狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

笑いの効用

2006-02-21 19:16:53 | 県知事選

先人の言った言葉を最新科学が証明した例として笑いの効用がある。

≪笑う角には福が来る≫という言葉の裏には「免疫効果、精神医療効果」という最近の医学が求める医療効果の存在が秘められていた。

昔の人はエライ!人間は笑うことで、その瞬間、抱える重みを忘れることができる。

悩める時こそ笑いはその治療薬なのだ。

同時に体の中の活性酸素が吹き飛ばされるというのだから一挙両得で心身とも健康になる。

笑いが普及すると医者が失業・・・・・・するわけ無いか。

テレビのチャンネルを捻るとゴールデンタイムは何処もお笑いタレントで占拠された感がある。(最近のテレビのチャンネルはヒネラナイ!)

そのお笑い軍団を束ねて今最も元気がある企業といわれる吉本興業の前会長も手前味噌のように次のような名言を発している。

≪世の中で体のなかの毒を消すことができるのは薬と笑いです。体に効く薬と違って心に効く笑いは副作用もないから、ええことづくめですな≫(吉本興業前会長:林正之助)

某ブログが集めてくれた笑いに関する日本語を引用させてもらうと次のようになった。

<微笑、苦笑、憫笑(びんしょう)、冷笑、失笑、嬌笑(きょうしょう)、一笑、大笑(たいしょう)、嗤笑(ししょう)、哄笑(こうしょう)、爆笑、微苦笑(びくしょう)、朗笑(ろうしょう)、憫笑(びんしょう)、破顔一笑(はがんいっしょう)、抱腹絶倒(ほうふくぜっとう)、呵々(かか)大笑、薄笑い、作り笑い、含み笑い、高笑い、馬鹿笑い、忍び笑い、盗み笑い、照れ笑い、追従(ついしょう)笑い、泣き笑い、独り笑い、照れ笑い、空笑い、嘲(あざ・せせら)笑う、北叟(ほくそ)笑む、にこつき、相好(そうこう)を崩し、笑い転げる、顎(あご)を外す、頤(おとがい)を外す、腹を抱え、腹の皮が捩(よじ)れる、腹筋(はらすじ)を縒(よ)る、目糞(くそ)鼻糞(くそ)を笑う、笑壷(えつぼ)に入(い)る、綻(ほころ)びる、スマイル>

引用を多謝しつつ、此れに狼魔人のボキャブラリーから一つ≪笑止千万≫を加えておこう。


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そんなに急いでどうするの

2006-02-21 19:00:00 | 年金・老人・身辺雑感
ネットが不調でネット中毒の禁断症状で呻吟していた昨日、その同じ日に一人の老いた詩人が誰にも見取られる事無く静かにその79歳の生涯を終えた。

その詩人の言葉が「ネット中毒男」の心に鋭く突き刺さった。

【あわてまい、急ぐまい】

《車がない/ワープロがない/ビデオデッキがない/ファックスがない/パソコン インターネット 見たこともない/けれど格別支障もない/そんなに情報集めてどうするの/そんなに急いで何をするの/頭はからっぽのまま》《はたから見れば嘲笑の時代おくれ/けれど進んで選びとった時代おくれ/もっともっと遅れたい》

≪茨木のり子の詩:『時代遅れ』(筑摩書房刊)から≫


≪たかが2,3日インターネットが故障したからって、お前は名にをそんなにうろたえている。

そんなに生き急いでどうする気だ。
 
お前は犬の年を生きているのか。 

生き急ぎは死に急ぎと自分で吐いた言葉を忘れたのか。≫

ファーストフードにはスローフード。

犬の年には鶴と亀。

犬はせいぜい15年。 
鶴は千年、亀は万年と昔の人は言った。

のんびり行きましょう。

この言葉の裏にも現代医学が求める「治療効果」が潜んでいるかもしれない。


自立した知性で見つめた戦後日本、茨木のり子さん死去
 戦後の日本を鋭い批評精神と自立した知性で見つめてきた詩人の茨木のり子(いばらぎ・のりこ、本名・三浦のり子=みうら・のりこ)さんが19日、東京都西東京市内の自宅で亡くなっているのが見つかった。79歳だった。

 大阪府生まれ。1953年、投稿仲間の川崎洋氏(故人)と同人誌「櫂(かい)」を創刊。のちに谷川俊太郎、大岡信、吉野弘氏らも加わった。主婦業と詩作を両立させ、「対話」「見えない配達夫」「自分の感受性くらい」などの詩集を発表した。

 社会的な問題意識を持ちつつ、戦後女性の希望や感じ方を、歯切れのいいリズムとメッセージ性の強い言葉で詩にしてきた。99年に刊行した詩集「倚(よ)りかからず」は新聞コラムで紹介され話題を呼ぶなど、作品は詩壇にとどまらず、広く愛唱された。また、50歳でハングルを学び始め、12人の韓国詩人の作品を翻訳した「韓国現代詩選」で91年、読売文学賞を受賞している。

 子供はなく、夫を亡くしてから一人暮らしだった。

 親交のあった詩人の新川和江さんの話「戦後、社会的に目覚めてから詩作を始めた茨木さんは、戦前のしがらみを一切もたない『戦後現代詩の長女』。新しい感受性がまぶしかった。切れ味がよく、言葉を新鮮によみがえらせる、まれに見る日本語の使い手で、人前に出ることが苦手なシャイな面もあった。亡くなられたことは大きな衝撃です」

(2006年2月20日3時8分 読売新聞)

狼魔人



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