快気分析

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自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - 小笠原エリアの沈黙 その2

2016-02-15 12:33:06 | 地震 津波
 小笠原エリアの沈黙ですが、今日、発震がありました。
 2016年2月15日 3時10分ごろ 鳥島近海 M6.2 最大震度2 震源の深さ430km
 と言う事で、この近辺の西方沖についての沈黙は終了となりました。
 その後もやや南の北緯30度あたりでも小さめの深発地震があったようです。
 震源の広さがどの位かはわかりませんが、北緯25度~30度については未だのようなのでもう暫く様子見となります。
 これで先日記事にした「プレートや地殻が動こうとする力そのものが鈍ったというならば」と言う方の想定は、没かと思われます。
 マグニチュードが1大きくなるとそのエネルギーは約32倍、より正確には約31.6倍ですから、今回の地震で見る限り、プレート、或いは地殻の動きは増加していると見て良いのかも知れません。
 全体的に動きのエネルギーが増している気配が有る可能性は、火山の地震計振幅データで推測されます。

引用開始(一部抜粋)

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_kiri.html

引用終了

 霧島山のデータは一時見られない時が最近あり、更に九州方面が比較的静穏だったので、観察を延期してましたが、計測が再開されたようなので特に雲仙岳と合わせて観察再開です。
 最近はほぼ日本全体に近い場所で火山の地震計振幅が大きくなりつつありましたが、今後どのようになるのでしょうか。
 再び下降に転じ、通常に戻るであれば通常モード。
 反対にこのまま大きい水準をキープ、或いは更に上昇する場合は要注意なのかも知れません。
 更には極端に低下するのもまた異変の可能性も場合によっては多少なりともあるわけで、暫く注意となります。