身近なものにしてくれています。改めて茶道を始めて、先生に教えてもらえて良かったと痛感しています。
お茶も料理も、ともにおもてなしの心がとても大切になってきます。茶道では、その心構えを「和敬清寂」という言葉で示していますが、料理はどうなのでしょうね。特に、日本にとっての日本料理(店)の存在価値とは何なのでしょうか。美味しい料理をつくれるだけでなくて、この辺の部分も日本料理に携わる料理人には必要じゃないのかな、と思う今日この頃です。
書き込み、ありがとうございます。
まさか、いまむらさんにこのブログを読まれるとは。
かなり照れくさいです。
阿倍野近鉄はよく行きますので、
早速食べてみたいと思います。
大阪なら近鉄阿倍野かな。土居さんとも親しいお店です。