2月は逃げると言いますが、ほんとあっという間でした。
今シーズン、とてもお世話になって梁守さんの冬野菜の入荷が2月いっぱいで終了しました。味のしっかりした白菜やブロッコリー、柿のような人参、洋梨のような蕪、梨のように瑞々しい大根などなど。まだまだたくさん試してみたいこともありましたが、今度会う時まではもっと活かし切れる料理人になっているように、毎日を大切にしないと。
夜勤務しているお店に、梁守さんをはじめ生産者の方が来て下さるようになりました。
料理の作り手と食材の作り手が交流も持つことは、とても有意義なことだと思います。いろいろと良いことはありますが、一番良いことはその食材に対して思い入れが出来ることだと思います。厳寒の中で手塩にかけて育てらた食材を、なんとかもっとおいしく食べてもらいたいという気持ちがさらに深まり、より探究心や集中力が増すような気がします。
今、夜勤務している日本酒専門店はまだ勤務し始めて数か月なので、まだまだ知らないことばかり。今までの料理のことを覚えることはもちろん、お酒の事、更には料理とお酒の相性のこと。
まだ、私が考案した料理は献立のごく一部。料理だけでなく、日本酒を活かし・活かされる料理、食材を活かしきる料理、この二つを高いレベルで融合することができるようになるには、まだまだ食材への理解を深める努力やお店のスタッフから学ばないといけないうことがたくさんです。
やることはたくさんありますが、焦らず・怠けず。食べて下さったお客様の笑顔や生産者さんの納得した表情を糧に。