快気分析

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自然災害 仕組みとアプローチ -  御前崎港に打ち上げられたカズハゴンドウ

2017-01-14 00:40:36 | 地震 津波
 前回の記事の続きです。
 同じ引用となりますが次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/318023.html

 大泉宏教授(海生哺乳類)ら2人が調査した。2頭はオスとメスでともに体長約2・5メートルの成体。カズハゴンドウは本州の沖合ではよく見られる。えさを追って港内に迷い込み、体力が弱るなどして打ち上がったと推測されるという。
 大泉教授らは、体の特徴を調べた後、研究のため解剖し標本を採った。死んだ2頭は今後、港を管轄する県が現場に埋設する。

引用終了
 
 この見方についてはその可能性も筆者は十分有りかと思います。
 「エッ、それでは前回の記事で書かれていた冷水域の影響と関係ないのでは?」と思うかも知れませんが、このように筆者の考えたのは、暖水系のカズハゴンドウは餌となる魚等の生物ものも当然殆どは暖水系なはずだからです。
 そうした餌の魚等が冷水に囲まれるに近い形で逃げ回り、っ狭い海域に集結する形となれば、それはカズハゴンドウにとっても「良い餌場」となるわけで、それを追ってグルメを満喫しているうちにカズハゴンドウも冷水域の囲まれるに近い状態となって御前崎港付近の海域に来た。
 そして当日は雨天、または曇天で月が確認できずに、水温、或いはわかりませんがもしかして陸の明りだけを頼りに御前崎港に入り込んだ・・・・・こんな所ではないでしょうか。
 ただ少なくとも言えるのは、御前崎港内の水温が低ければ港の入口で水温が低いと言う危険を察知して引き返すのが普通ですから、やはり御前崎港内の水温は港の外に比べて高かったと考えられます。
 解剖はしたらしいので、胃や腸の内容物もわかるかも知れません。
 仮に暖水系の餌が入っていたら上記のプロセスが考えられるし、空腹だったならば餌とは関係なく冷水の囲まれて逃げ回って、半ばパニックとなり2頭は死んだと考えられます。
 港内に入った後も、グルグル回るうちに出口くらいはわかりそうなものですが、やはりパニック状態だったのか、それとも出口から出ても所詮冷水域に囲まれているので逃げ場は無いと思っていたのかはわかりません。
 それとシャチなどに追われて逃げ込んだ可能性も全く無いとは言えません。
 何れにせよ打ち上げられる事の多いカズハゴンドウだった事は確かなようです。