豊洲移転問題については様々な案が有るようです。
空地、空家問題について以前に記事にした事があるので、各案について少しまとめて見たいたお思います。
1.築地市場の跡地を売却し豊洲に全面移転する。
資金上は有利。
しかし豊洲に移転して果たして仕入れする顧客がついて来るのかはわからない。
「築地の目利きを豊洲に移転するから問題無い」と言う考え方もあるが、目利きは築地市場だけにいるわけではないので、築地以外で目利きがいる市場、海外買い付け現場でも同等になってしまう可能性が有る。
また豊洲の土壌汚染が解決されても、「工場跡地」と言うイメージが残り、それがどう影響するかはわからない。
また築地跡地を売却したとして、そこをのマンションが建てば「ストロー作用」で更に空家が増えたり、既存住宅の価格が下がる可能性が有る。
小売施設などを造れば周辺地域の百貨店などを圧迫、オフィスビルを建てれば周辺地域のオフィスビルなどを圧迫、ホテルなどが建てば同様に周辺地域のホテルの圧迫だけでなく、広域の民箔建物を圧迫となる可能性が想定できます。
2.築地市場の跡地を食のテーマパークにする。
集客すればそれ以外の地域の集客施設から「ストロー作用」で吸取る結果になりかね無い。
しかし国全体として外国人観光客が増えればトータルではプラスになる。
但し外国人観光客が「食のテーマパーク」と言う公園を目当てにわざわざ来るのかはわからない。
あくまでホンモノである「市場、つまりマーケット」を目的にする外国人観光客、或いは外国で水産物を取扱おうとしている商社や寿司店を考えている関係者は、ホンモノの「卸売市場」も見たいという可能性が有る。
3.全面的に築地市場をリニューアルして存続させる。
これなら上記二つの案の問題点はクリアできる。
しかし既に建ててしまった豊洲市場をどうするのか?と言う問題は有る。
豊洲市場を物流センターとして賃貸或いは売却できるかどうかと言う問題になって来る。
その場合、生鮮市場は通常の物流センターに変更するのは然程困難ではない可能性もゼロでは無い。
物流なら温度など衛生面は生鮮市場程は厳格でなくて良い場合が多いので変更が困難かどうかと言う所。
もう一つの問題は環状2号線や駐車場をどうするか。
対策は環状2号線や駐車場の上の階に築地市場を残すという手は考えられるが、建築技術上、どこまで可能かは調査必要。
大体こんな所でしょうか。
いずれにしても上記のどの案でも「現状の築地市場を例え数百坪でも残せないのか」と言うと、決してそんな事はないと考えられます。
中央卸売市場が2つ同時運営など有りえない、と言う考え方が有るようですが、やってみないとわからないのではないでしょうか。
例えば活魚の一部を一度築地の入荷させ、そこでセリにかけ、一部は築地で活魚販売、〆たものは築地と豊洲で扱うとかも良いかも知れません。
取り扱い量はあまり問題ではないと思います。
いずれにしても「市場施設」、特に築地も豊洲も船を接岸できるので物資補給の面だけでなく、船舶で発電した電気を送電したりなど防災拠点、災害時対策拠点として機能しやすいかと思われます。
空地、空家問題について以前に記事にした事があるので、各案について少しまとめて見たいたお思います。
1.築地市場の跡地を売却し豊洲に全面移転する。
資金上は有利。
しかし豊洲に移転して果たして仕入れする顧客がついて来るのかはわからない。
「築地の目利きを豊洲に移転するから問題無い」と言う考え方もあるが、目利きは築地市場だけにいるわけではないので、築地以外で目利きがいる市場、海外買い付け現場でも同等になってしまう可能性が有る。
また豊洲の土壌汚染が解決されても、「工場跡地」と言うイメージが残り、それがどう影響するかはわからない。
また築地跡地を売却したとして、そこをのマンションが建てば「ストロー作用」で更に空家が増えたり、既存住宅の価格が下がる可能性が有る。
小売施設などを造れば周辺地域の百貨店などを圧迫、オフィスビルを建てれば周辺地域のオフィスビルなどを圧迫、ホテルなどが建てば同様に周辺地域のホテルの圧迫だけでなく、広域の民箔建物を圧迫となる可能性が想定できます。
2.築地市場の跡地を食のテーマパークにする。
集客すればそれ以外の地域の集客施設から「ストロー作用」で吸取る結果になりかね無い。
しかし国全体として外国人観光客が増えればトータルではプラスになる。
但し外国人観光客が「食のテーマパーク」と言う公園を目当てにわざわざ来るのかはわからない。
あくまでホンモノである「市場、つまりマーケット」を目的にする外国人観光客、或いは外国で水産物を取扱おうとしている商社や寿司店を考えている関係者は、ホンモノの「卸売市場」も見たいという可能性が有る。
3.全面的に築地市場をリニューアルして存続させる。
これなら上記二つの案の問題点はクリアできる。
しかし既に建ててしまった豊洲市場をどうするのか?と言う問題は有る。
豊洲市場を物流センターとして賃貸或いは売却できるかどうかと言う問題になって来る。
その場合、生鮮市場は通常の物流センターに変更するのは然程困難ではない可能性もゼロでは無い。
物流なら温度など衛生面は生鮮市場程は厳格でなくて良い場合が多いので変更が困難かどうかと言う所。
もう一つの問題は環状2号線や駐車場をどうするか。
対策は環状2号線や駐車場の上の階に築地市場を残すという手は考えられるが、建築技術上、どこまで可能かは調査必要。
大体こんな所でしょうか。
いずれにしても上記のどの案でも「現状の築地市場を例え数百坪でも残せないのか」と言うと、決してそんな事はないと考えられます。
中央卸売市場が2つ同時運営など有りえない、と言う考え方が有るようですが、やってみないとわからないのではないでしょうか。
例えば活魚の一部を一度築地の入荷させ、そこでセリにかけ、一部は築地で活魚販売、〆たものは築地と豊洲で扱うとかも良いかも知れません。
取り扱い量はあまり問題ではないと思います。
いずれにしても「市場施設」、特に築地も豊洲も船を接岸できるので物資補給の面だけでなく、船舶で発電した電気を送電したりなど防災拠点、災害時対策拠点として機能しやすいかと思われます。