狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

沖縄タイムス刊『鉄の暴風』の出生の秘密

2018-11-08 17:35:19 | ★集団自決

 

NO!残紙キャンペーンサイト

 

過去ブログ「鉄の暴風』のいかがわしさ 2007-11-01」 、を一部編集した引用です。

 

                            ☆

 

 

 米、数千人動員して民間人救出
「米軍より日本軍怖い」感覚へ

  沖縄戦に関する沖縄県民の手記には、しばしば「米軍よりも日本軍の方が怖かった」という感想が出てくる。言葉も通じない敵の軍人に、同じ日本人よりも親近感を覚えるということが果たしてあるのだろうか。それは、米軍が「日本の圧政に苦しみ、虐げられている状況を打開してくれた解放軍」という認識を、県民が抱くようになって初めて可能だ。(略)(世界日報 2007年10月30日) http://www.worldtimes.co.jp/index.html

                     ◇

■米軍は解放軍■

「鉄の暴風」という言葉から受ける印象は、「日本対米国」の戦いではなく、

「沖縄対日本軍」の戦いである。

そして米軍は日本の沖縄を解放に来た解放軍だという印象だ。

太田元沖縄県知事の一連の著書にはこのような記述がある。

≪その意味では、沖縄戦のあとに上陸してきたアメリカ軍は沖縄にとって解放軍のはずだった。≫
(大田昌秀著「沖縄の決断」朝日新聞社刊)http://www.kamiura.com/chuu18.htm

 

沖縄タイムスが極端な偏向を通り越し、

敵意剥き出しの反日報道をするのには理由があった。

 

■沖縄タイムス出生の秘密■

その訳を深く掘り下げると沖縄タイムスの出生の秘密にたどり着く。

それは昭和25年に発行された『鉄の暴風』の初版の前文にすべてが凝縮されている。

前文にはこう書かれていた。

「なお、この動乱を通じて、われわれ沖縄人として、おそらく終生わすれることができないことは、米軍の高いヒューマニズムであった。 国境と民族を超えたかれらの人類愛によって、生き残りの沖縄人は、生命を保護され、あらゆる支援を与えられて、更正第一歩を踏み出すことができたことを、特記しておきたい」 (『鉄の暴風』初版前文)

揉み手をしたような、この米軍へのおべんちゃら記事が『鉄の暴風』の記事だと知ると驚く人も多いだろう。

勿論、沖縄タイムス出生の秘密を暗示するこの前文はその後の重版では削除されている。

『鉄の暴風』は主として沖縄タイムス記者伊佐良博氏(後に太田に改姓)によって書かれたが、同書のもう一人の著者、牧港篤三氏によれば、

初版は2万部出版され「米軍に提出されるため英訳され、占領軍司令部でも話題になった」と記している。(沖縄タイムス平成14年6月12日付け)


■米軍広報紙としての出発■

さらに沖縄タイムスの創立者の1人座安盛徳氏(故人)は昭和25年5月2日、東京のGHQを訪問し、当時の沖縄人としては珍しくマッカーサー元帥と面談もしている。

当時は日本政府の要人でさえ面会の難しかったマッカーサー元帥に沖縄タイムスが容易に面会できた事実に驚かされる。

これによって沖縄タイムスが米軍の沖縄占領政策の重要な一部門に組み込まれていたことが分かる。

マッカーサーとの面談の三ヵ月後に『鉄の暴風』は初版が出版されることになる。

座安氏はマッカーサー元帥との面談を「雑感記事」として昭和25年5月6日の沖縄タイムス記事で次のように書いている。

「あたかも遠方の不遇な息子の安否を気づかう慈父のような態度に一行はすっかり気をよくして・・・いよいよ思い切り甘えて見たくなった」

今で見ると驚きだが、これが『鉄の暴風』の出版のため東京を訪れた沖縄タイムス幹部の米軍総大将への雑感である。

そう、沖縄タイムスは戦後沖縄占領米軍のプロパガンダ紙として出発したのだ。

ここで言うプロパガンダ紙というのは比喩的な意味ではなく米軍情報部の下に作られた広報紙という意味である。

勿論米軍情報部の目論む「沖縄住民を日本から永久分断する」情報作戦の一旦を担うのが沖縄タイムス紙創立の理由だった。


■「鉄の暴風」に続く「紙の爆弾」■

当時、不足気味の新聞用紙の提供など報道に必要な備品は全て米軍によって提供された。

<沖縄戦に関する沖縄県民の手記には、しばしば「米軍よりも日本軍の方が怖かった」という感想が出てくる。言葉も通じない敵の軍人に、同じ日本人よりも親近感を覚えるということが果たしてあるのだろうか。それは、米軍が「日本の圧政に苦しみ、虐げられている状況を打開してくれた解放軍」という認識を、県民が抱くようになって初めて可能だ。>(世界日報「米軍より日本軍怖い」感覚へ)

米軍は「鉄の暴風」を吹き荒れさせた後は、

「紙の爆弾」といわれた膨大な量の宣伝ビラを島中にばら撒いて住民と日本軍の分断を図った。

この心理作戦遂行のため、情報部は沖縄での空中散布用に五百七十万枚のリーフレットを印刷。米軍上陸後にまかれたあるビラの文面を紹介しよう。

 皆さん達の家はこわされたり、畑や作物は踏み潰され又元気盛りの青年は殺され、沖縄の人は皆口に言えぬ苦労をしています。内地人は皆さん達に余計な苦労をさせます。……日本兵が沖縄の人々を殺したり住家をこわしたりしている事は皆さん達に明らかでしょう。この戦争は、皆さんたちの戦争ではありません。唯貴方達は、内地人の手先に使われているのです」(世界日報より)

全島に降り注いだ紙の爆弾の効果はてき面だった。


■沖縄と日本との分断工作■

ニューヨーク・タイムズはアレクサンダー・ロバーツ伍長の談話を次のように掲載している。

 <生き残った人々は、アメリカ兵から食事を施されたり、医療救護を受けたりすると驚きの目で感謝を示し、何度も何度も頭を下げた。「鬼畜米英の手にかかるよりも自ら死を選べ」とする日本の思想が間違っていたことに今気がついたのであろう。それと同時に自殺行為を指揮した指導者への怒りが生まれた。そして七十人の生存者のうち、数人が一緒に食事をしている処に、日本兵が割り込んできた時、彼らはその日本兵に向かって激しい罵声を浴びせ、殴りかかろうとしたので、アメリカ兵がその日本兵を保護してやらねばならぬほどだった>

  ≪かくして、沖縄県民の心には徐々に、米軍ではなく日本軍が敵であるという認識が植え付けられていくのである。

   「沖縄人」と「内地人」を離間させ、対立を煽(あお)る「宣伝ビラ」の配布、方言による声の投降勧告の上で、米軍が行ったのが、戦場下で逃げ惑う民間人の救出だった。保坂廣志氏は、この民間人救出に、数千人もの軍政要員と、沖縄系二世が動員されたと指摘している。≫(「世界日報」10月30日記事)

『鉄の暴風』が書かれた戦後5年目の沖縄は通信手段や交通手段さえ現在とは比較にはならない。

バスやタクシーが未だ無いので、交通手段は勿論電話や取材用の紙さえ米軍に頼らざるを得なかった。


■不可思議な取材活動■

『鉄の暴風』著者太田氏の取材の様子を世界日報は次のように報じている。

≪さて、太田氏はこの反論連載(沖縄タイムス掲載の曽野綾子氏への反論)の中で『鉄の暴風』の取材期間が「三ヶ月、まったく突貫工事である」と書いている。≫

現役記者のK氏は、取材活動でケータイは勿論PC、カセットテープを駆使し、移動手段も飛行機、電車、車、場合によってはミニバイクに乗って取材活動している。

『鉄の暴風』の取材方法については、同業者として次のように疑念を呈している。

≪記者二人で、三ヶ月の取材で書き上げた分量は四百字詰め原稿用紙で750枚前後に及ぶ膨大なものだ。 しかも離島だけではなく、本島の北から南にまでの兵隊や住民の動向を取材の視野に入れている。・・・・果たして証言内容を精査、吟味する時間をどれほど持てたのだろうか。≫

だが、読者の疑念は次の事実で氷解する。

『鉄の暴風』は証言内容の精査、吟味は不要であり、

米軍がその機動力で一か所に集めた都合の良い「証言」者から聞き取るだけで済んだからである。

何故なら『鉄の暴風』発刊の主旨は著者がいう「歴史の記録」というより、「住民と日本との分断」という米軍の意図の下で発刊を許可されていたからである。

ちなみに当時の沖縄で全ての出版物は米軍の発した「二ミッツ布告」による事前の検閲が必要であった。

ニミッツ布告
1945(昭和20)年3月26日公布
正式名称、アメリカ海軍軍政府布告第1号
アメリカ軍の慶良間諸島上陸の時、アメリカ太平洋艦隊司令長官
チェスター・ニミッツ元帥によって公布される
北緯30度以南の南西諸島及びその周辺海域における日本政府の行政権と司法権を停止し、アメリカ軍の占領下におくことを宣言
アメリカの沖縄占領の実質的根拠となる
1966(昭和41)年まで存続


■米軍協力で集められた「証言者」■

昭和25年、那覇市の今で言う国際通りの国映館界隈は未だ道路も舗装されておらず米軍トラックが通ると埃が朦々と立ち込める悪路であった。

埃っぽいその道路から奥まった一角に在った某旅館に「集団自決」の証言者と称する人たちが集められた。

米軍の協力の下、実際に動いて証言者を集めたのは、沖縄タイムス創立の1人座安盛徳氏であった。

『鉄の暴風』の著者が不備な交通手段や通信手段を使わなくとも済むように、座安氏は先ずその旅館に「証言者たち」を集め、取材の準備を万端整えた。

そして『鉄の暴風』の連載を企画し、その後、単行本実現に米軍情報部との強力なコネを通じて影の力を発した。

その結果、太田氏は現地取材することも無く、一か所に集められた「関係者」からの聞き取りだけで「裏付け」をとることもなく、『鉄の暴風』を著したのである。

太田氏の取材は当時としてはある意味で、比較的容易に行われ、それが後日「伝聞取材」であると批判される原因になる。

一方影の著者とも言える座安氏のやったことは、「関係者」を集めるとは言っても、電話も交通手段も不備だった昭和25年当時の沖縄で、全島から「関係者」を一か所に集めることは至難の業で米軍の機動力の支援なくしては出来ない仕事であった。


■「伝聞記事」に対する太田氏の反論■

著者の太田氏は沖縄タイムス昭和六十年四月十日付で「座安氏の活躍」について明言している。

後にこれをまとめて出版した『戦争への反省』の中で、この「関係者」の取材が伝聞取材だったと問われたことに対して、次のように弁解している。

≪直接体験者でもないものが、あんなにくわしく事実を知っているはずもなければ、直接体験者でもないものが、直接体験者をさしおいて、そのような重要な事件の証言を新聞社に対して買って出るはずがないし、記録者である私も、直接体験者でないもの言葉を「証言」として採用するほどでたらめではなかった。  永久に残る戦史として新聞社が真剣にとり組んでいた事業に、私は、そんな不真面目な態度でのぞんではいなかった。≫((戦争への反省」225頁)

いやぁ、本職の記者でもない素人の筆者が読んでも、「~はずがない」とか、

「記録者(記者)は・・・でたらめではない」とか、

「新聞社が真剣に・・・」とかは子供の言い訳にしか取れないのだが・・・。

取材の基本は「裏づけ」だということは素人でも思いつくことだが、『鉄の暴風』の取材方針は「性善説」に徹しているようで、

詳しく知っていれば体験者のはずだ」、

「新聞社や記者はでたらめでもなければ、不真面目でもない」と主張することで伝聞取材説への反論としているのは驚きだ。

『ある神話の背景』(『集団自決の真相』と題して再版)の著者曽野綾子氏は、太田氏の上記の反論を、「子供の弁解」とは言わないまでも「素人のたわごと」と斬り捨てている。

「いやしくもジャーナリズムにかかわる人が、新聞は間違えないものだなどという、素人のたわごとのようなことを言うべきではない」。

太田氏の弁明は素人からは「子供の言い訳」と取られ、曽野氏からは、「素人のたわごと」と一蹴された。

至言である。

「関係者」を旅館に集め取材のお膳立てをした座安盛徳氏は、後に沖縄タイムス専務、琉球放送社長などを歴任した人物で、米軍占領後沖縄を襲った巨大台風「グロリア」の被害処理を通じて米軍情報将校と個人的に強力なコネクションを持つようになっていた。

このように『鉄の暴風』は影の執筆者とも言える座安氏の米軍との個人的つながりの下に、

全ての資料は事前に準備されていたのである。

取材は現地に居なかった「関係者」の証言だけで充分だったのだ。

沖縄タイムス設立の目的は米軍のプロパガンダであり、

「日本軍を悪し様に罵って沖縄住民と日本との永久分断を計る」

という米軍の意図が広く沖縄中に浸透すれば、

『鉄の暴風』出版の目的は達せられたことになる。

 

初版から62年経った現在、『鉄の暴風』は今でも沖縄県民の日本への憎悪を煽り続けている。

恐ろしきはマッカーサーの62年殺しである。

 

◆参考エントリー:

「沖縄人は日本人にあらず」 占領米軍の分断工作工作

「マッカーサーの三年殺し」【再掲】

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コメント

欠陥だらけの県民投票!宜野湾市長 普天間固定化を懸念

2018-11-08 07:19:58 | 資料保管庫

宜野湾 普天間固定化を懸念 県民投票、糸満も慎重姿勢

八重山日報 2018/11/8

池田公室長(左)から説明を受ける松川市長(右)=7日、宜野湾市役所

 米軍普天間飛行場の辺野古移設の是非を問う県民投票に向け、県の池田竹州知事公室長らは7日、県から投開票事務を受託するかどうか態度を保留している宜野湾市、糸満市、うるま市を訪れ、3市長に協力を要請した。宜野湾市の松川正則市長は、県民投票が普天間飛行場の固定化につながる可能性を懸念。糸満市の上原昭市長は慎重姿勢を示した

 

 

【解説】県民投票 条例に〝欠陥〟 市議会の協力見通せず

2018/11/8

 米軍普天間飛行場の辺野古移設の賛否を問う県民投票に宜野湾市、糸満市が慎重姿勢を示した。石垣市も県への協力には消極的。県は各市町村の12月議会で住民投票の投開票事務に必要な補正予算案を提案するスケジュールを想定しており、今後は各市町村長と議会の対応が焦点となる。
 宜野湾市の松川正則市長、石垣市の中山義隆市長が指摘したのは、県民投票で辺野古移設反対が多数を占め、移設に悪影響が出た場合、現実問題として普天間飛行場の固定化がさらに長期化しかねないという懸念だ。

条例によると、県民投票の設問は「普天間飛行場の代替しせつとして国が名護市辺野古に計画している辺野古米軍基地建設のための埋め立て」の賛否を問う内容。 

松川市長が指摘したように、代替施設の建設が普天間飛行上の返還や危険性除去につながることに言及しないまま、新たに米軍基地の建設に賛否を問う質問になっている。

しかし、実際には代替施設は米軍キャンプ・シュワブの海域への拡張部分建設され、新たに建設されるわけではないため、設問そのものが誤解を招きかねない内容といえる。

条例が欠陥を抱えていることもあり、今後、各市議会で県民投票の実施に理解が得られるかは見通せない。

県は県民投票を辺野古移設阻止に向けて重要な手段と位置付るが、不参加の自治体が相次ぐ事態となれば、玉城デニー知事の手腕が問われそうだ。

                       ☆

沖縄2紙はデニー知事の意を汲んで、県民大会の実施に協力的な報道姿勢だ。

だが、八重山日報は、県議会与党が多数決で強引に可決した「県民投票条例」を欠陥条例と厳しく批判している。

筆者は県民投票を「有害無益」と断じた。⇒有害無益な「県民投票」!最高裁が否定「二択の民意」

だが、八重山日報が指摘するように欠陥条例の基の県民大会なら欠陥県民投だ。

中山石垣市長や松川宜野湾市長に見習って欠陥県民投票の実施に反対する自治体が続いてほしい。

 松川宜野湾市長が指摘する、県民投票で黙殺された「普天間基地返還(米軍基地負担軽減)」の民意については、2016年12月の翁長県知事の「取り消し」めぐる裁判で、最高裁は「二択」の民意に異論を唱えている。

県民投票が実施される2年前、最高裁はすでに「二択による民意」のいかがわしさを「お見通し」であった。

福岡高裁(最高裁で同判決が確定=2016年12月)で県は「辺野古反対が民意」と主張したが、判決はこれを退け、次のように指摘した。

 「本件埋立事業によって設置される予定の本件新施設等は、普天間飛行場の施設の半分以下の面積であって、その設置予定地はキャンプ・シュワブの米軍使用水域内であることを考慮すれば、沖縄県の基地負担の軽減に資するものであり、そうである以上本件新施設等の建設に反対する民意には沿わないとしても、普天間飛行場その他の基地負担の軽減を求める民意に反するとはいえないし、両者が二者択一の関係にあることを前提とした民意がいかなるものであるかは証拠上明らかではない

 

【追記】

辺野古賛否問う住民投票に疑問の声 投票費用5億5千万円があれば給食費無料化、学校修繕も

 

米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐり実施される「辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票」の費用は5億5千万円で、県議会での審議では「これだけの予算があるなら、子育て支援や老人福祉に充てるべきではないか」と疑問視する声も上がった。(略

石垣市の父母から要望が多いのが、全教室へのクーラー設置だ。市は計画的に設置を進めており、今年度は24教室分として3100万円を計上している。概算であと1億5千万円程度あれば、残りの教室もすべて設置が完了する。

給食費無料化にかかる予算は、年間で小学校1億3478万円、中学校8169万円で、計2億1648万円。5億5千万円で、2年分の給食費を無料化できる計算だ。

市は小中学校施設の修繕費として今年度、約1億1300万円を計上したが、すべての修繕を負えるには総額でさらに約4億140万円かかる。財源不足で一気に予算措置できないため、市は年次的に修繕を進めており、修繕が終了するのは2022年度の予定。県民投票の費用が使えれば、修繕は1年で完了する。


全文は以下リンク先へ
[八重山日報 2018.11.7]
http://www.yaeyama-nippo.co.jp/archives/3431

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コメント (4)

トランプ「米下院で敗北」、それが何か?予想通り「大成功」でしょう

2018-11-08 06:09:34 | マスコミ批判

 

 

 

 

トランプが大嫌いな沖タイの今日の一面トップ。

民主、下院を奪還

トランプ政権に打撃

上院は共和 ねじれ議会

沖タイがトランプが嫌いな理由は、至極単純。

安倍首相と仲が良く、安倍首相はデニー知事を「苛めている」から。

沖タイはその程度のレベルである。

 

 

トランプ共和が下院で敗北
11/7(水) 12:38配信 共同通信

 【ワシントン共同】米中間選挙は6日投開票が行われ、トランプ大統領と対立する野党民主党が下院で8年ぶりに多数派を奪還した。有権者は政権に厳しい審判を下した。上院は共和党が多数派を維持した。米主要メディアが伝えた。ねじれ議会で党派対立が一層激化し、政局が緊迫するのは必至で、トランプ氏が掲げる「米国第一」の公約実現は困難になりそうだ。

 民主党の下院選勝利は、政権に対する国民の反感の高まりが要因。2020年の次期大統領選で再選を目指すトランプ氏には不安材料となった。

 ロシア疑惑を議会で追及し、トランプ氏の弾劾手続きに向けた動きが出る可能性がある。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181107-00000058-kyodonews-int

                                       ★

 

人事権を握れる上院で過半数が取れたので、トランプ大統領の勝利だ。

アメリカの中間選挙でねじれ現象はごく普通。1980年以降でねじれ現象がなかった期間が6年だけ。

オバマもクリントンも下院で敗北した後、二期当選を果たしている。

 

米中間選挙はトランプ氏の勝利に終わる  上院で過半数を維持し”大成功だった”と発言

2018/11/07トランプ政権, 米国ニュース

 

米中間選挙の結果がほぼ出揃いました。事前の予想通り、上院は共和党が過半数を維持し下院では民主党に譲る展開で決まる見込みです。同時に行なわれたいくつかの州知事選でも勝利を収めており、トランプ氏の敗北を報じるメディアはほぼ見られませんでした。この結果を受けて、トランプ氏がTwitterで”大成功だった”と勝利を宣言しました。

米中間選挙は「大成功」、トランプ氏ツイート
11/7(水) 14:04配信 AFP=時事

 【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は7日、前日に投開票が行われた中間選挙について、共和党が下院の過半数を割ったにもかかわらずツイッター(Twitter)に「大成功だった」と投稿した。

 上院では共和党がフロリダ州などの激戦州を制し、辛うじて過半数を維持。一方、下院では民主党が8年ぶりに過半数を奪還した。

 トランプ大統領はツイッターに「今夜は大成功だった。みんなありがとう!」と投稿した。【翻訳編集】 AFPBB News

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181107-00000023-jij_afp-int

 

 

予想通りの結果でトランプ氏の勝利となる

トランプ大統領、勝ちましたね!よかったです!

何がどう大成功だったのかは書かずに、大成功とだけ書く。たとえ下院で共和党が過半数を失っても、敗北とは言わずに大成功だと書いたんだ。これがトランプの強みだと俺は思っている。

素晴らしい結果じゃのう。議会のねじれも計算の内じゃよ。

蓋を開けてみれば、上院を共和党が守り下院を民主党に譲る予想通りの結果となりました。市場への影響もさほど出てはいないようです。同時に行なわれた州知事選に関しては、民主党優勢だと言われていた州で共和党が勝利するなど善戦しました。これらの点から考えても、今回の中間選挙はトランプ氏の勝利と認めていいでしょう。

米中間選挙の知事選、民主は4州で勝利 注目州では競り負け
11/7(水) 16:35配信 ロイター

 [タラハシー(米フロリダ州) 6日 ロイター] – 米中間選挙で6日行われた36州の知事選では、野党民主党がカンザス州を含む少なくとも4州で勝利したが、注目されたフロリダ州とオハイオ州では共和党候補に敗れた。

 フロリダ州の民主党候補でタラハシー市長のギラム氏は、共和党候補のデサンティス氏に競り負け、同州初の黒人知事誕生とはならなかった。

 共和党はオハイオ州でも州司法長官のデワイン氏が消費者金融保護局の初代局長を務めた民主党のコードレイ氏に勝利した。

 一方、2016年の大統領選でトランプ大統領に票を投じたミシガン州とカンザス州では民主党の知事候補が勝利し、2020年の大統領選で民主党が両州を奪還する期待を高める結果となった。

 民主党から米国初の黒人女性知事を目指すエイブラムス氏が出馬しているジョージア州の知事選も注目されているが、日本時間午後2時現在、決着はまだついていない。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181107-00000073-reut-n_ame

フロリダ勝ったんだ!これは2020年の大統領選もトランプ再選の目が出てきたね。

フロリダってそんなに大事なんですか?

フロリダを制した陣営が大統領選を制すとも言われてるくらいだぞ?2016年の大統領選でもそうだった。

その通りです。トランプ氏は再選を目指すべく、フロリダ州とジョージア州の州知事選を最重要視していました。ある意味中間選挙よりも注目された選挙でしたが、フロリダ州では共和党候補が見事に勝利を収めました。ジョージア州も間もなく結果が出るはずです。トランプ氏が”大成功だった”とTweetした背景の1つがここにあると私は考えています。

選挙戦でも上院の選挙区に多くの労力を割く

共同通信の記事なんですけど、これはどうなんでしょう?ちょっと何だか・・・。

トランプ共和が下院で敗北
11/7(水) 12:38配信 共同通信

 【ワシントン共同】米中間選挙は6日投開票が行われ、トランプ大統領と対立する野党民主党が下院で8年ぶりに多数派を奪還した。有権者は政権に厳しい審判を下した。上院は共和党が多数派を維持した。米主要メディアが伝えた。ねじれ議会で党派対立が一層激化し、政局が緊迫するのは必至で、トランプ氏が掲げる「米国第一」の公約実現は困難になりそうだ。

 民主党の下院選勝利は、政権に対する国民の反感の高まりが要因。2020年の次期大統領選で再選を目指すトランプ氏には不安材料となった。

 ロシア疑惑を議会で追及し、トランプ氏の弾劾手続きに向けた動きが出る可能性がある。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181107-00000058-kyodonews-int

アクセスランキングで1位に来てたな。これなんだよ。日本のマスコミはやたら”敗北”を連呼したがるね。こうして日本人に負け癖を身につけさせ、国際社会で不利な立場に追い込まれるようにしてると俺は見る。

トランプ大統領は負けてません!想定通りです!ウソはよくありません!

まあ敗北には敗北なんだけど、一部分でしかないからな。全体的にはトランプの思惑通りの展開になったわけだし、上院さえ過半数を取っていれば弾劾はありえない。その点でも共同通信は間違ったことを書いてるね。

ホントだ!弾劾手続きに向けた動きが出る可能性があるって!絶対にそんなことはありませんから!

冷静に調べれば誤りであることは分かりますので、あまり感情的にならない方がよろしいかと思います。複数の報道を横断的に読み込み、公平な視点を保つことの方がはるかに重要です。記事の順位で優劣を判断することもお勧めはしません。

ボクはいつもネットユーザーの反応を見て判断してるんですけど、その反応も全然正しいことを書いてない気がしたので、感情的になってしまいました!

マジだな。トランプは”破れかぶれ”なんて書いてる人もいてびっくりした。トランプの勝利ツイート記事の方の反応を見た方がいいんじゃない?

こっちの方が冷静な人が多いです!1980年以降でねじれ現象がなかった期間が6年だけなので、むしろ普通のことだって。日本の感覚で見てはいけないって言ってます!

ほら見ろ。他には?

人事権を握れる上院で過半数が取れたので、トランプ大統領の勝利だと書いてる人もいました!選挙戦でも多くの労力を上院の選挙区で割いてたみたいです!

米国政府は戦略的に動いてるね。下院は民主党にあげたんだよ。その一方で上院と州知事選の方に注力し、2020年の大統領選を優先することにしたわけだ。トランプ政権は強くなったよ。この2年間で不安要素がどんどんなくなって、強力なブレーンを何人も味方につけた。

大統領の政党は、中間選挙では負けることが多いみたいです!そこまで大きな負けではなかったので、市場も織り込み済みだったそうです。

最高裁判事の任命権を得ることも目標のうちの1つ

トランプ氏のもう1つの狙いとして、上院が持つ最高裁判事の任命権が挙げられています。現在の最高裁には85歳と80歳の判事がおり、どちらも民主党系でリベラルと言われています。彼らが退場しトランプ氏の意向により新たな判事が指名されれば、最高裁は共和党一色になるので支持層の拡大が見込めるのです。上院で過半数を取ることが最重要項目であり、その次に州知事選が来ているということです。

へえー!最高裁の判事か。これは確かに大成功だったと言っていいかもね。オバマの時は上下院両方で過半数を失ったからレームダックになったそうだ。

上院って大事なんですね・・・。人数が多い下院の方が力が強いんだと思ってました!

上下の時点で分かるだろww

でも、トランプ大統領が勝ててホントによかったです!今実行している政策もそのまま続きますよね?

それどころか今後に期待を持たせるような動きまで出てきてる。中間選挙を中国やロシアに妨害された!と言い始める可能性がある。こうなればトランプの独擅場だね。

米フェイスブック、アカウントを追加閉鎖 外国組織と関連の疑い
11/7(水) 16:37配信 ロイター

 [7日 ロイター] – 米フェイスブックは6日、ロシアのインターネット・リサーチ・エージェンシー(IRA)に関連しているとされるサイトがインスタグラムに作成したアカウントのリストを公表したことを受けて、アカウントを追加閉鎖したと発表した。

 フェイスブックのサイバーセキュリティー方針を統括するナサニエル・グライシャー氏は文書で、「昨日時点で既にこれらアカウントの大半を閉鎖していたが、残るアカウントも閉鎖した」と表明した。

 フェイスブックは中間選挙を控えた5日、外国組織とのつながりが疑われる不審な行動について米当局から情報提供があったとして、関与が疑われる約115のアカウントを閉鎖したことを明らかにしている。

 同社がブログで明らかにしたところによると、閉鎖したのはフェイスブックのアカウント約30件とインスタグラムのアカウント85件。インスタグラムの投稿は英語で、フェイスブックのアカウントはフランス語やロシア語のページとの関連がみられたという。

 今回、追加で何件のアカウントを閉鎖したかは明らかにしなかった。

 同社は、閉鎖したアカウントがIRAなどと関連しているかどうか、さらに分析を進める必要があるとしている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181107-00000074-reut-bus_all

ロシアが中間選挙で情報工作をしてたんですか?

トランプがそう主張するには十分な材料だと思うよ。少し前にトランプ自身が”中間選挙を中国が妨害している”と言ってただろ?今後の米中通商協議ではサイバー戦争も議題に上ると俺は見ている。非常に興味深い展開となってきたわけだ。

最後に、冒頭の記事で言及されたトランプ氏のTweetを提示します。私からは以上です。

Donald J. Trump@realDonaldTrump
Tremendous success tonight. Thank you to all!
https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1060022696703070208

中間選挙の結果に、あまり喜んだりはしないんですか?

私のことでしょうか。予想通りでしたので、特に感想はありません。これまで通りの方針を維持することになります。中国が今回の結果にどのような見解を表明するかに注目しています。

何というか、もうちょっとさ…。熱中とか、興奮するというのはないのかな?まあ別にいいか。

すごく冷静ですね!ボクと正反対の性格なのでうらやましいです!

いやまあ、みんな同じような性格だとそれはそれで面白みがないからな。ひげのおじさんもああいう感じだから、たまに来てくれると盛り上がったりするわけで。俺は今の雰囲気がちょうどいいと感じている。今こんな話をするのも変な気がするけどな。

冷静さは誰にとっても必要なことじゃよ。人それぞれ考え方も千差万別じゃ。もっと精進せい。

分かりました!ボクももっと冷静になります!

いやそういうことじゃないだろ…まあいいか。トランプ、おめでとう!これからも応援するぞ!

トランプ大統領、大成功おめでとうございます!中間選挙お疲れさまでした!

 

 

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