快気分析

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仕組みとアプローチ -  離れた複数の計測地点で地震計のRMS振幅データが相対的に乖離した時にはやや目立つ地震が発生しやすい と言う傾向則

2017-06-13 08:47:01 | 地震 津波
 当ブログで以前に何度か記事にした事が有りますが、その傾向が再発しました。
 それは雲仙岳と霧島山相互での地震計のRMS振幅データが相対的に乖離した時に熊本地方やその周辺である橘湾などでやや目立つ地震が発生する事です。

引用開始(一部抜粋)

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_unzn.html
雲仙岳観測データ

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_kiri.html
霧島山観測データ

引用終了

 最近に例としては

2017年6月10日 0時14分ごろ 橘湾 M2.2     最大震度1
2017年6月9日 23時36分ごろ 橘湾 M4.2     最大震度4

2017年6月4日 23時28分ごろ 熊本県熊本地方 M3.4 最大震度2

が有ります。

 「離れた複数の計測地点で地震計のRMS振幅データが相対的に乖離した時にはやや目立つ地震が発生しやすい」と言う傾向則は顕著になる場合とそうでない場合が有り、さらにその特性も地域によりけりのようです。
 現時点では「雲仙岳と霧島山相互での地震計のRMS振幅データが相対的に結構大きな乖離が発生している」と言う点で注目かと思われます。
 ただ必ずしも再現されるとは限らない事、有感地震にまでならずにスロースリップに近い微小地震の多発で済んでしまう事もゼロではないと考えられます。
 確率としてはやや有感地震になる可能性が高い、というのがここ10日以内の傾向と言えるようです。