快気分析

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自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - 雲仙岳 地震計の振幅計測値と動向 その7

2016-02-23 19:57:35 | 地震 津波
雲仙岳における地震計の振幅計測値ですが、依然UNNVの方は計測されていません。
2点とも見ていないとあまり傾向は掴めないのですが、計測が可能なUNMVの方だけで観察していたところ、今日は有感地震の後、綺麗に下降して傾向が現れました。
2016年2月23日 13時41分ごろ 天草灘 M3.4 最大震度1

引用開始(一部抜粋)

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_unzn.html
雲仙岳観測データ

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_kiri.html
霧島山観測データ

引用終了(グラフは直接サイトでご覧ください)

 天草での有感地震発生後、霧島山では殆ど縮小していないのに、雲仙では縮小が大きいです。
 最近の雲仙関連記事でも書きましたが、ここの所は少し地殻の動きが活発だった様で、少し雲仙岳の上記傾向が崩れた場合が増えたような気がしてました。
 それと関係あるのかどうかはまだわかりませんが、霧島山で火山性活動が活発化したようです。

引用開始(一部抜粋)

http://news.goo.ne.jp/article/rescuenow/nation/rescuenow-00000004436030.html
〔火山〕新燃岳で火山性地震増加 小規模噴火の可能性

17:55レスキューナウニュース

23日、福岡管区気象台と鹿児島地方気象台は、霧島連山の新燃岳(宮崎・鹿児島県境)で23日06:00頃から火山性地震が増加しているとして、火山の状況に関する解説情報を臨時で発表しました。

発表によると、新燃岳では23日17:00までに109回の火山性地震を観測、火山性地震が1日に100回以上発生したのは、2011年9月6日以来(104回)とのことです。なお、火山性微動は観測されておらず、傾斜計などのデータにも特段の変化は認められないとのことです。

引用終了

 「3.11前の状況と比較」でも触れましたが、霧島山は3.11の前である2011年1月から噴火がありました。
 だからと言って3.11前と酷似しているか?と言うとそうでもないと言える面もあり、それは上記の記事でも書きましたが、チリ地震規模とNZ地震規模が今回は縮小版である事です。
 噴火に関しては去年の3月から5月は桜島、口之永良部島の噴火があり噴火のピークでした。
 今年も同じパターンで春は噴火が多発するのかどうか?
 霧島山の噴火規模次第でパターンの捕らえ方は変わって来るかも知れません。