快気分析

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自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - 雲仙岳 地震計の振幅計測値と動向 その6

2016-02-19 18:30:06 | 地震 津波
 雲仙岳における地震計の振幅計測は、二つあるうちの一つ、UNNVの方が計測停止しているようなので観察できない状況です。
 メンテナンス等があるのでしょうから復旧するまでは無理に動向を見守る必要もないのかも知れません。
 UNMVの方に関する限り、薩摩半島西方沖地震後に霧島山に対して相対的に下降する傾向はどうも先日からは見られず、逆に地震後に振幅は増加しているケースがあるようです。
 但し、先日、今日は霧島山と阿蘇山の方で、薩摩半島西方沖地震の後に振幅がやや下降する傾向が見られました。

2016年2月19日 10時53分ごろ 薩摩半島西方沖 M4.0 最大震度1
2016年2月18日 23時05分ごろ 薩摩半島西方沖 M4.3 最大震度1
2016年2月18日 15時05分ごろ 薩摩半島西方沖 M3.7 最大震度1


引用開始(一部抜粋)

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_asos.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_kiri.html

引用終了

 にある通り、3回のうち1回は下降、霧島山は2回はフラット、阿蘇山は1回はフラット、1回はその後短時間上昇してからから現在フラット気味かと言う所 です。
 薩摩半島西方沖地震は比較的通常より大き目のものが短時間に3回あり、どうも横ずれストレス発生が通常より急な時があったため、発震後も上記火山の振幅が現象せずに逆に増加した場合もあったようにも見えますが、定かでは有りません。
 霧島山では火山性活動がやや活発化しているようですが、これと関係があるのかどうかも分析して、ある程度の相関性を判断できるとは思います。

引用開始(一部抜粋)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160218/k10010414131000.html
硫黄山の火口周辺が隆起か 国土地理院
2月18日 21時56分
宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山のえびの高原の硫黄山について、国土地理院は衛星のデータを解析した結果、3か月の間に火口周辺の直径300メートルの範囲で地面が隆起しているとみられると発表しました。火山噴火予知連絡会は硫黄山について「今後の活動に注意が必要だ」としています。

引用終了