沿岸で新基地建設工事が行われている沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブで15日早朝、工事車両による資材の搬入が3カ月ぶりに行われた。政府による1日の関連工事再開後初めて。土砂投入に向けた準備作業が本格化する。

反対する市民らが機動隊に排除され、工事再開以後初めて工事車両による搬入が行われた=15日午後0時5分、名護市辺野古

 午前9時に32台、午後0時5分に34台の大型ダンプカーやミキサー車などがゲート内に次々と入った。

 午後の搬入では、新基地建設に反対する市民ら約70人が約50人の機動隊員に強制排除された。

 時折雨が降る中、市民らは「違法な工事はやめろ」「新たな基地を造るな」と抗議の声をあげた。